MB-Support

パソコン初心者のサポートページ

13.Windows Vista に搭載された転送ツール

 新しいパソコンに既存の環境を移行する場合に便利な転送ツールが Windows Vista にも搭載されています。


アプリケーションを使って個人で作成したファイル、例えば動画や画像などは頻繁にバックアップすると思いますが、 メールアカウントの設定やインターネット接続の設定など、基本的な部分はバックアップを忘れがちです。 これらの設定を個別にバックアップする事は可能ですが、新しいパソコンに既存の環境を移行する場合に便利なツールが、 Windows XP から搭載されました。

「スタート」→「プログラム」→「システム」を順番に左クリックして ファイルと設定の転送ウィザード 」が探せます。 これは、Windows 2000 には搭載されていないものの、 Windows XP のインストール CD を挿入するれば、転送ファイルが作成できます。 または、「ファイルと設定の転送ウィザード」をフロッピーに保存する事で、他の OS でもこのプログラムを起動する事ができます( Windows 2000 の環境設定を Windows XP に移行する場合 )。 ツールとしては地味な存在なのですが(あまりアップぐれーどする機会もないから?)、これがとても便利なツールなのです。 ファイルも全て転送可能ですが、動画などはファイルの容量が大きいので、こまめにバックアップするとして、環境設定をそのまま移行できる所が素晴らしい! メールの設定や、デスクトップの解像度、タスクバーの設定など、どうやってバックアップして良いものか不明な事を全て任せられます。



当然、Windows Vista(ウインドウズビスタ)にもこれが搭載されていと思われましたが、「Windows転送ツール」に名前は変わったものの、同じくシステムツールの中に含まれていました。 Windows Vista では、ユーザーを管理する「Documents and Settings」フォルダが存在しません。C ドライブの直下にある「Users」フォルダがこれに相当します。

各アプリケーションのファイルは、従来の「Programs Files」フォルダで管理しますが、アカウント毎のファイル、例えば「お気に入り」やメールなどのデータは、全て「Users」フォルダに保管されます。 その他、Windows XP とは外観も違いますし、セキュリティ対策も違います。そんな理由で Windows XP の「ファイルと設定の転送ウィザード」で作成したファイルを、Windows Vistaで適用できるのか不安でした。 実際にやってみた結果は・・・・ 駄目でした。 Windows XP の「ファイルと設定の転送ウィザード」と、Windows Vista の「Windows 転送ツール」は別物です。 やはり OS の変更点が多すぎて既存のツールは使えないようです。



見捨てられてしまったのか? いやそうではありません。 よく考えると、Windows Vista に搭載されているのだから、Windows XP でも使えるはずです。なんて言っても「転送ツール」ですし、Windows XP の「ファイルと設定の転送ウィザード」も Windows 2000 で使えましたから。 同じ発想で考えてみて、Windows XP が起動している環境で、Windows Vista beta2 を焼いた DVD-ROM を挿入してみました。

メディアが認識されると、右上の画像が表示されるのですが、「インストール(I)」があまりにも目立ち過ぎていたため、見落としていました。 下の方に「別のコンピュータからファイルと設定を転送」するとあります。 言葉の意味は違う様な気がしますが、とりあえず、これを起動したパソコンの環境設定を保存できる Windows Vista のツールです。 これで Windows XP の環境を他のパソコンにインストールした Windows Vista に簡単に移行できるはずです。



右は Windows XP で Windows Vista の「転送ツール」を起動した画面です。これが意外に微妙。 いや、全てのアカウント環境を一度に保存できるので、むしろ性能は向上していますが、複雑になったかも知れません。



Beta ゆえにか、Windows XP で起動すると英語で表示されます。 Windows Vista 日本語版をインストールした環境で起動すると、日本語で表示されます(下が Windows Vista で起動した画面)。 このツールのトップ画面は1つで、ウィザードに従って、このパソコンのデータを保存するのか、それとも保存したデータを適用するのかを選択します。



Windows XP 上で実行していると仮定して、「新しい転送の開始(S)」を左クリックします。 Windows XP の環境を Windows Vista に移行したいのですから、「これが古いコンピュータです(O)」を左クリックします。



一方、Windows XP の環境設定ファイルを保存して、Wimdows Vista で転送ツールを起動した場合は、「これが新しいコンピュータです(E)」を選択すれば良いわけです。



3 枚目の画面は、このツールがバックアップでは無く、転送ツールと命名された機能を表示しています。 アイコンが表示され初心者にも判断しやすくなっていますが、この機能は Windows XP の「ファイルと設定の転送ウィザード」でもありました。 ある意味、バックアップも兼ねてこのツールを利用するのであれば「リムーバブル記憶域を使用する(R)」を選択します。 外部記憶領域に保存しなくてはならない様なニュアンスですが、既存の Windows XP のデスクトップ(つまりCドライブ)に保存する事も可能です。



ここで管理人の説明がおかしい事に気が付きました。 普通はこの前の画面でネットワークを使用するを選択しますね。しかしベータゆえに管理人は専用のパソコンを用意していません。 ラトック リムーバブルケース を使い、C ドライブを切り替えて、D ドライブに相当する ハードディスクドライブ を共有で利用しています。

つまり、D ドライブに設定を保存すれば、C ドライブを Windows Vista に切り換えた時に、設定ファイルを取りだせるわけです。 ベータでなく、実際に発売された場合は、当然 Vista がインストールされたパソコンがある訳ですから LAN を利用しますね。 また、その場合でも、既存のデスクトップに保存して、新しい Windows Vista で Windows XP のデスクトップにアクセスすれば、ファイルを取り出す事が可能です(ファイルの共有)。 この画面では、「外部のハードディスク(E)」を選択します。デスクトップに保存する場合もこの選択をします。



何処にデータを保存するか指定します。デフォルトではCドライブ直下に「from_old_computer」が作成されます。 ここで「参照」を左クリックしてデスクトップを指定する事も可能です。また、データにはパスワードをかけられます。 パスワードを知る人しか、転送ウィザードを利用して環境移行をできなくする事もかのです。 この仕組みは Windows XP の「ファイルと設定の転送ウィザード」にはありませんでした。



ベータ版ゆえに日本語が微妙。 製品版では改善されるでしょう。ユーザーアカウント、設定までは良いのですが、ファイルがくせ者です。 なぜって、動画や画像などのファイルまでバックアップや転送する事になるので、かなりの容量を必要とします(環境にもよる)。

しかし、全然意味が分からないユーザーにとっては便利です。全て保存してしまえば、簡単に移行できるのですから。 ここで記憶が定かでは無いのですが、おそらくどれを選択してもカスタム設定が可能と思われます。 ただ、ここで選択すると、デフォルトで必要なフォルダにチェックが入り、分かりやすいのは確かです。



全てのユーザー、アカウント、ファイルを転送するを選択すると、右画像の様になります。 ただ、ここで選択し直す事が可能です。先に上げたくせ者とは、「Fie Types」にチェックを入れる事です。 全てのファイルを転送対象にしてしまいます。「+」の部分を左クリックすると、展開する事が可能でファイルタイプで判断されます。

例えば、動画ファイルのチェックを外せば、そのファイルはバックアップの対象から外れます。環境設定だけを移行したいのであれば(例えばインターネットの接続の設定やメールアカウントの設定など)、 バックアップしたいユーザーアカウントとその階層を全てチェックすれば可能です。もっともファイルサイズを節約できる方法です。なんなら「MyMusic」「MyVideo」「MyPictures」も外しても良いかも知れません。 バックアップするべきファイルが明らかに分かっている物は、普通に光学メディアなどにバックアップすれば良いのです(面倒ならこれで実行しても全然問題ありません、ただし個別に取り出す事ができません)。



この手のツールを利用するのは、その名の通り、環境を移行する時で、毎回操作を覚えていません。 で、迷うのが、環境設定にメールのデータやアドレスブックが含まれるか否かです。 Windows Vista でも、フィード( Windows Internet Explorer 7+ )や、Windows Mail で受信したメールデータは、ユーザーアカウントのフォルダに含まれます。

つまり、ユーザーアカウントフォルダ以下に全てチェックすれば、これらのデータを移行できると思われます(「ファイルと設定の転送ウィザード」でもそうだったと思う。)。 思うと書いたのは、ベータ版ゆえに仕様が変更される恐れがある事と、実際にWindows Vista の「Windows 転送ツール」を使ってファイルを保存した事が無いからです。 管理人の常用しているパソコンは Pentium V 800 MHz なので、この手の機能を利用するには時間がかかり過ぎて厳しいです。 やれと言われればやりますが、他にももっと遊びたいものがあるので、ここではこんな機能が搭載されている紹介しかできません。



フォルダを選択して実行すると、環境移行用のバックアップが作成されます。 これをファイルの共有で新しいパソコンに転送したり、共有しているドライブに移動すれば完了です(実際に作成したファイルが掲載できないのが残念です)。

ベータ版の「Windows 転送ツール」は英語表記なので、Windows Vista から起動してデータを保存していますが、実際は Windows XP 上で実行します。 ちなみに・・・ Windows XP の「ファイルと設定の転送ウィザード」の使い方は こちら です。





BTOパソコン・ゲームPC・自作パソコンなら【TSUKUMO】 - 自作PCに必要なパーツ、豊富な品揃え

Copyright © 2013 MB-Support パソコン初心者のサポートページ All Rights Reserved.

管理人サイト閲覧方法プライバシーポリシー著作権/免責事項