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トラブルに遭遇した時のデバイスの挿し直しによる効果とは?

 パソコントラブルで遭遇する奇怪な現象。その救世主となるのは、意外な文房具でもあります。


MB-Support のトラブルシューティングで、パソコンが起動しない場合の対処方を掲載していますが、よく掲載する内容はデバイスの挿し直しです。 これは、 マザーボード に接続したグラフィックスカードやサウンドカードなどを一度抜いて、再び挿すことです。

はたして、それにどんな意味があるのでしょうか? 精密機械のトラブルに、そんな単純な作業で改善される事なんてあるのでしょうか?

答えは、効果があります。 何かを増設したりインストールした後にトラブルに遭遇した場合は、「何かをやった」という自覚があるでしょう。 その場合は少なからず原因となりうる事を自分が把握しているはずです。 しかし、普通に使っているにも関わらず、デバイスのドライバが飛んでしまったり、CMOS の設定情報が工場出荷状態になってしまったり、パソコンの調子がおかしくなる事があるのも事実。

これらは原因となる事に全く身に覚えが無く、それを理解しないがゆえに不思議な現象であって、現実はやっぱり何かが起こっているに過ぎないのです。

自分のパソコンに組み込まれたパソコンパーツが故障した場合、決しておもしろい事ではありません。 しかし、そのパーツが故障したと判断できる分にはまだ幸せなのです。 例えば、 電源投入時にハードディスクドライブから異音が聞こえる場合 。データを読み書きする軸がプラッタに当たって「カランカラン」と音がして、Windows が起動して来ない場合。さすがに ハードディスクドライブ が故障したと知るでしょう。 また、何かを試すという気力も失せるため、ハードディスクドライブを買い換えて、中身のデータもあきらめがつきます。



不幸なのは、明らかにパソコンの調子がおかしいにも関わらず、その原因が分からない故障です。 例えば、PS/2 接続のマウスが故障すると、カーソルが動かないだけではありません。 キーボードで操作しようにも、まともに応答を受け付けなくなります。 しかし、完全に受け付けない訳ではありません。動作が鈍かったり、反応する時もあれば、無反応の時もあります。

動くなら動く、動かないのなら動かないと、はっきりしてもらいたいのですが、認識不良というものは、どうにも奇怪な動作をするのです。 一方、USB 接続のマウスが故障したとしても、パソコン上での奇怪な動作に至りません。 単純に、マウスのカーソルが動かなかったり、右クリックができなかったりと、問題のあるデバイス(ここではマウス)だけが動作しなくなります。

二つのマウスの違いは何なのか? もちろん、接続方法なのですが、この接続の形式が異なります。 PS/2接続は、パソコンの電源を OFF にした状態で抜いたり挿したりするものです。 つまり、パソコンが起動してから接続しても認識する事ができません。 一方、USB 接続は、パソコンが起動している状態で抜き挿しが可能で、認識もしてくれます。

Windows が起動している状態で抜き挿しができないパーツや周辺機器に故障が発生すると、たちまち怪奇現象へと発展するのです。 もちろん、故障だけはありません。接続不良が発生した場合も、その機器をいきなり抜いた事と同じです。



Windows が起動している状態で、いきなり抜いてはいけないデバイスとは? もちろん、パソコンケースを開けて接続する全てのデバイスです。グラフィックスカード、サウンドカード、キャプチャーカード、メモリ、インターフェイスカードなど、PCIバスやAGPバスに接続されたデバイスです。 右は管理人が利用していたパソコンのメモリです。

かなり危険な状態ですね。 これらの積った埃が静電気をおびて、パーツを故障させる事も考えられます。 しかし、これはパーツを抜き挿ししたところで解決できる問題でもありません。



肝心なのは、バスに接続する金色の部分です。右は PCI バス サウンドカードで、赤枠で囲まれた部分です。 マザーボードと接続される部分ですが、ここに問題があると接続不良となります。 しかし、ケースを開けた事も無いのに、なぜ接続不良が起きるのか? 埃?

いえいえ、科学反応です。 通電する事で科学反応が起きて粉をふくのです。その粉がバスとの接点を邪魔して接続不良が発生します。

この現象は非常に微妙です。が、頻繁に動かしている訳でも無いパーツで接続不良が起こる可能性があるのは事実です。 全ての接続部分が遮断されれば、完全に認識されないでしょう。しかし、複数ある金色の接続部分の一部が接続不良となった場合、Windows上では奇怪な現象を巻き起こします。 認識されている様な、されていない様な曖昧な現象です。

実際、管理人は2度ほど経験した事があります。1 回目はメモリの科学反応による認識不良です。 ある日突然、Windows が起動できなくなるのですが、再インストールする事もできませんでした。 ただし、OS によっては再インストールも可能でした。しかし、利用し続ける事はできません。 メモリに負荷がかかると再起動されてしまうのです(完全に認識していない訳では無いので動く事は動きます)。

2 度目は PCI サウンドカードでこの現象が発生しました。それまで認識していたサウンドカードのドライバが突然消滅したのです。 ドライバを再インストールすると、途中で再起動がかかりました。何度かやっている内にインストール完了までこぎつけるものの、またすぐにドライバが飛びます(実際はデバイスが認識不良を起こしているだけ)。



これらの症状は挿し直すだけで直るのか? 完全に直るとは言いきれません。 しかし、PCIバス、AGPバス、メモリスロットなどの接続部分は結構狭いです。 つまり、1度抜いて挿す事で、科学反応により付着した粉が削れてくれる場合があります。 粉により接続不良を起こすわけですから、削れてくれれば直る事になります。

救世主となるのは エアダスター か? いえ、エアダスターは埃を飛ばすには有効ですが、付着した金属粉を除去するには弱いです。 しかし、強くすれば肝心の金色の部分が削れて、完全に認識できなくなってしまいます。



そこで登場するのが「消しゴム」です。 もちろん、破損する恐れもあるので、自己責任でやるしかありませんが、消しゴムで金色の部分を擦ると、粉が奇麗に除去できるのです。



管理人は2度、この 94 円(税込)の消しゴムに助けられました。 パーツの基盤が故障した場合は直せません。しかし、その前に接続不良を疑って見た方が良いでしょう。 たったこれだけの事で、パーツを買い替える出費を回避する事ができるかも知れません。





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