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制限付きアカウントからコンピューターの管理者へ


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自分が利用しているアカウントが「制限付きアカウント」で、コントロールパネルのユーザーアカウントで他のユーザーを追加、または、ファイル名を指定して実行する「control userpasswords2」で自動ログインの制御ができない相談を受けました。 右は、制限付きアカウントでログオンして、ユーザーアカウントを表示したスクリーンショットです。ここで操作できる事は、管理者ユーザーとは異なり、自分のアカウントに関する事しか変更できません。 もちろん、これが正しい使い方であり、管理者ユーザーのまま利用するよりもセキュリティを確保できるのですが、「変更できないので困る」悩みは想像していませんでした。 なぜならば、変更するには管理者ユーザーでログオンする必要があり、気軽に変更できなくする事に意味があるからです。



どういう状況でそうなったのか不明ですが、とりあえず制限付きユーザーを管理者ユーザーに昇格させるには、管理者ユーザーのパスワードが必要になります。 管理者ユーザーでログオンし直す事で解決できますが、制限付きユーザーでログオンした状態でも、Administrator(アドミニストレータ)のパスワードを知っていれば可能です。 これは、Windows 2000、Windows XP をインストールする時に設定するもので、それを知らなければ、そのコンピューターに関する権限が無いユーザーであり、それらのユーザーから保護される意味で変更する事は不可能です(それで理屈が合います)。

残念なのは、権限が分からないまま利用している場合です。例え、自分がお金を支払って購入したパソコンでも、自分が管理していない事になります。 誰がお金を支払って購入したのかで「購入者=管理者権限を持つユーザー」とはならず、そのパソコンを管理している人が管理者ユーザーに匹敵します。



Administrator のパスワードを知っているのであれば、「スタート」ボタンをクリックして、さらに「ファイル名を指定して実行(R)」をクリックします。



「control userpasswords2」と入力して「OK」を左クリックします。



Windows インストール時に設定したパスワードを入力して、「OK」ボタンをクリックします。 インストール時に Administrator のパスワードを入力しなかった場合は、ユーザー名に「Administrator」、パスワードは空白のまま「OK」ボタンをクリックします(それもどうかと思う)。



間違っていると、右の画面が表示されます。これで終了です。知らなければ変更できない機能なので、知らないまま変更する事はできません。



Administrator のパスワードが正しければ、ユーザーアカウントが表示されます。現在、制限付きユーザー「管理人」でログオンしている状態です。これを管理者ユーザーに変更してみます。 「ユーザーがこのコンピューターを使うには、ユーザー名とパスワードが必要(E)」にチェックを入れ、ユーザー名「管理人」をクリックして、さらに「プロパティ」ボタンをクリックします。

ちなみに、この画面ではユーザー名「holmes」がグループ「Administrators(管理者Administratorの複数系)」に属しているので、「holmes」でログオンすれば、全てのアカウントを制御可能です。今回は、質問されたのであえて制限付きユーザーでログオンして実行しています。



「その他(C)」をチェックして、「Administrators」を選び、「適用」ボタンをクリックします。



以上で、「制限付きユーザー」を「コンピューターの管理者」に変更する事ができました。やり方を掲載したものの、やはり変な感じではあります。そもそも、これを問題とするならば、「権限」に関して全く意識しないで使っている場合でしょうか?

Windows 98 や Windows ME まではそれでも良かったかも知れません。しかし、インターネットが普及してパソコンでの作業が多くなった現在、そのコンピューターを利用するユーザーを、権限で制限する事が大切になりました。



Windows XP は、大きく分けて Professional(プロフェッショナル)と Home Edition(ホームエディション)がありますが、どちらも企業向けに使われていた Windows 2000 Professional の後継 OS です。Windows 2000 Professional の時点で、アカウントの管理は重要であり、権限を理解しない場合は管理者ユーザーのまま利用してしまう傾向にありました。

Windows XP では、Windows 2000 Professional を利用していたユーザーはその傾向を引き継ぎ、Windows 98 や Windows ME を利用していたユーザーでは、権限に関する知識が無いまま管理者権限を持つアカウントで利用し続ける状況を作り出したのかも知れません。もちろん、Windows 2000 Professional で理解していたユーザーでも、結局は面倒なので管理者権限を持つアカウントのまま利用し続ける傾向ですが、権限の重要性を全く知らないまま利用するのとは意味が異なります。



Windows Vista では、この状況を改善すべく、ユーザーアカウントコントロールが搭載されました。これは、管理者権限を持つアカウントでログインし続けても、通常は一般ユーザー権限に降格、必要な時だけ管理者権限を発揮する仕組みです。例えば、仕事中に必要な何かを使いたい、しかし、それを使うには上司の許可である判子が必要。これは、その何かを乱用されるのを防ぐための仕組みで、アカウントに例えると判子を必要とする人が一般ユーザーで、上司が管理者ユーザーとなります。一般ユーザーはいつまでたっても一般ユーザーであり、管理者ユーザーはいつまで経っても管理者ユーザーです。果たして、これが上手く機能するシステムなのであろうか?



例えば、仕事によってはその何かを多用する事もあるし、上司も仕事をするわけで、その何かを利用する時は自分で判を付けば良い状況です。 不公平とか、上司の方が仕事をするのが楽とか、偉いとか普通とか、そういう問題ではなく、客観的にとらえる必要があります。 そして、この状況を自分で決められるのであれば、当然ながら誰でも上司になろうとするわけで、これが Windows XP の使用状況に似ています。



Windows Vista では、管理者権限のアカウントでログオンしても、通常は標準ユーザーまで権限が降格します。これにより、管理者ユーザーも、その何かを利用する時に判子を必要とします。 もちろん、標準ユーザーとは少し違った方法で、「続行」ボタンをクリックするだけの簡単なものです。



重要なのは、必ずそれが必要であるところ。Windows XP の管理状況では、標準ユーザーは問題ありませんが、管理者ユーザーでは不正が発覚するかも知れません。 例えば、管理者ユーザーはその権限を乱用して、時には先に何かを使って、後から判を付くなんて状況が発生してしまうかも知れません。 もちろん、それが見つかって指摘された場合、「私が権限を持っているから、判を付くのが逆になっただけで問題は無い」とか、「後で判を付くつもりだった」とか言い訳をする事になります。 この単純な不正を、Windows Vista では防ぐ事ができます。もちろん、その何かの扱い方も知らないで、「続行」ボタンを連発していたら、同じ事でありますが。



一方、標準ユーザーは今までと同じですが、判子のもらい方が簡単になっています。 管理者権限のパスワードを知っていれば、その何かを使う時に標準ユーザーでも利用できます。 つまり、管理者ユーザーにとっては間違いを防ぎ、一般ユーザーにとっては必要な時に必要な何かを得やすくなっています。 もちろん、権限が必要な何かが多いのであれば、その仕組みはとても面倒であり、批判されてしまいますが、そもそもそんない権限が必要なものを多く利用している現状に気がつく事にもなります。 権限に触れないままコンピューターを利用し続ける場合と、これらの事を踏まえて Windows Vista を利用するユーザーは、そのやり方に対する批判の内容も異なります。



Windows Vista 、Windows 7 では、初期状態で「Administrator」のアカウントが無効になっています。 もちろん、有効にする事もできます。無効になっている場合、「ユーザーアカウント」の「アカウントの管理」や、ログイン画面にそのアカウントは表示されません。 「コントロールパネル」→「管理ツール」→「Computer Management」の「ローカルユーザーとグループ」で「ユーザー」を指定、さらに、「Administrator」をダブルクリックします。 「アカウントを無効にする(B)」のチェックを外し、「適用」ボタンをクリックします。



ユーザーアカウント画面に、「Administrator」が復活します。Windows Vista のインストールでは、管理者ユーザーを一人作成しますが、Windows 2000 や Windows XP とは異なり、「Administrator」に関する設定はありません。




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