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4.OS Windows の歴史

 前回、3.OS Windows(ウインドウズ)の歴史 では、Windows 98 / 98 SE 、Windows 2000 Professional 、Windows Me ( Millennium Edition ) を振り返ってみました。 このページでは Windows XP Professional / Home edition が登場します。


Windows XP Professional / Home edition

2001年、 Windows XP ( ウインドウズ エックスピー Windows Experience [エクスペリエンス] の xp を取ったらしい )の登場により 16 ビット互換の呪縛から開放される事ができました。 Windows XP には一般家庭用の Home edition ( ホーム エディション ) と、企業用の Professional ( プロフェッショナル ) があります。



今までの Windows の一般家庭用と言えば、Windows 95 / Windows 98 / Windows ME の 16 ビット互換 OS( Windows 9X 系 )でしたが、 企業用と言えば、Windows NT / Windows 2000 Professional の全く新しい 32 ビット OS ( Windows NT 系 )でした。 今回の Windows XP は一般家庭用の Home editionと、企業用の Professional 、共にWindows NT 系 OS です。 つまりメモリリソースの問題やリアル・モードとの混在 OS は、Windows Me ( Millennium Edition ) で終了したのです。 Windows XP は Windows 2000 Professional の後継なので、常にプロテクト・モードで稼動します。

乗り換えるポイントは、すばり新規パソコン購入時が良いでしょう。 Windows 98 から Windows 2000 Professional に乗り換える時のハードルと同じと考えて良いと思います ( 互換機能も搭載されて緩やかになってはいますが・・・ )。 中には古い マザーボード やビデオカードが受け付けない場合もありますし・・・ やはり、Windows 9X 系から Windows NT 系に乗り換えるのは大変な事であります。 ただし、時代的に考えて普通の流れであるため、受け入れないわけには行きません。 OSだけ乗り換えも可能ですが、多少の知識が要求されます。 基本的にブラグ・アンド・プレイが優秀なため、インストールと同時に適当にドライバを割り振ってくれますが、やはり中には対応していないデバイスもあるでしょう( デバイスメーカーが Windows XP 用のドライバを提供していれば問題ありません。もしくは、Windows 2000 用のドライバで動作する場合もあります )。



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一般家庭用の Home Edition と、企業用の Professional の違いは、マイクロソフトの Windows XP の機能比較 に掲載されています。 どっちを取っても安定性は確保できますが、大きな違いは Professional には「ファイル システムの暗号化」があり、NTFSファイル システムに保存されたファイル内の機密データを保護する機能がついています。 これはルーターを使用して LAN を組み、ファイル共有を行なう時に必要です。 Home Edition でもファイル共有はできますが、セキュリティが心配なので Professional をオススメします。 また、インテル Pentium 4(ペンティアム フォー)プロセッサを搭載したパソコンでは、Home edition / Professional 共に対応していますが、インテル Xeon(ジーオン)プロセッサをデュアルで搭載する場合は、Windows XP Professional のみ対応になります。



テーマによりデザインが新しくなりました。これは、Windows XP からパソコンを始めるユーザーには全く問題ありませんが、以前の Windows を利用してきたユーザーにとっては受け入れるのが難しいかも知れません。 しかし、クラシックスタイルに変更する事で、Windows ME や Windows 2000 の操作が可能です。

Windows 95 から採用されたスタートメニューも斬新されました。長く起動していないプログラムは自動で隠れる様に改良されています。 もちろん、これらはユーザーが変更できます。「スタート」ボタンを押した時に表示される右上のメニューは、正直微妙です。 これが本当の意味を持つのは、この次に登場する Windows Vista からになります。


Windows XP をクラシックスタイルに変更する方法

Windows でカスタマイズしたテーマの保存方法


先に説明しましたが、Windows XP は Home Edition を選択しても、企業用OSをベースにして作られています。 それまでの家庭用OSでは、「パソコンを起動する」=「Windows を起動する」と同じ感覚で利用してきましたが、Windows XP では「ログオン」と「ログアウト」の作業が必要です。 それまでの Windows も、この仕組みなのですが、それを感じる事はなかったでしょう。 しかし、Windows 2000 のようなスタイルで一般家庭に受け入れられるとは思いません。 そこで Windows XP では、Windows 2000 と同じログイン、ログアウトをするのでが、「ようこそ」画面と呼ばれる初心者でも分かりやすい操作を提供してます。



そして避けては通れないのがユーザーアカウントの知識です。 Windows 2000 ではコンピュータの管理画面で設定するのですが、Windows XP では「ユーザーアカウント」と呼ばれる分かりやすい画面で登録、変更、削除が可能です。 アクセス権限などの知識も必要になりますが、この画面では「コンピュータの管理者」と「制限付きアカウント」の2つから選択する事で、初心者にも分かりやすくなっています。


ユーザーアカウントの設定方法 WindowsXP

WindowsXP インストール方法はこちら


サービスパック 2 により、セキュリティセンターを搭載

インターネットの常時接続が普及して、それまで以上にセキュリティが求められる時代になりました。 そこで、それまでの修正プログラム群であったサービスパック1から、セキュリティを管理する「セキュリティセンター」と呼ばれる全く新しいプログラムが組み込まれるサービスパック2へと移行します。

これにより、パソコンが危険な状態である、もしくは、危険となる行動をしようとしている場合に、警告が表示されます。 危険な状態とは、セキュリティソフトが導入されていない場合や、定義ファイルが古い場合、Windows Update を必要とする場合、インターネットでファイルをダウンロードする場合、インストールファイルを実行する場合など多くのケースを含みます。

また、脆弱がある状態で放置されるのを防ぐために、Windows Update をデフォルトで自動にします。 Windows Update 自体も、Microsoft Update に移行され、Office 製品の修正プログラムにも対応しました。



Windows の歴史を振り返り

16ビット32ビット
Windows3.1一般家庭用(16ビット互換)企業用(32ビット)
Windows95WindowsNT
Windows98/SEWindows2000 Professional
Windows Me(Millennium Edition)一般家庭用企業用
WindowsXP
Home edition
WindowsXP
Professional

Windows の歴史を振り返り、上の表にまとめて見ました。 Windows 3.1 から Windows 95 への変更は16ビットから32ビット化になったと事と、プラグ・アンド・プレイと、今の Windows スタイルを形成したすばらしい改良だと理解できました。 また Windows NT は 16 ビットとの互換性を意識せず、1 から作り出された全く新しい Windows で 32 ビット CPU に最も適している事も理解できました。 しかし、Windows 98 と Windows ME の登場は、ちょっと理解に苦しみます。Windows 95 から 3 年たった 1998 年にも肝心な内部事情が変化していないからです。 Windows 9X 系 OS のシステムリソースの不足によるフリーズの原因は、Windows カーネルの「USERモジュール」と「GDIのデータ領域」にそれぞれ 64kb づつ割り当てられていて、どちらか一方のメモリが無くなるとフリーズすると説明されています。 でもこれでは良く分からないので、というよりもなぜもっと早く変更しなかったのか( これに一番悩まされていたのは Windows 98 時代なので、次の Windows でなぜ解決できなかったのか?) を知るために MS-DOS までさかのぼったわけです。

さかのぼった結果、何が分かったのでしょう? あえて上げるとすれば、16 ビット互換 OS はリアル・モードとプロテクト・モードを行ききする危険な OS という事でしょう。 さらに 16 ビット互換である Windows 9X 系 OS をなかなか終了できなかったのは、ハードウェアの流通にも関係します ( 16 ビット互換を望むユーザーも多かったため )。 専門的な本を読むと、上にあげた「USER モジュール」と「GDI のデータ領域」両方で 128kb が致命的とは書かれていません。 むしろ、メモリ管理を OS 側が厳しく取り締まれない ( メモリの保護が出来ない ) 16 ビット互換 OS の不安定さの方が露骨になります。 OS 自体が止まってしまう原因はプロテクト・モードを維持できず DOS や 16 ビットのドライバやソフトを使用するためリアル・モードに移行した時が多い様です。 また、Windows 9X 系 OS の場合、「一般保護例外」エラー( プロテクト・モードにおけるメモリ保護違反 )の範囲が広く、これが発生した場合、OS再起動が必要となります。 Windows NT 系 OS でも「一般保護例外」エラーは発生しますが、メモリの不正利用があった時のみに範囲を狭めています。 ゆえにエラーが発生したアプリケーションを閉じれば OS の再起動は必要ないわけです。 こうして考えると、普段 Windows 9X 系 OS で発生するフリーズの原因が、指定されているメモリ容量よりも、違う所にある様に思えてしまうのは私だけでしょうか? 22 日 から長々と掲載しましたが、お付き合いいただいた皆様、ありがとうございました。


おまけの知識・・・・・・ 普通のパソコンは CPU が 1 個しかついていません。 CPU は何個同時に作業ができるか知っていますか? 答えは 1 個の CPU で出来る作業は 1 つです。「え〜、私のパソコンでは Word ( ワードプロセッサ ) ソフトと Excel ( 表計算 ) ソフトを同時に起動して作業ができるよ」 とバカにされるかも知れません。でも CPU は同時に複数の作業を出来ないのは事実です。それを OS の「マルチ・タスク」があたかも連立作業している様に見せているだけなのです。 実際の仕組みは OS が各アプリケーションを小刻みに切り替えています。切り替えるタイミングが早いので、 同時に作業している様に見せているのです。忍者の分身の術に似てますね。早く動くことで複数の人間がいる様に見せるのと・・・



追加

WindowsXP Media Center Edition 2005

2004 年 10 月 2 日発売。WindowsXP Professional をベースにした、Media Center Edition ( メディア センター エディション ) が登場。

対応したキャプチャカードや DVD のコントロールを一元管理してくれる機能を搭載した WindowsXP Professional SP2 ( ネットワークの機能が一部省かれています ) です。 噂によると、ビル・ゲイツ自身が私生活で「リビングで快適に使える OS が欲しいなぁ〜」と思ったのきっかけとか。



Windows XP Professional x64 Edition

64 ビット版 Windows XP Professional も登場。 ハードウェアでは無く、ソフトウェアで64ビットとなると珍しい登場では? Windows XP Professional x64 Edition のメリットは、クロック サイクルあたりのデータ転送量の増加、 最大で 128 GB の RAM と 16 TB の仮想メモリをサポート、アプリケーションでの大容量データ処理を高速化、 32 ビット ビジネス アプリケーションをWindows 64 (WOW64) x86 エミュレーション層で統合 (Windows 互換 32 ビットアプリケーションが、Windows XP Professional x64 Edition のサブシステム内で「そのまま」動作)、 最大 2 個の対称型 64 ビット プロセッサをサポート。



次期 Windows の名称「Vista」に決定

興味が無い人にとってはどうでも良い話ですが、開発コードネーム「LongHorn(ロングホーン)」で知られる 2006 年登場予定の Windows XP ( eXPerience ) の後継 OS の正式名称が米国本社のプレスリリースで発表されました。


Windows Vista : ホームズ備忘録

Windows Vistaインストール方法




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