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Windows 7 のホームグループを使う 前編

 Windows 7 から搭載された「ホームグループ」は、LAN に接続されたパソコン同士で簡単にファイルやフォルダーを共有できる機能です。 この機能は Windows 7 でしか利用できず、エクスプローラーに新に搭載されたライブラリ機能と連動しています。


Windows7(ウインドウズ セブン) では、簡単なネットワークキングの方法として「ホームグループ」と呼ばれる機能が搭載されました。 ネットワーキング?簡単に言ってしまえば、ここでのネットワーキングとは、LAN に接続された複数のパソコンでデータを共有する事です。 しかしながら、簡単にできるものほど、心配が募るのが一般的です。ホームグループの説明は、公式サイトの以下のページが参考になります。

Home Sweet ホームグループ



LAN に接続された複数のパソコンでデータを共有するには、まず LAN を構築する必要があります。それをクリアしたら、次は企業向けの「ドメイン」と、一般家庭向けの「ワークグループ」のどちらを使うかになりますが、Windows Server を所有しない環境では、一般家庭向けの「ワークグループ」が今までの方法でした。 しかし、この設定はある程度パソコンを勉強する必要があり、フォルダーを共有できない、あのパソコンに保管されたデータを移動できないなど、困った状況に陥る事も多くある様です。それは、Windows の問題ではなく、設定するユーザー次第なのですが、気軽に利用できるレベルでは無いのが、一般的なのかも知れません。



Microsoft Windows 10 Professional (32bit/64bit 日本語版 USBフラッシュドライブ)

そこで登場したのが、「ホームグループ」となります。 それまでの Windows を利用してきたユーザーにとっては、「ワークグループ」と混乱するかと思われます。「ホームグループ」は、Windows 7 でしか利用できません。 つまり、LAN に接続された 3 台のパソコンでホームグループを設定するには、3 台とも Windows 7 である必要があります。 なお、「ホームグループ」は Windows 7 Starter および Windows 7 Home Basic で参加する事はできますが、作成する事はできません。 作成できるのは、Home Premium 以上のエディションとなります( つまり、一台は確実に Home Premium 以上のエディションを所有している必要があります )。 また、「Windows Server 2008 R2」では使用できません。ホームグループに参加する条件は、同じサブネットに存在するパソコン、ネットワークの探索が有効になっているパソコン、電源が入っているパソコン(スリープ、休止状態では、そのパソコンが表示されない)となります。



「ホームグループ」の仕組みを Windows 7 RC を経て、正式版でも探っていましたが、管理人には理解できない事が多いです。 まず、「ホームグループ」は LAN 内に一つだけ作成できます。正確には、パソコン毎に作成できてしまいます。 例えば、「ホームグループ)を作成しても、そのパソコンの電源を落とした状態では、他のパソコンが参加する事ができず、新規に「ホームグループ」を作成するウィザードが表示されます。もちろん、一度参加してませば、「ホームグループ」を作成したパソコンの電源を落としても、単純にそのパソコンのデータが参照できないだけで、「ホームグループ」がいくつも存在する状態にはなりません。参加したり終了したりを繰り返すと、複数の「ホームグループ」が作成されてしまう場合がありますが、それを統合する事もできます。

以上の事から、結局利用するのは LAN で一つの「ホームグループ」になります。 適当に一台のパソコンでウィザードに従って「ホームグループ」を作成して、他のパソコンはその「ホームグループ」に参加する形式となります。 「ホームグループ」を作成したパソコンでは、パスワードが発行され、そのパスワードを入力した他のパソコンが「ホームグループ」に参加します(パスワードの入力は参加する最初の設定だけ)。



アカウントはどうなるのか?通常、ワークグループで共有する場合、アカウントを双方のパソコンに設定する必要があります。 それ以外の方法として、簡易共有で誰でも利用可能にする設定があります( Windows 7 や Windows Vista では、パスワードで保護共有を無効にする場合、なおかつ、アクセス権に「Everyone」が存在する)。 ホームグループの場合は、「HomeGroupUser」なるアカウントが自動で作成され、ホームグループ作成時のパスワードを登録した Windows 7 パソコンが共有可能となります。 はやい話が、これらの知識が無くても、同じサブネットマスクで接続された LAN が構築されていれば、ホームグループにより共有可能になります。



「ホームグループ」は、ファイヤーウォールを「ホームネットワーク」に設定する必要があります。 従来の「ワークグループ」による共有は、「社内ネットワーク」でも可能です。



「ホームグループ」で共有するフォルダーは、自由に設定できるものの、Windows 7 のエクスプローラーに新に搭載された「ライブラリ」を理解する必要があります。 ホームグループの規定では、ライブラリが共有されるので、ライブラリを積極的に利用するユーザーは、多くのフォルダーを共有する事になってしまいます。 しかし、ライブラリの機能を維持しつつ、共有だけをフォルダー毎に「なし」に設定する事が可能です。 「ホームグループ」による共有は、フォルダー毎に「読み込み」または「読み込み/書き込み」を設定できます。 フォルダー毎に特定のユーザーだけに公開するのは、「ワークグループ」を利用しない限り不可能と思われます。 まず、アクセス権に「HomeGroupUser」と「Everyone」を削除する必要があり、特定のユーザーを指定するには、そのパソコンに許可するパソコンのアカウントを登録する必要があります。 これだと、「ホームグループ」ではなく、従来の「ワークグループ」になってしまいます。 つまり、従来方式の簡易共有、または、全てのパソコンにアカウントを登録して特定のユーザーだけと共有する方法を利用するユーザーにとって、「ホームグループ」の必要性は皆無と思われます。



「ホームグループ」の設定ウィザードで指定できる項目は、「ピクチャ」「ドキュメント」「ビデオ」「ミュージック」「プリンター」の 4 つです。 これは、「プリンター」を除いて Windows 7 に新たに搭載された「エクスプローラー」の「ライブラリ」を意味します。 つまり、「ホームグループ」で共有した場合、「ライブラリ」にフォルダーを追加、または、追加されたフォルダーにファイルを移動すれば、それらのものも簡単に共有する事ができます。

Windows 7:ライブラリ - エクスプローラー



「ライブラリ」に任意で追加した項目は、「ホームグループ」設定ウィザードには表示されません。 よって、自動で共有される事はありません。この場合、共有したいのであれば、任意で作成した「ライブラリ(右のスクリーンショットでは「レストレイド警部」)」をクリックして、上部メニューの「共有」をクリックします。 「ホームグループ(読み取り)」、「ホームグループ(読み込み/書き込み)」の権限を指定する事で、他のパソコンから「エクスプローラー」の「ホームグループ」で参照可能になります。



このスクリーンショットは、他のパソコンから任意で作成したライブラリにアクセスしている画面です。 もちろん、任意で作成したライブラリにはフォルダーと関連付けられているので、ここへドラッグアンドドロップしてファイルやフォルダーを追加すれば、それらのデータも共有する事ができます。



「ライブラリ」は個人で利用するには便利ですが、公開されては困るフォルダーやファイルも存在するかも知れません。 そんな時は、公開したくないフォルダーをクリックして、上部の「共有」ボタンをクリックします。さらに「なし」をクリックします。



プライベート フォルダーに切り替わり、ライブラリが「ホームグループ」で共有されているものの、プライベート フォルダーは公開されない状況を作り出す事ができます。 再び公開するのであれば、プライベート フォルダーをクリックして、上部の「共有」ボタンをクリックします。 「ホームグループ(読み取り)」、「ホームグループ(読み込み/書き込み)」の権限をクリックします。 フォルダーアイコンに「鍵」マークが表示される事で、「ライブラリ」内で共有されているものと、されていないものを簡単に把握できます。



ファイル単位で共有を拒否する場合は、ファイルをクリックして上部の「共有」ボタンをクリックします。さらに「なし」をクリックします。



設定したパソコンでは、ファイルがプライベートになり、「鍵」マークが表示されます。



こちらは、「ホームグループ」に参加した他のパソコンから「ライブラリ」の「ピクチャ」を参照したスクリーンショットです。 上で「共有なし」に設定した写真「ロックハート城034.JPG」は表示されません。 以上の事から、ホームグループは「ライブラリ」を使い共有するのは簡単ですが、非公開にするには手間がかかります(共有、非共有のファイルがフォルダーでまとめられているか、またその数によって異なります)。



「ホームグループ」はライブラリに依存しないフォルダー(ライブラリに登録されているフォルダーは自動的に共有される)も、右クリックで共有する事ができます。



しかし、この場合は「エクスプローラー」の「ホームグループ」には表示されず、「ネットワーク」から階層構造を展開して参照する事になります。 例えば、上で任意に「ホームグループ」で共有したフォルダー「ロックハート城」は、アカウント「holmes」のデスクトップに存在します。 これを「ホームグループ」に参加した他の Windows 7 から参照する場合は、「エクスプローラー」を起動して、「ネットワーク」をクリックします。 「コンピューター名」→「Users」→「アカウント名」→「Desktop」を順番にクリックすると、「ロックハート城」フォルダーを参照できます。



通常、「ホームグループ」で共有されるものは、「エクスプローラー」の「ネットワーク」から参照しても、右のスクリーンショットの程度です。 デスクトップのフォルダーを共有した場合、「Desktop」でそのフォルダーだけを参照できますが、そうでなければ何も表示されません。



アクセス権を変更して混乱すると、丸見えになる場合もあります。これには注意が必要です(「共有なし」を選択すればOK)。



共有の詳細設定

「ホームグループ」を利用するには、「ネットワークと共有センター」の「共有の詳細設定の変更」で、「ネットワークの探索を有効にする」に設定されている必要があります(これは、ワークグループによる共有も同じ)。



「ファイルとプリンターの共有を有効にする」に設定されている必要があります。 「ワークグループ」による共有の場合は、参照するだけなら無効でも構いませんでした。 例えば、プリンターを共有する場合、プリンターが接続されたパソコンでは、「ファイルとプリンターの共有を有効にする」に設定して、それを利用する他のパソコンは「ファイルとプリンターの共有を無効にする」でも構いません。 「ホームグループ」では、これを有効にする必要があります。



パブリック フォルダーの共有は自由です。規定では有効になっていて、「ライブラリ」にも関連付けられています。 ネットワークを問わず、アカウントを超えて共有する方法として、パブリック フォルダーに保管すると便利です。 パブリック フォルダーを参照するには、「エクスプローラー」を起動して、「コンピューター」→「ユーザー」に存在します。



「パスワード保護の共有」は規定で「有効」になっていて、「ホームグループ」ではこのままでもアクセスできます。 「ワークグループ」による従来の共有では、「無効」にすると簡易共有となり、各パソコンに双方のアカウントを作成しなくても共有が可能になります。 「有効」にすると、各パソコンに双方のアカウントを作成する必要があり、フォルダー毎に共有する相手を指定できます。 ファイル共有で接続出来ない場合、これを「無効」にするのが最も簡単ですが、誰でもアクセスできる事になります。



「ホームグループ接続」は、「Windowsでホームグループ接続を管理できるようにする(推奨)」が最も簡単な接続方法です(双方にアカウントを登録する必要がない)。しかし、すでに双方のアカウントを登録してあるコンピューターを使ったネットワークであるならば、「ユーザーアカウントとパスワードを使用して他のコンピューターに接続する」を選択する事もできます。アクセス可能なコンピューターを指定するならば、後者を選択する事になりますが、既に構築された「ワークグループ」も簡易共有であるならば、前者を選択します。どうしても接続できないのであれば、やはり前者を選択する事になり、それでも接続できない場合は、LNA 構築の設定を疑う事になります。

次のページでは、はホームグループで出来る事の説明の最後として、「Windows Media Player 12 とホームグループ動作」と、ホームグループに依存しないファイル共有による音楽ファイルやビデオファイルを Windows Media Player 12 で利用する方法、肝心なホームグループの作成と参加方法を掲載します。




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