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Windows Vista に付属する フォトギャラリーでデジカメから写真を取り込む方法

 前回は、デジタルカメラからコンピューターに写真を移動する基本的な方法を紹介しました。今回は、Windows Vista に付属する Windows フォトギャラリーを使った写真の取り込み方法を紹介します。なお、Windows フォトギャラリーは、Windows Vista だけに付属するアプリケーションです。現在では Windows Live サービスの Windows Live フォトギャラリーに置き換わっており、Windows XP や Windows 7 でも利用できます。


前回 説明したファイルの保管方法が基本となりますが、高性能なデジカメが安価になり、記録するメモリスティックも、パソコンで保管する ハードディスクドライブ も安価で大容量化が実現しています。この状態では、写真をフォルダで管理するのにも限界があり、仮にパソコンに写真を保管したとしても、それを瞬時に検索して利用する事が難しい時代になりました。 この場合、求められるのは、写真を効率良く管理するアプリケーションです。



Windows Vista には、写真と動画をサムネイルとタグで管理する「Windows フォトギャラリー」が付属しています。 基本的には、上で説明したフォルダ管理を自動化して、タグと呼ばれる情報を付加することで検索を可能にしています。 さらに、写真とビデオのサムネイル化で、直感的に必要なファイルを探す事も可能です。管理人は市販の写真管理ソフトを利用した事が無いのでなおさらですが、とても便利なアプリケーションだと思います。



基本的に画像はフォルダによる管理です。上でも説明しましたが、もし、2 つの意味を持つ1枚の画像をフォルダだけで管理した場合、重複する画像が存在する事になります。 例えば、右の例では写真「CIMG1108.JPG」が「ディオゲネスクラブ」フォルダと「モーツァルト」フォルダに存在する事になります。



しかし、Windows フォトギャラリーは、フォルダ管理を基本として、新にタグと呼ばれる情報を付加することができます。 これにより、画像は確実に1枚だけ保管して、複数のタグを入力する事で、フォルダを超えた検索が可能になります。 例えば、「モーツァルト」フォルダには「CIMG1106.JPG」しか保管されていませんが、「ディオゲネスクラブ」フォルダに保管された「CIMG1108.JPG」には、「ディオゲネス」の他に「モーツァルト」の情報も含んでいます。結果、「モーツァルト」で検索した時に、「CIMG1106.JPG」と「CIMG1108.JPG」を表示する事が可能になります。

いずれにしても、管理するにはデータベースの概念を知る必要があります。しかし、趣味で使うのにそんな事を勉強するのは面倒です。 しかし、データベース基盤は「Windows フォトギャラリー」と呼ばれるアプリケーションです。既に存在するものなので、勉強する必要はありません。 ただし、データベースは基盤を構築しただけでは意味がありません。データが入ってこそ便利なのです。 既に保管されたデータにタグを入力していくのは面倒ですね。もちろん、Windows フォトギャラリーはタグ入力が簡単にできる様になっています。 それでも面倒なのは確かです。

この作業を怠らないためには、デジカメからパソコンに転送する時が一番です。 Windows XP までは、パソコンに転送する時にフォルダ以外の指定はしませんでした。 つまり、面倒な作業が一つ増えた事になりますが、これが蓄積される事で、画像が膨大に増えた時に簡単に見つける事が可能になります。 もちろん、いい加減なタグ入力をしていると、それも難しくなるのは確かです。



この作業は、「画像の読み込み」を選択して行います。おそらく、Windows Vista ではこれを選択するのが一般的でしょう。



デジカメ内の画像の一覧表示はできませんが、タグを入力するフォームが表示されます。まずは、写真を取り込む前に、左下のオプションをクリックしてみましょう。 これをやらなければ、効率的な管理は難しくなります。



ここで、読み込み時の詳細設定が可能になります。管理人は、写真を「年」で振り分けています。これは「2006」「2007」「2008」などの名前の付いたフォルダです。 読み込み先にこれを指定しています。つまり、年が変わった時だけ、新しい年のフォルダを作り、この詳細設定で読み込み先を変更します。 今年は「2008」フォルダへ。年に一回だけ一つのフォルダを作成します。来年は「2009」フォルダに変更します。 これは、管理人の使い方で、ひとつの例でしかありません。自由に設計すれば良いでしょう。



フォルダ名は、デジカメからパソコンに読み込む日付と、その際に入力したタグを選択しています。 これにより、「2008」フォルダ内に「2008-01-08 洋書」などのフォルダが作成され、その中に写真が保管されます。 つまり、フォルダをわざわざ作る必要無いのです。実際に取り込んでいくと、右の様に保管されます。



ファイル名は、取り込む写真やビデオに付ける名前です。 ここで「タグ」を指定すると、取り込む時にフォームに入力したタグ名がファイル名となり、001、002 〜と自動で連番が付きます。 実際に取り込むと右の様になります。



その他のオプションで、「読み込み時にタグを要求する」にチェックを入れると、自然と効率的に写真の管理ができます。 「常に読み込み後にカメラから消去する」にチェックを外すと、読み込み後も写真はカメラに残ります。 しかし、取り込んでいる時に、削除を指定する事も可能です。「読み込み時に回転する」にチェックを入れると、縦に撮影した写真を自動で縦表示にしてくれます。 初期状態では、読み込み完了後に Windows フォトギャラリーが起動しますが、「読み込み後に Windows フォトギャラリーを開始する」のチェックを外せば、起動されなくなります。 最後に「OK」ボタンをクリックすれば、写真の読み込み時にこの設定が反映され、次回からこの設定は保持されるので便利です。



最初にこれをやらないと、C:\Users\ログイン名\Pictures 内に写真フォルダが作成され、そこに読み込まれます。 それで悪い事はなく、Windows フォトギャラリーで管理する事は可能ですが、1 台で複数のユーザーが別アカウントでログオンする場合、写真を共有する事ができません(できますが権限の都合で面倒です)。 できれば、バックアップの事も考えて、2 台のハードディスクドライブが接続されているなら、Windows がインストールされていない、C ドライブ以外がおすすめです。 Windows が壊れて再インストールする場合でも、写真は保持されます。もちろん、写真を保管したハードディスクドライブが故障した場合はどうにもなりませんが。



さて、設定が完了したので、次は取り込み時に毎回行う作業の説明です。空白の入力フォームに、今回取り込む画像やビデオに関するタグを入力します。そんなに考えすぎる事もありませんが、いい加減過ぎても後々困ります。半角スペースで複数のタグを指定できると思いましたが、ここに入力した文字は一つのタグとなる様です。このタグは、後から変更可能ですが、上の設定では、フォルダ名とファイル名に関連づけられます。タグを入力したら、「読み込み」ボタンをクリックします。



読み込み中のスクリーンショットです。詳細設定で「常に読み込み後にカメラから消去する」のチェックを外しているので、「読み込み時に消去」のチェックが表示されます。削除したい場合は読み込み中にこれをチェックします(クリック)。



基本的に、読み込みの流れは、タグの指定、読み込み、デジカメから写真の削除となります。読み込みが完了して Windows フォトギャラリーを開始した状態が右。「Virtual PC 2007」タグで今読み込んだ写真を表示する事ができます。



一方、現実的に写真が保管されているフォルダは右。日付とタグを組み合わせてフォルダ内に保管されています。 その右にある「Virtual PC 2007」フォルダは、管理人が勝手に作成したフォルダです。 画像の読み込みでは、日付が付加されるため、重複するフォルダが作成される事はありませんし、同一フォルダに同名のファイル、フォルダを作成する事もできません。



ついでに、「画像の読み込み」を使わずに画像を作成したファイルは、タグが入力されていません。 例えば、上の日付が入っていない「Virtual PC 2007」フォルダ内に存在する画像がそれにあたります。 これらの画像も Windows フォトギャラリーで管理する事ができ、フォルダ単位でギャラリーに追加する事もできますが、もともと表示さる事を前提に保管したのであれば、ギャラリーに追加で指定したフォルダ内に保管するのが良いでしょう。 例えば、管理人の場合は、「2008」フォルダに画像を取り込む設定にしています。 このフォルダは Windows フォトギャラリーに追加されているので、「2008」フォルダ内に新規フォルダを作成して画像を保管すれば、自然に読み込んでくれます。 タグは、サムネイルを表示して、個別、または、複数の画像を同時に選択してタグを追加する必要があります。 この方法は、取り込んだ画像にさらにタグを追加する場合も同じです。



読み込みを続けていくと、タグが多くなります。これは、左メニューで一覧表示されますが、さすがにこの状態だと使いにくくなりますね。 もともとタグは、検索で利用できれば良いとも言えます。この、複数になってしまったタグは、入れ子にすることができます。 例えば、「シャーロックホームズ」タグの下に「シャーロックホームズの新冒険」タグが表示されています。 この場合、「シャーロックホームズ」タグを親にして、「シャーロックホームズの新冒険」タグを子にする事ができます。 もちろん、その逆も可能で、親になるタグが広い意味を持つ方が一般的に使いやすいでしょう。大は小を兼ねるとも言いますし。



入れ子にするには、子となるタグを親タグにドラッグアンドドロップします。



これで、入れ子が完成しました。これを繰り返す事で、タグの整理も容易で、画像を探すのもより効率的になります。 もちろん、フォルダや画像を変更しているのでは無いため、安心して作業する事ができますね。入れ子にした子を親にして、さらに階層を深める事もできます。




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