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Windows Vista の Windows Media Center が地上デジタル放送に対応する予定


現時点では、パソコンで地上デジタル放送を視聴するには、もともとパソコンに地デジチューナーが組み込まれているか、使い勝手を評価しにくい後付けカードを増設する事になり、視聴するアプリケーションがカードにより異なりますが、Windows Vista(ウインドウズビスタ)の Home Premium(ホームプレミアム)Ultimate(アルティメイト) に搭載された Windows Media Center が地上デジタル放送に対応を表明しました。

これにより、すでにいくつかのメーカーが対応する OEM 供給の地デジチューナー&キャプチャーカードを発表しています。 当初から言われていましたが、Windows Vista の特定のエディションに搭載された Windows Media Center が地デジに対応する事で、メーカーは独自アプリケーションを開発する事なくボードを提供できるメリットがあります。もちろん、Windows Media Center での視聴と録画が前提になりますが。

Windows Media Center が登場したのは Windows XP の時代ですが、メーカーアプリケーションの方が高機能で、登場した時は人気がなかったと思われます。しかし、Windows Vista になり、UAC の問題でメーカーアプリケーションの対応が微妙な事から、OS に組み込まれた Windows Media Center を利用する事で、 キャプチャーカード の買い換えを回避する事が可能でした。これは、機能の問題では無く、互換性の問題で Windows Media Center を利用する方法です。

これらの事情はアナログ放送での事であり、2008年5月には地上デジタル放送に対応した チューナー&キャプチャーカード が解禁となり、メーカー各社から発売されたボードを購入して増設することで、既存のパソコンでもディスプレイやビデオカードなどの著作権保護機能に対応した環境であれば、視聴や録画が可能になりました。 しかし、メーカーアプリケーションは高機能が売りですが、肝心の地上デジタル放送が高機能なパソコンでは扱いにくい存在になります。 ゆえに、メーカーアプリケーションの利便性が失われ、Windows Vista の Windows Aero を有効にしたまま利用できず、地デジを見ながら作業をするパソコンらしい当たり前の作業が困難になっているのが現状です。

そこで注目されるのが、Windows Media Center の存在です。OS である Windows に組み込まれた Windows Media Center が地上デジタル放送に対応してくれれば、もう少し視聴だけでも便利になるというか、アナログ放送なみの利便性を期待できるはずです(録画はもともと難しい)。 今まで当たり前だったものが出来なくなったので、せめて視聴だけでもまともな環境で可能になって欲しいと、わらをも掴む心境です。 また、Windows Media Center がどの方向に行くかにも異なりますが、Windows Vista 環境で有利な設計となる事が期待でき、それによりメーカーも独自のアプリケーション開発が進むかも知れません。 Windows Media Center が地デジに対応したから、メーカーが独自の視聴や録画アプリケーションの開発をやめるとは思えません。 アナログ放送時代を振り返れば、ある意味 Windows Media Center は OS に組み込まれた標準的なアプリケーションで、メーカー独自のアプリケーションは高機能であるはずで、これが地上デジタル放送によりしばらく逆転する可能性もありますが、メーカーアプリケーションが盛り返す可能性も高いと思われます。

Windows Media Center は放送局と提携する事で、テレビに地上デジタル放送以上の付加価値を付ける様です。 正直、視聴自体がままならないので、これに関しては現時点では興味が沸きませんが、Windows Vistaでは当然と思われたサイドーバーを利用したテレビ視聴、録画に対応した何かしらのアプリケーションの登場も期待できます。

そして、最も肝心な Windows Vista に最も適した地上デジタル放送の視聴と録画が可能になる期待ですが、これに関しては著作権保護の問題から Windows Media Center がどちらに進むか不明な部分がありました。 ただし、ニュースサイトで実際に Windows Media Center で地デジを視聴している写真を参照する限り、Windows Aero を維持した状態になっています。これは試作品の可能性があり信頼性は薄いですが、とりあえず Windows Aero の有効状態で利用できるものは初めてかも知れませんし、現時点で地デジ対応カードを使った感想としては、それを最優先に改善して欲しいものです。 スクリーンキャプチャーが可能、不可能の問題では無く、全画面表示せずに作業しながら視聴する場合の Windows Aero の無効化は本当に使いにくい仕様で、Windows Vistaの魅力を半減させる状態です。

地上デジタル放送に対応した Windows Media Center とそれに対応したカードが組み込まれたパソコンは、今年の夏から年末には登場する予定とあります。 ただし、当初噂されていたパッケージ版やアップデートでこれが販売される予定は無く(おそらく大人の事情)、対応カードも OEM 供給のため単品で販売されない模様。 このあたりは非常に面倒です。わざわざ対応したパソコンに買い換える必要が生じます。 少なからず、すでに所有する地デジカードで対応するとは思っていませんが、カード以外にも Windows Vista を買い換える必要があるのか? そもそも、単品で発売されなければ、それすら出来ない現状。地上デジタル放送に対応した Windows Media Center TV Pack + 対応カードを販売したとしても、既存のユーザーが乗り換えるには無駄に出費を強いられます。

Windows7(ウインドウズ セブン) から対応にすれば良いかも知れませんが、それだと地デジユーザーは Windows Vista を完全に拒否する可能性があります。 また、時期的にも間に合うかどうか不明です。アナログ放送終了は 2011 年 7 月ですが、その前から地上デジタル放送が普及している必要があります。 Windows Vista でこれを可能にしてくるのは確実と思われましたが、2008 年の時点では、新規パソコン購入者以外にはメリットが無いかも知れません。

今、キャプチャーカードが故障して買い換える場合、あと 3 年利用すると考えてアナログ放送に対応したカードを購入するべきか、地上デジタル放送を受信できる環境で周辺機器も対応している場合は地デジカードを購入すべきか、全くアドバイスができない状況です。 パソコン+地デジを検討しているユーザーは、とりあえず Windows Media Center TV Pack の登場を待った方が無難ですね。 対応を表明しているメーカーに、BTO パソコンを好むユーザーでも満足できるメーカーが存在しているので、今は進化を楽しむユーザー以外は購入を控える時期にかも知れません。 それにしても、Windows Vista には裏切られっぱなしかも。 Windows XP ユーザーが Windows 7 を待つ理由は分かりませんが(Windows XP から Windows Vista と同じくらい? ドライバが揃っているメリットはあるか?)、地上デジタル放送はハードウェアとソフトウェアの両方で消費者に負担をかけます。


Windows Vista(R)が地上デジタル放送に対応

Microsoft® Windows Vista®のWindows Media Centerに対応した地デジチューナー - 株式会社アイ・オー・データ機器

地上デジタル放送対応するMicrosoft® Windows Vista®のWindows Media Center用OEM専用ボードの開発を完了 - 株式会社バッファロー




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