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22.Windows Vista pre-RC1 は動作が快適になりました

 Windows Vista RC1 の一歩手前としてフライング気味に登場した pre-RC1 。 Beta2 と比べると圧倒的に快適な OS となっていました。しかし、オーバーレイ表示は完全に排除されています。


インストール環境は PentiumV 800 MHz 、メモリ 512 MB PC133 、ハードディスク 40 GB ( 5400 rpm 2.5 インチ )、グラフィックス Winfast A340 TD 128 MB ( 64 bit ) AGP ( GeForce FX 5200 ) 。 Windows Vista(ウインドウズビスタ)Beta2 でなくても完全にスペックが足りない環境ですが、Beta2 をインストールした結果、動く事はうごきますが、普段利用するには無理がありました。



右上の画像が、今回インストールした Pre-RC1 。出来上がってしまった印象を受けます。 まず、この低スペックの環境で、Windows Aero が動作します。 インストール初期状態ではパフォーマンスチェックの結果、Windows basic モードに変更されますが、Windows Aero にしてもさして動作の低下を感じません。 と、いうよりも、このスペックでまともに作業ができてしまう事に驚きました。



セキュリティソフト



Pre-RC1 のインストール初期状態で beta2 で利用していた環境との違いは、セキュリティソフトの有無です。 セキュリティソフトがあの動作の重さの原因だったのか? 当然、リアルタイム検知にせよ、ファイヤーウォールソフトにせよ、インストールする事によりパフォーマンスは低下します。 しかし、Pre-RC1 の動作は beta2 と比べて異常に速いので何が原因だったのか不明です。 しかし、beta2 で利用していたセキュリティソフトの eTrust EZ Antivirus 無料トライアル版 は、Pre-RC1 では利用できませんでした。



Windows Vistaと互換性が無い既知の情報がある場合、警告が表示されます。「実行」を選択する事も可能ですが、動く事はありませんでした。 その後、Windows Vistaに対応しているとある、いくつかの無料セキュリティソフトをインストールしてみましたが、スタートアップに登録される管理者権限が必要なプログラムが全て対応していません(セキュリティソフトは Windows が起動した時に定義ファイルのダウンロードとインストールを開始するため)。



スタートアッププログラムの状態は、Vistaから標準添付される Windows Defender の、ソフトウェアエクスプローラで確認できます。 ここで、管理者権限が必要なプログラムは動かないのか? 何か設定をし忘れているのか? マイクロソフトがWindows Vista Beta2で推奨しているセキュリティソフトページを思い出し、アクセスしてみました。 そこには、すでに eTrust EZ Antivirus 無料トライアル版 は無く、Free Trial Subscription from Trend Micro へのリンクだけがありました。最終的には、これをインストールするしかなさそうです。



Windows エクスペリエンス インデックス

システムパフォーマンス評価が変更され、同じパソコンにインストールしても、Beta2 では「1」だった評価が、Pre-RC1 では Windows エクスペリエンス インデックスとなり「1.6」と表示されています。 ハードディスクドライブ は一般的なデスクトップ用の回転数よりも遅い、ノートパソコン用の 2.5 インチハードディスクを Windows Vista(ウインドウズビスタ)を利用してデスクトップに搭載しています。 もちろん、診断の結果は最低レベルになりますが、この条件でもPre-RC1では WebDesigner Beta をインストールして作業する事も可能です。

 

Beta2

Pre-RC1



Windows エクスペリエンス インデックス

Windows Vista では、起動時にウエルカムセンターが表示されます。 基本的な設定をするパネルへのリンクですが、Pre-RC1には「Microsoft からの特典」が追加されています。 ほぼ Windows Live サービスで固められていますね。 環境を移行した場合でも、Windows Live を利用すれば、お気に入りやフィード情報、メールなどが利用できるので便利ではあります。 Messenger は付属しておらず、Windows Live Messenger ダウンロードページのリンクが多くあります。 インストールすると自動で消えて欲しいのですが、特に変化はありません。ゆえに、Windows Live Messenger の起動と間違う事がしばしば。 製品版ではどうなるか不明です。

 

Beta2

Pre-RC1



サイドバー

Beta2 と同様に、Windows Vista は重いと感じたのはサイドバーです。 Windows フリップ 3D を利用するために必須となるテーマの設定で、Windows Basic モードから Windows Aero に変更しても、さして何も感じません。 しかし、サイドバーだけはタスクバーに常駐させるプログラムなので、速度低下を体感できます。 が、サイドバーで利用できるガジェットも、デザインが新しくなっていました。



Internet Explorer 7

Windows Vista に搭載されるブラウザ Internet Explorer 7 は、Windows Vista のセキュリティ機能と関連するため、Windows XP に提供される Internet Explorer 7 とは異なります。 beta2 が公開された時点では、Internet Explorer 7+(インターネットエクスプローラ セブン プラス)となっていましたが、後に Windows Vista に搭載されるブラウザも名前を統一するため「+(プラス)」が取られる発表がありました。 今回の Pre-PC1 では、バージョンが 7.0.5384.4 から 7.05536.16385 にアップデートされたものの、「+」の文字は取れていませんでした。



少しビックリしたのが、ブラウザに搭載されたフィッシング詐欺検出機能で、Yahoo! Mail にアクセスするとフィッシング詐欺の疑いがあるとして検出されます。 ちなみに、Windows XP 版の Internet Explorer 7 RC1 や、Firefox Beta のフィッシング機能では検出されません。 その昔は、マイクロソフト系のブログでも「疑いのある WEB サイト」と表示されるケースもあったので、非常に紛らわしいと思います(今ではサイトが改善され表示されません)。 ブラウザのフィッシング詐欺検出機能を変更するのではなく、その兆候があるサイト側が対応するしかありません。

 

Beta2

Pre-RC1



Windows Media Player11

Windows Media Player11 のバージョンも11.0.5384.6167から11.0.5536.6276にアップデートされていました。 米国ではWindowsXP版のWindows Media Player11 Beta2 が登場しています(日本語版もまもなくと思われます)。



こちらもPre-RC1では、Windows XP や Vista Beta2 で利用した時よりも動作が軽く感じます。 しかし・・・Beta2 では搭載されていた mplayer2 が見当たらず・・・

Beta2

Pre-RC1



まとめ

beta2 の段階では、本当に OEM でこの OS を販売できるのか? と、疑問に思うほど動作が不安定でした。一体、どれくらいのパソコンスペックなら、まともに動くのかと。 Pre-RC1 でのパフォーマンスは、これらの疑問を払いのけた印象を受けます。 改善されたのは確かですが、果たしてこの速度の向上はそれだけなのだろうか? おそらく、対応していないドライバやアプリケーションをインストールする事により、速度を急激に低下させているのかも知れません。 Pre-RC1 では、既知の問題が確認されているアプリケーションやドライバはインストールする事ができなくなっています。 これが、速度を維持するポイントなのかも知れません。 パソコンを長く利用していると、購入した時点よりも動作が不安定になったり、速度が低減したと感じる事があります。 それらは、ハードディスクの断片化などによる問題もありますが、ユーザーが無意識に対応していないアプリケーションをインストールするのが原因です。 Windows Vista では、それらの速度低下に結び付く原因を排除する事ができると思われます。 その結果、再インストールする事なく、長いサイクルで速度を維持できるのでは無いでしょうか?



管理者権限が必要なプログラムを起動する時に、UAC が働きプロパティが表示されますが、パフォーマンスが良いためにか、さほど気になるものでも無くなりました。 実際には、今までの OS と同じ作業をするにしても、クリック数が多くなるので不便ではありますが、パフォーマンス向上が完全にカバーしていると思われます(人により印象は異なります)。 今からパソコンを購入するのであれば、低価格なものでも Pentium 4 を搭載している場合が多いです。 最低限メモリ 512 MB 搭載して、グラフィックスカードを搭載していれば(独立したカードを搭載する事に意味が有る)、Windows Vista は本当の意味で使えると感じました。




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