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Windows 7:ライブラリ - エクスプローラー 中編

 Windows 7 のエクスプローラーのライブラリ機能は、複数の場所に保管されたフォルダーを関連付け、一覧表示やフィルターによる表示、検索元を絞れるので非常に便利ですが、仮想的なライブラリと関連付けるフォルダーの仕組みを理解してから利用した方が無難です。使い方を誤ると、大事なデータを失うことになります。


前編 の続きです。 Windows 7 でエクスプローラーを起動すると規定でライブラリが表示されるので、Windows 7 からパソコンを始めたユーザー、当然これが当たり前となります。 そこで、注意する事があります。ライブラリは仮想的なもので、削除してもまた作れます。しかし、右に表示されたライブラリ内のファイルは物理的です。 物理的では無いのは、フォルダーやファイルの保管場所です。右に表示されたフォルダーやファイルを削除すると、本当にコンピューター内から削除されてしまいます。 これを日常生活に例えると、次のようになります。



机に二つの引き出しがあります。左がCドライブ、右がDドライブだと思って下さい(つまり、 ハードディスクドライブ 、または、パーティションに等しい)。左の引き出しには、照明のリモコンが保管され、右の引き出しには、エアコンのリモコンが保管されています。この二つの引き出しは、エクスプローラーのコンピューターをクリックした時に表示されます。ベッドに移動して本を読んでから寝る場合、この二つのリモコンを持ち出します。当然に二つの引き出しを開ける必要があります。そして、どうしてもこのリモコンは、この配置を望むとします。



ここで登場するのがライブラリ「ドキュメント」です。これを右の新しい引き出しだと思ってください。 この引き出しに、ライブラリとして照明のリモコンが保管された引き出しと、エアコンのリモコンが保管された引き出しを登録します。



すると、右の写真の様になります。これは一番右の引き出しに二つのリモコンをコピーした訳ではありません。二つの引き出しの中を、ライブラリが見ているだけです。



これからは、一番右の引き出し(ライブラリ「ドキュメント」)を開くだけで、照明のリモコンとエアコンのリモコンを取り出せます(見られる)。



ライブラリ自体は仮想的なものです。これを削除しても、照明のリモコンが保管された引き出しと、エアコンのリモコンが保管された引き出しを開ければ、当然それを見る事はできます。



しかし、ライブラリに見えているエアコンのリモコンを削除すると、エアコンのリモコンが保管された引き出しからも削除されてしまいます。 もちろん、本来保管されていた真ん中の引き出しからエアコンのリモコンを削除すると、ライブラリのエアコンのリモコンも消滅します。 ライブラリに登録されたエアコンのリモコンは、それ自体を削除するのではなく、エアコンのリモコンが保管された引き出しをライブラリから解除するのです。 これにより、ライブラリの引き出しからエアコンのリモコンが消え、元の引き出しにはエアコンのリモコンが残ります。

フォルダーやファイルが増殖すると、ライブラリの存在が重宝します。しかし、仮想的なライブラリに表示されるフォルダーやファイルは、本来保管されている場所のそのものなのです。



ライブラリで失敗しないためには、まずは規定で登録されているフォルダーやファイルは削除しない事。 いらないテスト用のフォルダーやファイルを作成して、ライブラリの登録や登録解除、削除を実行するのが無難です。 ライブラリ「ドキュメント」を開くと、上部に「対象フォルダー」の右にフォルダー数が表示されます。 これをクリックすると、ライブラリに登録されたフォルダーの場所が分かります。 ここでの削除は、コンピューター内のフォルダーを削除するのではなく、ライブラリ「ドキュメント」への登録を解除するだけです。



同じ要領で、今度はライブラリ「ピクチャ」を参照します。登録されているフォルダーは「マイピクチャ」と「パフリックのピクチャ」の二つでした。 そのうち、「マイピクチャ」には、まだファイルが登録されていないので、「パブリックのピクチャ」に保管された「サンプルピクチャ」フォルダーだけが表示されています。



それでは、デスクトップにテスト用として作成したフォルダー「ロックハート城」をライブラリ「ピクチャ」に登録してみましょう。 ちなみに、「ロックハート城」フォルダーには16枚のjpgファイルが保管されています。「追加(A)」ボタンをクリックします。



デスクトップをダブルクリックします。



「ロックハート城」フォルダーをクリックして、「フォルダーを追加」ボタンをクリックします。



「OK」ボタンをクリックします。



ライブラリ「ピクチャ」にデスクトップの「ロックハート城」フォルダー内の写真ファイルが追加されました。 左はデスクトップの「ロックハート城」フォルダーをエクスプローラーで開いた状態です。 右がライブラリ「ピクチャ」から参照した状態です。 もちろん、デスクトップのフォルダーをライブラリに登録しても、それほど意味はありません。 階層深くあるフォルダーや、別ドライブに保管されたフォルダーも、同じ要領で登録できます。



対象フォルダーが「2ヶ所」から「3ヶ所」に変更されました。次は、フィルター機能を使ってみましょう。 「フォルダー」と表示された右の逆三角形をクリックすると、並べ替えの要素となる「月」「日」「評価」「タグ」などが表示されます。



右はファイルに登録された撮影日を元に、月でまとめられた結果です。フォルダーを超えて、参照しやすい並べ替えが可能になります。


評価 タグ


右枠の「ピクチャ」をクリックした状態は、ライブラリに登録された全てのフォルダーが対象になります。 サブフォルダー(マイピクチャ、パブリックのピクチャ、ロックハート城(C:))をクリックすると、そのフォルダー内だけを対象として「月」「日」「評価」「タグ」などで並べ替えられます。 写真の場合は、Windows Live フォトギャラリーを使ってしまった方が楽ですが、Windows Live フォトギャラリーは無償であるものの、ダウンロードとインストールが必要になります。Windows 7 の標準機能でこれができるのは便利です。



例えば、「ロックハート城007.JPG」を、ライブラリ「ピクチャ」から右クリックで削除してみます。



「はい(Y)」をクリックします。



ライブラリからも、本当のフォルダーからも、写真が削除されました。



ライブラリから登録したフォルダーを削除するには、「ロックハート城(C:)」フォルダーを右クリックして、コンテキストメニューの「ライブラリから場所を削除(L)」をクリックします。



ライブラリからフォルダーが削除されましたが、デスクトップのフォルダーは無事です。



デスクトップの「ロックハート城」フォルダーをライブラリの「ピクチャ」にドラッグアンドドロップしてみます。



デスクトップからフォルダーが消滅して、ログインアカウントのマイピクチャに移動してしまいました。



という事は、直接ライブラリにドラッグアンドドロップすると、「ドキュメント」は「マイドキュメント」、「ピクチャ」は「マイピクチャ」、「ビデオ」は「マイビデオ」、「ミュージック」は「マイミュージック」に移動されます。



ライブラリにドラッグアンドドロップして、マイピクチャに移動してしまったフォルダーを、今度はデスクトップにドラッグアンドドロップします。



ライブラリに登録された「マイピクチャ」フォルダーからデスクトップにフォルダーが移動されたので、ライブラリ「ピクチャ」からも参照できなくなりました。




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