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フォルダー、ファイルの共有方法(クラシックモデルの共有)

 LAN に接続した複数のコンピューターで、クラシックモデルの共有を利用してフォルダーやファイルを共有する方法を説明します。


前回 の続きです。 Windows 2000 Professional を利用していたユーザーにとっては馴染み深いかも知れませんが、そもそも Windows XP ですら 2 世代前の OS になってしまったので、それまでの説明方法が通用しないかも知れません。 「簡易ファイルの共有」はアカウント「Everyone」を使った共有なので、簡単であるものの LAN に接続されたパソコンから誰でも共有フォルダー、ファイル、プリンターを操作可能になります。これを、利用するユーザーをアカウントにより限定させる事ができるのが、クラシックモデルの共有となります。



「クラシックモデルの共有」は、共有するフォルダーやプリンターが存在するパソコンに、アクセスする他のパソコンのアカウントも登録する必要があります。 そして、ワークグループ名を統一する必要があります(これは前のページで説明しました)。 例えば、「パソコン1」のアカウント「A」さんが、「パソコン2」のカウント「B」さんのフォルダーやプリンターにアクセスする場合、パソコン「2」にもアカウント「A」さんを作成する必要があります。パソコン「2」のアカウント「B」さんが、パソコン「1」のアカウント「A」さんのフォルダーやプリンターにアクセスする場合は、パソコン「1」にもアカウント「B」さんを作成する必要があります。 LAN に接続されたパソコンが2台なら、別に問題はありません。



フォルダーの共有は便利であり、一時的なバックアップに他のパソコンの ハードディスクドライブ の領域を利用できます。もし、4 台のパソコンがあり、気兼ねなくフォルダーを共有するのであれば、アカウントの設定は右のスクリーンショットになります。



もし、パソコン「2」に接続されたプリンターを、LAN に接続された全てのパソコンから使いたいのであれば、パソコン「2」だけに、アカウント「A」、アカウント「C」、アカウント「D」を追加すれば良いでしょう。もちろん、パソコン「2」とUSB接続されたプリンターであるならば、パソコン「2」とプリンターの電源が ON の時だけ、他のパソコンから利用できます。 Windows XP の共有モデルを変更するには、以下のページを参照して下さい。

アカウントの共有とセキュリティモデルの変更方法



今回は、LAN に接続された 2 台のパソコンでフォルダーの共有を実行してみたいと思います。 Windows XP Professional SP3 のアカウントは「XPMUser」、Windows 7 Ultimate のアカウントは「holmes」です。 つまり、Windows XP Professional SP3 にアカウント「holmes」を作成して、Windows 7 Ultimate にアカウント「XPMUser」を作成しておきます。 アカウントの追加方法は以下を参照して下さい。




このページでは、Windows XP と Windows 7 でかにファイル共有の方法を掲載します。 Windows Vista は Windows 7 とほぼ同じなので、違うところだけを部分的に紹介しています。 掲載する流れは、Windows XP で共有フォルダーを作成して、Windows 7 でアクセスする、次に、Windows 7 で共有フォルダーを作成して Windows XP でアクセスする。 この二つで Windows XP 同士による共有や、Windows 7 同士による共有もカバーできると思われます。 Windows XP はここ、Windows 7 はここと言った、個別に参照すれば分かる様にはなっていません(他の OS が関係する作業なので、そういった説明を構成する事は管理人にはできませんでした)。 簡易ファイルの共有に関しては、一つ前ののページに掲載してあります。これから挑戦するのであれば、この前のページも読んでおいた方が無難です。また、IP アドレスの設定や LAN の構築は、ページを前に戻って参照して下さい。 内容は ADSL 接続事例となっていますが、基本的にルーターを使った有線LAMの設定方法になります。



Windows XP に共有フォルダーを作成、Windows 7からアクセス

共有するフォルダーを作成します。すでに共有したいフォルダーがある場合、作成する必要はありませんが、ここでは説明のためにデスクトップに共有フォルダーを作成してみたいと思います。デスクトップで右クリックして、コンテキストメニューの「新規作成(W)」→「フォルダ(F)」をクリックします。



作成した「新しいフォルダ」を右クリックして、コンテキストメニューの「共有とセキュリティ(H)」をクリックします。ちなみに、「新しいフォルダ」にメモ帳でテキストファイルを保管しました。



プロパティが開いたら、「共有」タブをクリックします。前回の「簡易ファイルの共有」と異なり、ユーザー数制限やアクセス許可の詳細を指定できます。 これは、Windows XP の規定であった アカウントの共有とセキュリティモデルを変更 したからです。 「このフォルダを共有する(S)」にチェックを入れます(クリックする)。さらに、「アクセス許可(P)」ボタンをクリックします。



現在、このフォルダーにアクセス可能なグループ名、または、ユーザー名が表示されています。 アクセス許可も「読み取り」「変更」「フルコントロール」と詳細に指定できます。 しかし、「Everyone」が存在している以上、簡易ファイルの共有レベルと同じです。 ここでアカウントを適切にしています。「追加(D)」ボタンをクリックします。



「ユーザーまたはグループの選択」が開きました。「詳細設定(A)」ボタンをクリックします。



「今すぐ検索(N)」ボタンをクリックします。



今回、このフォルダーを共有したい相手は、LAN に接続された Windows 7 Ultimate がインストールされたパソコン、アカウント「holmes」です。もちろん、ここに他のパソコンのアカウントが自動的に表示されるわけではなく、このパソコンにアカウント「holmes」を登録しました。「holmes」をクリックして、さらに「OK」ボタンをクリックします。



「OK」ボタンをクリックします。



グループ名またはユーザー名にアカウント「holmes」が登録されました。これをクリックして、アクセス権を設定します。 通常、「読み取り」だけが「許可」されていますが、Windows 7 Ultimate のアカウント「holmes」が共有フォルダー内のファイルを変更、または、新規にファイルを追加可能にするには、「変更」にもチェックを入れます(クリックでチェックを入れる、再びクリックするとチェックが外れます)。



さらに、「Everyone」が存在すると、「簡易ファイルの共有」とセキュリティレベルが同じなので、これをクリックして、さらに「削除(R)」ボタンをクリックします。



「適用(A)」ボタンをクリックします。



フォルダーアイコンに手のマークが表示され、共有フォルダーとなりました。 なお、今設定したのは、このフォルダーの共有に関する権限です。 通常の権限は、「セキュリティ」タブをクリックした時に表示されます。 もし、ファイヤーウォールソフトを導入しているならば、Windows 7 Utimate のインストールされたパソコンからのアクセスを許可する設定をします。



さて、LAN に接続された Windows 7 Ultimate がインストールされたパソコンの設定をしましょう。 「ネットワークと共有センター」を開きます。



ネットワークの種類が、ホームネットワークか社内ネットワークである事を確認して下さい。 Windows 7 だけが利用できるホームグループを利用する場合は、「ホームネットワーク」を指定します。 変更方法は、「ネットワーク」下に表示されたテキストリンクをクリックします(スクリーンショットでは「社内ネットワーク」と表示されています)。従来のワークグループによるフォルダーとプリンターの共有であるならば、「社内ネットワーク」を選択すれば良いでしょう。「ネットワークの場所の指定」は、ファイヤーウォールの設定です。 3 つのファイヤーウォール設定を簡単に切り換え可能になっていますが、詳細設定も可能です。 つまり、3 つの大きな設定が用意されているものの、その設定の内容を、より使いやすい様に変更できます。



「ネットワークと共有センター」の左上の「共有の詳細設定の変更」をクリックします。



まず、「ネットワークの探索を有効にする」にチェックを入れます(クリックする)。これにより、LAN に接続された他のパソコンから、このパソコンを探索でき、さらに、他のパソコンを探索できます。



ファイルのプリンターの共有は、このパソコンのファイル、フォルダー、プリンターを、LAN に接続された他のパソコンから参照するための設定です。 このパソコンに共有するファイル、フォルダー、プリンターが無い場合、また、他のパソコンのファイル、フォルダー、プリンターを参照、変更、利用するだけならば、「ファイルとプリンターの共有を無効にする」をチェックしても構いません。



「パスワード保護共有」を無効にすると、Windows XP で規定となっている「簡易ファイルの共有」となります。 今回は相手のパソコンに、こちらのアカウントを登録したので「有効」にします。 最後に「変更を保存」ボタンをクリックすると、先ほど Windows XP に作成した共有フォルダーを参照できると思います。 アクセスできない場合は、もう一度前のページへ戻って確認して下さい。



Windows Vista は、「ネットワークと共有センター」の下段に設定場所があります。先に説明した Windows 7 と設定方法は同じです。



Windows 7 でネットワークを開き、Windows XP がインストールされたパソコンに設定したコンピューター名をダブルクリックします。



Windows XP のデスクトップに作成した「新しいフォルダ」が表示されました。これをダブルクリックします。



Windows 7 がインストールされたパソコンで、Windows XP の共有フォルダー内に保管されたテキストを開くことができました。ファイル共有で「読み取り」と「変更」を設定したので、このファイルを変更して上書き保存する事も、フォルダーに新規ファイルを作成する事も可能です。



Windows 7 に共有フォルダーを作成、Windows XPからアクセス

Windows 7 上のフォルダーを共有フォルダーにする方法です。 「ネットワークと共有センター」を開き、「共有の詳細設定の変更」をクリックします。 「ネットワーク探索を有効にする」「パスワード保護の共有を有効にする」は同じですが、今度は配信する側になるため、「ファイルとプリンターの共有を有効にする」に変更する必要があります。LANに接続された他のパソコンの共有フォルダーや、プリンターを利用する場合は、この設定は無効でも構いませんでした。



なお、Windows Vista では、「ネットワークと共有センター」の下段に同じ設定があります。 ファイヤーウォールソフトが管理している場合は、灰色に表示され、変更不能になっています。 ファイヤーウォールで共有を有効にして下さい。



「アカウントの管理」で、Windows XP Professional SP3 のアカウントを作成します。「スタート」ボタン→「コントロールパネル」→「ユーザーアカウントの追加または削除」。



Windows XP Professional SP3 では、この説明は省きましたが、今回は試しに「標準ユーザー」として Windows XP Professional SP3 のアカウントを Windows 7 に作成してみました。



アカウントの作成が完了しました。Windows XP Professional SP3 では、パスワードを指定して管理者権限で作成した「XPMUser」アカウントを、Windows 7 Ultimate ではあえて「標準ユーザー」権限でパスワード無しにしてみました。



共有させたいフォルダーを右クリックして、コンテキストメニューの「共有」→「特定のユーザー」をクリックします。「なし」は共有を解除する時に選択して、残りは Windows 7 同士が利用できるホームグループの設定となります。



ここで、ファイルを共有するアカウントを選択します。



空白のリストボックスをクリックして、共有させたい Windows XP Professional SP3 のアカウントをクリックします。今回は「XPMUser」がそれになります。



「追加(A)」ボタンをクリックします。



このフォルダーにアクセスできるアカウントに「XPMUser」が設定されました。しかし、このままでは「読み取り」だけの権限しかありません。



他のユーザーが、このフォルダーにファイルを保存したり、保存されたファイルを変更したりするには、「読み取り」をクリックして、コンテキストメニューの「読み取り/書き込み」をクリックします。



これで、「XPMUser」の権限が変更されました。「共有(H)」ボタンをクリックします。



共有設定が完了しました。「終了(D)」ボタンをクリックします。



Windows XP とは異なり、手の平に持ち上げられたフォルダーアイコンは表示されません。



今設定したアクセス権は、共有フォルダーに関してで、このパソコンで利用するアクセス権は、プロパティの「セキュリティ」タブにあります(特に変更する必要はありません)。


共有設定 セキュリティ


さて、Windows 7 Ultimate のデスクトップに作成した共有フォルダーを、LAN に接続された Windows XP Professional SP3 からアクセスしてみましょう。「スタート」ボタン→「マイネットワーク」をクリックするとネットワークフォルダーにそれが表示されます。これをダブルクリックします。



デスクトップは私的な場所であり、Windows 7 Ultimate に作成した Windows XP Professional SP3 のアカウント「XPMUser」の権限は「標準ユーザー」です。 そのため、ユーザー名とパスワードを求められます。ユーザー名に Windows XP Professional SP3 にログインしているアカウント(Windows 7 Ultimateにアカウントを作成済み)を入力して、パスワードを入力します(アカウント登録時、パスワードを指定した場合)。今回は「パスワードを記憶する(R)」にチェックを入れずに、「OK」ボタンをクリックします。



Windows 7 Ultimate に作成した Windows XP Professional SP3 のアカウント「XPMUser」の権限は「標準ユーザー」です。当然ながら、Windows 7 Ultimate の権限「管理者ユーザー」のアカウント「holmes」のデスクトップに作成した共有フォルダーに、アカウント「XPMUser」パスワード無しでアクセスする事ができませんでした。



そこで、Windows 7 Ultimate の権限「標準ユーザー」のアカウント「XPMUser」に、パスワードを作成します。「スタート」ボタン→「コントロールパネル」→「ユーザーアカウントの追加または削除」を開き、「XPMUser」をクリックして、さらに「パスワードの作成」をクリックします。



Windows XP Professional SP3 のアカウント「XPMUser」と同じパスワードを入力して「パスワードの作成」ボタンをクリックします。



以上で Windows 7 Ultimate のデスクトップに作成した共有フォルダーを、LAN に接続された Windows XP Professional SP3 からアクセス可能になりました。



Windows 7 Ultimate のデスクトップに作成した共有フォルダーのセキュリティ。「編集」ボタンをクリックして、アクセス許可の詳細を変更できます。



今回、Windows 7 Professional 64bit にインストールした Windows XP Mode と Virtual PC のゲスト OS Windows 7 Ultimate RC を利用して、いろいろ設定してみましたが、両方の環境を同じデスクトップに表示でき、再起動も簡単なのでいくらでも気軽に設定を楽しめます。 しかしながら、現実的には、例えば一階と二階のコンピューターを使ってフォルダー共有する場合、設定を変更するために行き来する必要があります。これは流石にしんどい作業となります。



まず、LAN に接続された全てのコンピューターを手動 IP アドレスに切り換えて、ルーターの LAN 側の DHCP を無効にします。 全てのコンピューターのプライベート IP アドレス、ルーターの LAN 側のプライベート IP アドレス、サブネットマスクを紙に書き留めます(各パソコンのファイヤーウォールの設定で必要になるかも知れません)。 次にコンピューターに設定されたアカウントを書き留めます、また、パスワードを指定する必要があるので、既存のアカウントでパスワードを設定していない場合は、パスワードを考えましょう。 そして、全てのコンピューターのアカウントと一緒に、パスワードも書き留めます。



このメモを元に順番にIPアドレスの設定、アカウントの作成、パスワードの作成を実行すれば、設定ミスを低減できます。あとは、好きな場所に共有フォルダーを作成して、共有を許可するユーザーをフォルダー毎に登録すれば良いでしょう。



クラシックモデルの共有は、グループを指定でき(直接入力して登録する)、セキュリティの詳細設定が可能で、「Everyone」アカウントによるアクセスを拒否できます。 IP アドレスの設定は、このカテゴリを最初からお読みください。

ワトソンのパソコン教室 – Windowsの基本操作 – ネットワーク - LAN構築




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