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パソコン初心者のサポートページ

ADSL導入事例 前編

 ルーターを利用すると、複数のパソコンでインターネットが可能になります。しかし、最初はいろいろ戸惑う事が多いのも事実。説明通りに実行しても、電源を入れる順番やタイミングで接続できない事もあります。


このページは Yahoo!BB にてインターネットに接続するまでを説明しています。接続方法は有線LANです。1つの例としてお読み下さい。 2002 年 3 月。8 年間愛用した AIWA モデム PV-EF2880 と、インターネットプロバイダー「ぷらら」とお別れする事を決意しました。インターネット自体あまり理解していませんが、当時、小室哲哉さんが TM NETWORK ユニット終了と共に立ち上げた「TK GATEWAY」というページにアクセスしたいがために、電器屋さんに AIWA モデム PV-EF2880 を買いに行きました ( 価格 \14.000 )。使用ハードは CPU 486DX2 66 Mhz ,メモリー 8 MB ,ハードディスクドライブ 600 MB , OS Windows 3.1 だったと思います。ハードウェアとOS(オーエス:オペレーティング システム)は変更したものの、よく 2002 年までこのモデムを使用していたと思います。

今回変更するにあたって選択したプロバイダーは、Yahoo!BB 8 MB です( 現在は FTTP 光接続が一般的かと思われます )。選択理由はインターネット接続料金が固定制で月\3,000という安さ。24 時間インターネットにつなぎっ放しでも、インターネット接続料金とモデルレンタル料金の他、通話料金がかからない事です。もちろん、電話の基本料金はインターネットとは別にかかります。従来のダイヤルアップ接続では、住んでいる地域に最も近いプロバイダーまで接続する必要がありました。しかも、これは交換機を通るので、通常の電話と電話による通話と同じで、通話料金が発生します。さらにインターネット接続料金も従量制(使った時間だけ料金が発生する)が主流だったため、初期のインターネットでは通話料金とインターネット接続料金が発生していました。ゆえにインターネットに接続するには、電話料金の安い深夜が適していました。ADSL からは、交換機を通らないので、24 時間接続していたとしても、24 時間分の通話料金は掛からず、インターネット接続領域も従量制から固定制に移行されてきたので、毎月発生する固定のインターネット接続料金だけで済みます(あと、モデムレンタル料金)。



接続にあたり購入した物

・ルーター (Planex BRL-04FA 4ポートブロードバンドルーター \12.000)

・PCI LANカード増設 (Planex FW-100TX 10/100MB \980)

・ケーブル (10/100Base-TXストレートケーブル10m \1.200)


個人で購入した物は上記の 3 つです。あとは Yahoo!BB の契約で必要な物は届きます。



ルーター

ダイヤルアップ接続では、モデムを購入しましたが、ADSL からはモデムはレンタルできます(毎月レンタル料金が発生します)。今回は複数のパソコンでインターネットに接続するため、ルーターを購入しましたが、購入時に知識が無かったので適当に Planex BRL-04FA を選びました。1 台のパソコンだけでインターネットに接続する時は必要ありませが、セキュリティ対策として1台のパソコンでもルーターを使用する事をお奨めします。(ネットワークに接続しただけで感染するワームから防除できる可能性が高くなります) ADSL の場合は 10/100 MB 対応を選択します。



少しこだわりたい方は、スループットの大きい物を選びましょう!また、今回は無線 LAN に関して説明しません。しかしながら、ノートパソコンでも無線LANを内蔵した製品が多くなったので、無線LAN搭載のルーターを選択するのが無難でしょう。これにより、 Wii などにも接続できます。


現在はモデムにルーター機能が内蔵されている場合が多いです。ルーター機能が内蔵されているかは、届いたモデムにLANポートが複数存在した場合は見れば分かりますが、そうでない場合もルーター機能を内蔵している場合があります。もちろん、LANポートが1つしか存在しないため、そのままでは1台のパソコンしか接続できませんが、ルーターではなくハブを購入すれば接続できます。しかし、でればルーターを購入した方が無難です。モデムにLANポートが4つ搭載されているのであれば、購入する必要はありません。有線LANで4台以上のパソコンを接続する場合は、やはりハブが必要になります。



PCI LANカード

現在販売されているパソコンには LAN 機能が最初から搭載されています(無線LAN機能は確認が必要)。搭載されている場所は マザーボード ですが、オンボード LAN がある場合、購入する必要はありません。パソコンの背面に、LAN ポートがあるかどうか確認すれば良いでしょう。


パソコンの背面 マザーボード


無い場合は(現在は、ほぼありえません)、PCI バス用の LAN カード(ネットワーク インターフェイスカード、または、Ethernet(イーサネット)カード)を購入しますが、LAN カードとマザーボードの相性というのがありまして、接続したら機能しない組み合わせがあります。これはメーカーがホームページで掲載している物もあれば、無いものもあります。\1.000前後なので運に任せれば良いでしょう。LANカードの種類は、PCI バス用という事と、10/100 MB 対応という事です。 一番早いもので 1000 MB がありますが 8 MB の ADSL を使用しますので 10/100 MB で大丈夫です( 10 MB のみは選ばないで下さい )。


しかし、LAN カードは、インターネットに接続するためだけの機器ではありません。LAN(ローカルエリアネットワーク)で他のパソコンとファイル共有した場合、転送速度を向上させるために、1000 MB( 1 GB:または、ギガビット LAN )を構成するのも良いでしょう。



LANケーブル

10/100Base-TX ストレートケーブルを購入します。 Yahoo モデムとルーターを接続する 10/100 Base-TX ストレートケーブルは Yahoo モデムに同梱されるので、購入する必要はありません。 ルーターとパソコンを接続する 10/100 Base-TX ストレートケーブルを購入して下さい。 こちらもギガビット LAN を構築するのであれば、それに対応したケーブルが必要になります。今回、モデムとルーターを1階に設置して、2階のパソコンまでつなぐため、10 m を購入しました。一般的にケーブルが長いと、ノイズの影響を受けて通信速度が低下する様です。また、当然ながら無線LANの場合は、LAN ケーブルを必要としません。必要なのはパソコン毎の受信装置となります。



Yahoo!BB登録

Yahoo! BB に ADSL の登録をしますが、まずは Yahoo でフリーメールアドレスを登録します。 Yahooのトップページ で「メール」カテゴリを選択して Yahoo! JAPAN ID を登録して下さい。メールを開通したら ADSL の登録に進んで下さい。自宅の電話回線状況により対応の有無がありますので、説明をよく読んで下さい。



それまでのプロバイダーを解約

Yahoo から回線工事(この工事はADSLに切り替える工事で、NTT がやります。不在でも大丈夫です。) の日程がメールで届きます。 ADSL モデム・スプリッタ等(レンタル商品)は工事の何日か前に送られて来ます。説明書を読んでおきましょう。 工事前日にプロバイダーの「ぷらら(プロバイダー)」に解約を申し込みました(ダイヤルアップ接続)。 管理人は最初、MSN を使用していましたが(実はマイクロソフトも日本ではプロバイダー事業に携わっていましたが撤退しました)、解約方法が不明で、直接「解約したい」とメールを送りました。後で知りましたが、解約フォームを設置していなかったらしいのです。今ではどのプロバイダーもホームページに説明があるので(分かりづらいが)探して解約手続きをします。



LANカード増設

パソコンの電源ケーブルをコンセントら抜き(または電源ユニットの電源ボタンをオフにする)、ケースを空けLANカードをPCIバス増設します。パソコンケースを開けての作業は、パソコンへの通電を遮断する必要があります(前面のスイッチを OFF にしただけでは通電しています)。 管理人が使用していたマザーボードは ASUS 815E CUSL2 ですので、右図の赤枠の部分に増設します。 PCI バスは一般的に白色をしています。挿す場所によってデバイスマネージャーで競合が起こる可能性があります。上から順番に挿して、不具合が起きたら挿し直しましょう。PCIバスは長い溝と短い溝があり、LANカード側の接続部分も溝が存在します。この溝を合わす事で接続する方向を間違う事は無いでしょう。


溝を合わせる 奥まで差し込む


写真では分かりやすい様にマザーボードが剥き出しの状態で作業をしています。マザーボードは、パソコンに必ず存在する基盤で、LAN カードの増設にマザーボードを取り出す必要はありません。しかし、ケース内は配線も多く、視界が悪いので作業し難いかも知れません。 カードの増設は、パソコン本体を寝かせて作業した方が、上から力を加えられるので簡単です。しかし、力任せにしてはいけません(基盤が破損する)。



増設したらパソコンの電源を入れます。 Windows が起動するとプラグアンドプレイで自動的に LAN カード検出されます。画面の指示に従いドライバのインストールをして下さい。 この時、インストールするドライバは Windows に最初から入っているドライバでもかまいません。 インストール作業終了後、LANカードに付属していたメーカーの純正ドライバをインストールして下さい。 インストール方法は、LANカードの説明書に記載されています。 Windows 98 SE のみインストール時に OS の CD-ROM が必要になります。



Windows98SEのドライバインストール例

1.LANカード増設後、パソコンの電源を入れると自動でLANカードが認識されます。

2.「新しいハードウェアの追加ウィザード」が表示されるので「次へ」を押します。

3.「使用中のデバイスに最適なドライバを検索する」を選択して「次へ」を押します。

4.「検索場所指定」にのみチェックを入れて、LANカード付属のCD,フロッピーを挿入して場所を指定して下さい。

5.「次のデバイス用のドライバファイルを検索します」で「次へ」を押します。

6.ファイルのコピー中に「NET RTS5.INF」「RTL8139.SYS」のいずれかの要求があった場合はLANカード付属のCD,フロッピーのWin98 を指定して下さい。「Win98」のCD-ROMを要求してきた場合は、CD-ROMをセットして「Win98」を指定して下さい。 例・・CD-ROMドライブがDの場合、「d;\win98」。またWindows98プリインストールパソコンの場合は「c:\windows\option\cabs」を指定して下さい。

7.Windowsを再起動して下さい。



WindowsMEのドライバインストール例

1.「コントロールパネル」で「システム」をダブルクリックして下さい。

2.「デバイスマネージャ」タブをクリックしてネットワークアダプタ左の「+」をクリックします。

3.下に出てきた「Realtek RTL8139」をダブルクリックして、「ドライバ」タブを開きます。

4.「ドライバ更新」を押してドライバの場所を指定するにチェックを入れ「次へ」を押します。

5.「現在使用しているドライバより適したドライバを検索する」にチェックを入れ「検索場所の指定」のみチェックを入れます。

6.LANカード付属のCD,フロッピーを挿入して場所を指定して下さい。CD-ROMドライブがDならば「d:\winme」もしくは「d:\win9x」。

7.「次へ」を押してインストールを開始します。終了後再起動して下さい。



Windows2000/XPのドライバインストール例

1.「コントロールパネル」で「システム」をダブルクリックして下さい。

2.「ハードウェア」タブをクリックして「デバイスマネージャ」を押して下さい。

3.ネットワークアダプタ左の「+」をクリックし、下に出てきた「Realtek RTL8139」をダブルクリックして。

4.「ドライバ」タブをクリックして「ドライバ更新」を押します。

5.「デバイスドライバのアップグレードウィザードの開始」が表示されたら「次へ」を押します。

6.「デバイスに最適なドライバを選択検索する(推奨)」左にチェックを入れて「次へ」を押します。

7.「場所指定」のみにチェックを入れて「次へ」をクリックします。

8.「製造元ファィルのコピー元」にLANカード付属のCD,フロッピーを挿入して場所を指定して下さい。 CD-ROMドライブがDならば「d:\win2000」もしくは「d:\winxp」。

9.「別のドライバーを1つインストールする」にチェックを入れて「次へ」をクリックして下さい。

10.検出されたドライバの一覧が表示されるので、増設したLANカード名を選択して「次へ」をクリックして下さい。

11.「デジタル署名が見つかりませんでした」と表示される場合があります。「はい」をクリックしてインストール完了です。



Windows Vista、Windows 7 のドライバインストール例

Windows Vista や Windows 7 が搭載された時代のパソコンでは、流石に LAN 機能が搭載されていないマザーボード(パソコンも含めて)は珍しいと思います。LAN 機能の確認は、デバイスマネージャーを開きます。キーボードの「Windows」キーを押しながら「Pause」キーを押すと、システムが表示されます。左メニューの「デバイスマネージャー」をクリックしますが、管理者権限が必要となります。



デバイスマネージャーが起動したら、「ネットワーク アダプター」をクリックして展開します。ここに表示されたネットワークアダプターは一つではないかも知れません。また、LAN カードを増設したとしても、プラグアンドプレイが進化しているため、特に変更する必要も無いかも知れません。LAN アダプターをダブルクリックすると、プロパティが表示されます。「ドライバー」タブをクリックして、「ドライバーの更新(P)」ボタンをクリックします。



ドライバーを所有しているならば、「コンピューターを参照してドライバーソフトウェアを検索します(R)」をクリックします。良く分からない場合は、インターネットに接続してから「ドライバー ソフトウェアの最新版を自動検索します(S)」をクリックします。



「コンピューターを参照してドライバーソフトウェアを検索します(R)」を選択した場合、インストールドライバーが保管された任意の場所を「参照(R)」で指定できます。「次へ(N)」ボタンをクリックします。



オンボード LAN の製品が圧倒的に多いと思います。その場合は、マザーボードに付属するドライバー CD を、説明書を参照しながらインストールすれば LAN 機能が利用できます。また、メーカーが最新のドライバーをホームページに掲載している場合もあります。それらのドライバーをダウンロードしてインストールしても良いでしょう。LAN カードのインストール方法を掲載した理由は、このページを製作した時点ではオンボード LAN が普及していなかったからです。インターネットを利用するには、別途 LAN カードを購入して増設するのが一般的でした。Windows XP からデバイスを自動的に認識して、ドライバーを自動で組み込むプラグ&プレイが進化しているため(デバイスメーカーの対応が増えた)、これらの作業をする必要は無いと思います。



ADSLモデムの設置

自宅の電話回線に Yahoo から届いたスプリッタを差し込みます。スプリッタには電話機と ADSL モデムを接続して下さい。使用する配線は、同梱の普通の電話ケーブルです。ADSL モデムの AC アダプターの接続をします。電源はまだ入れません。


スプリッタ電話回線へ 電話ケーブルでモデムへ 電話ケーブルで電話へ

モデムとACアダプター モデル前面のLED 背面

しかし、モデムが故障して、新しいモデムが到着しました。新しいモデムはスプリッタが内蔵されています。同梱されたLANケーブル1本と電話ケーブル2本は色分けされています。ポートの色と配線の色で、どこに何を接続すればいいか分かります。


モデムと同梱物 色違いのケーブル 背面

Yahoo!!BB モデム故障体験記

LAN ケーブルを接続する時は上下があるので注意しましょう。そのまま挿せば「カチッ」と音がします(しないかも知れない)。抜き方は、LAN ケーブルのコネクター上部のプラスチックを押して引っこ抜きます。


パソコンのLANポートにLANケーブルを接続 LANポートを抜く時の注意

現在の時点で、以下のような構成になっているはずです。LAN ケーブル 1 本がモデムに接続されていますが、その反対には何も接続されていません。モデムに同梱された AC アダプターも接続して下さい。

外部スプリッタを使うモデム スプリッタ内臓モデム


ルータの設置

ADSL モデムとルーターを接続します。接続する LAN ケーブルは同梱されている 10 / 100 Base-TX ストレートケーブルです。ルーターとモデムの距離が近い方が良いのでケーブルは短いと思います。ADSL モデムのイサーネットポートとルーターの WAN ポートを 10 / 100Base-TX ストレートケーブルで接続します。 Planex BRL-04FA ルーターでは、WAN ポートの横にあるスイッチを「Uplink」に切り替える必要がありました。「normal」では繋がりません。ルーターに同梱された AC アダプターも接続します。まだ電源は入れません。ハブとして使う場合は「normal」でいいと思います。



しかし、このルーターも故障したため、Planex BRL-04FM に買い換えました。こちらにはスイッチが存在しませんでした。いずれにしても、ルーターの WAN ポートとモデムを LAN ケーブルで接続します。ここまでの構成で、以下のバリエーションが考えられます。ルーターにはインターネット側の WAN(ワイド エリア ネットワーク)と LAN(ローカル エリア ネットワーク)が存在します。インターネットや他のパソコンに接続する時は、必ずこのルーターを経由します。このルーターの LAN 側のプライベート IP アドレスは決まっています。説明書を参照してください。このルーターのプライベート IP アドレスを、デフォルトゲートウェイのアドレスとします。


外部スプリッタを使うモデムとルーター スプリッタ内臓モデムとルーター ルーター無しでモデムとパソコンを直接接続

この状態では、インターネットに接続できるのはルーターのみとなります(まだ設定はしていないので接続できません)。ルーター内蔵モデムの場合は右の図になります。モデムに LAN ポートが一つしか存在しない場合は、パソコンを有線 LAN ではパソコンを一台しか接続できません。モデムがルーターを兼ねているのであれば、ハブを購入してポートを増せます。もし、無線 LAN に対応したルーターであれば、これ以上 LAN ケーブルを使う必要はありません。しかし、今回は無線 LAN の接続方法を省き、有線 LAN の接続方法を説明しています。次は、パソコンの接続へと進みます。




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