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壊れていないのに、パソコンを買い換えるのはなぜ?

 心変わり?物を大切に使う気持ちを忘れた?はたまた風水?


前回 の続きです。今回は「買い換える」事について考えましょう。一般的に電卓に数字の計算以外を求めませんね。これは電卓だからです。つまり、壊れたら買い換えればいいわけで、壊れていない状態で買い換える理由は、お洒落なカラーを選びたいとか、デザインにこだわる場合です。この買い換え方法はパソコンでも通用します。ただし、パソコンは高価なため、新しいカラーやデザインが登場したからと言って頻繁に買い換えられる人はお金持ちです。

電卓は、計算結果を求めるために利用します。パソコンでもこれは同じで、円周率を求める果てしない計算をする事もします。しかし、一般的な利用方法は、答えを知りたくて計算するよりは、答えが分かっていて計算する場合が多いかも知れません。例えば、電卓なら以下の計算。

= より左は答えを求める式で、= より右が答えの 3 となります。しかし、暗算でも可能な答えですね。また、答えが3と分かっているならば、計算式は複数存在します。例えば、2 + 1 = 3 、4 - 1 = 3 、3 × 1 = 3 など。

パソコンでの一般作業は、= より右の答えが確実でなくても、ある程度ユーザーが把握している、または、期待している必要があります。むしろ、それが先行していないと、パソコンを利用するのは難しいかも知れません。

例えば動画を圧縮する場合の答えは、「=動画の圧縮完了」です。12 GB(容量の単位 ギガバイト)のテレビ録画したデータを、DVD に納まる 4 GB 程度に圧縮したい場合がこれに相当します。 ○○したいと要求する事が求める答えになります。これを解く計算を考える必要があります。

もちろん、その方法はユーザーにより異なります。

式の部分は OS だけではなく、専用のアプリケーションが必要になるかも知れません。また、これを行う計算は、数字に置き換える事ができません(少なからず私は)。つまり、答えである動画の圧縮完了を求めるならば、コンピュータに長けたユーザーしか実行する事が出来ませんでした。 しかし、OS や、その上で動作するアプリケーションのおかげで、パソコンに接続する入力機器のマウスやキーボードを用いて誰でも計算する事ができる様になりました(もちろん、説明書くらいは読む必要がある)。 パソコンを利用するために多くのユーザーが必要なのは、正確ではなくても答えを先に考える事です。それは、写真を取り込みたい、写真を加工したい、印刷(プリントアウト)したいなども同じです。 それを可能にするには、物理的な機器(ハードウェア)や、アプリケーションが必要になるかも知れませんが、それらの事は OS を介すことで、ほとんどの人がクリックを繰り返す事で可能になります。

物理的な機器が必要な場合は、購入してパソコンに増設する必要があります。 専用のソフトが必要な場合で、OS に付属していない、または、それ以上の計算結果を得たいと考えるのであれば、それを購入してインストールする必要があります。

機器の増設、ソフトウェアのインストールで、既存のパソコンでは無理と判断した場合は、その答えを求めるのを諦めるか、パソコンを買い換える必要があります。

さらに、これらの事が実行できる環境でも、パソコン本体、専用機器、ソフトウェアによっては作業にかかる時間が異なります。 これは、機器の進化により異なる、または、ソフトウェアの進化によっても異なります。式の部分も作業が必要ですが、式が答えを導き出すまでの間「=」も作業時間に置き換えられます。

= が長ければ長いほど処理に時間がかかると考えて下さい。まず、性能が低いか高いかだけで判断する場合、購入するタイミングはあまり関係ありません。同じ時期にこれらのパソコンが販売されているので、選択する事になります。ここでの答えは「動画の圧縮完了」一つなので実際よりも簡単です。作業に時間がかかっても良いと判断すれば、性能が低く低価格なパソコンを選択する事も可能です。性能が高いパソコンでは、作業時間の短縮が期待されるので、答えの「動画の圧縮完了」をより追求するのであれば、買い換える必要があるでしょう。また、最新で高性能で高価なパソコンを購入すれば、さらに作業時間を短縮できるかも知れませんが、性能が低いパソコンと比較した場合より、その差はわずかかも知れません。もちろん、これらは条件により異なり、全く関係無いかも知れません。この差と金額を天秤にかけて、どれを購入するか考えれば良いのです。

今度は時間の経過を考えてみましょう。最新で性能が高いパソコンを購入しても、数年経てば、その時代に販売されているパソコンと比べて性能が低いパソコンに降格します。ここで、答えの「動画の圧縮完了」をユーザーがどれだけ追求するかにより、買い換えるタイミングは異なります。限界を感じたらならば、買い換えに踏み切るタイミングであり、しょうがないからこれでもいいと感じたならば、もしくは、すでに「動画の圧縮完了」を求めないのであれば、買い換える必要は無いでしょう。いずれにしても、高くて高性能なパソコンを長期間使うか否かは、ユーザーが求める答えの重要性により異なる訳で、大切にするかしないかとは異なる解釈が必要です。電卓とはかなり異なるのが把握できると思われます。



パソコンの場合は、OS やアプリケーションにより求める計算結果が豊富です。そして、扱える計算や処理能力は日々進化しています。電卓と同じで、壊れたら買い換えるのは全く一緒です。必要であるならば、そうするしかありませんね。では、高価で良いパソコンを購入すれば、長く利用する事ができるのか?それは使い方によって可能でもあり、不可能でもあります。可能な理由としては、電卓と同じく、それ以外の計算をしない場合です。購入した時点でできる事以外の何かをしないのであれば、セキュリティを考慮しない場合は使い続ける事が可能で、実際にそう頻繁に買い換えられない場合は、それを承知で使い続けます。

購入時点で可能な計算以外をしたい場合、買い換えるタイミングでもです。電卓で言えば、サイン、コサイン、タンジェントの計算を必要とすれば、それに対応した電卓に買い換える事で、機能を強化します。できる事が少ない製品は、高くて良いものを購入して長く使う考え方が通用するのかも知れません。



電卓と同じで、家電テレビもそれに似ています。テレビは垂れ流される放送をひたすら視聴する装置です。 ユーザーが命令できる事と言えば、チャンネルを変える事くらいでしょうか? これらの単独の機能を持った製品を便利に利用するには、レコーダーが必要になります。 2011 年 7 月移行は地上デジタル放送に対応したテレビないと使い続ける事ができません。 テレビが壊れていないのに買い換えるなんて納得できませんね。テレビは放送を取得して画面に描画していますが、この放送自体が変更されるので、しょうがないと結論するしかありません。 それ以上の放送を求めていないユーザーにまで、強制的にアップグレードも強いられます。 しかし、地上デジタル放送は、それまでのアナログ放送に比べて解像度が 2 倍どころではありません。 アナログ放送とデジタル放送のどちらを望むかと言えば、それはデジタル放送を望むでしょう 。ただし、問題なのは買い換えるタイミングをこちらが選択できないところにあります(我慢することで乗り越えられない)。

パソコンでも、新しい技術を使いたい場合は、いくら購入した時良いものを選んでも、買い換える必要が生じます。新しい技術を必要としない作業であれば、壊れるまで使い続ける事もできます。 サポートが切れる事があっても、2001 年 7 月といった特定の日付で、使用できなくなる事はありません(今のところ)。アップグレードするかしないかは、使い手が行う作業に依存します。

新しい事を始めなければ使い続けられますが、同じ作業をするにしても、3 年後に発売されたパソコンを購入した方が早い時間で作業を終える事が可能である場合が多いです。 今回の地デジは、家電製品では希な現象ですが、パソコンではこのサイクルが早いです。 地デジ対応テレビを購入する場合は、高価で良い物を購入して長く使おうと考えても良いかも知れませんが(液晶の寿命もありますが)、パソコンでもその考え方が通用するかと言うと、決してそうではありません。



考えてみてください。一つの機能に絞られた機器とは異なり、パソコンは無数の作業が可能な機器です。複数の機能を結んで処理する、いわば中枢となるパソコンのサイクルが早くなるのは必然的でしょう。 古いパソコンに最新の機器を接続する事も可能な場合もあります。しかし、処理能力が付いていけず、とても使い難い機器となってしまうのです。パソコンを長く利用するには、高価で最新のパソコンを購入するのではなく、出来ない作業に手を出さず、購入した時代に出来る事だけをやり続けるしかありません。 その考え方を用いれば、逆に頻繁に購入する必要が無いとも言えます。利用するユーザーの要望次第なのです。割り切って使い続けるのも賢い利用方法です。




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