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Windows ムービー メーカーで CM をカットする

 Windows Vista の Home Premium と Ultimate に付属する Windows ムービー メーカーは、Windows Media Center で録画した「dvr-ms」形式の動画ファイルを編集する事ができる様になっていました。


管理人は今まで、Windows ムービー メーカーをほとんど使ってませんでした。 しかし、状況は変わり、Windows Media Center をメインに利用する事になったので、ついでに圧縮も wmv 形式でいいかなぁ・・と心境の変化に遭遇。

前に使っていたパソコンでは wmv 形式の動画を再生するにも重かったです( WMP 11 が重かった )。 たぶん、これが使わなかった一番の原因だと思います。DivX コーデックを使った AVI ファイルは、低スペックなパソコンでも動作が鈍いと感じる事はありませんでした。 しかし、今となってはパソコンスペックは満たされているので、そろそろ一般的なやり方で楽しむ事ができそうです。



今回は、Windows Media Center で録画した拡張子「dvr-ms」ファイルを Windows ムービー メーカーで CM をカットして圧縮します。 利用する動画ファイルは、Windows Media Center の最高品質で録画した 1 時間 52 分 54 秒のテレビ番組(平均ビットレートは 9000kbits/sec(推測))。 録画したデータをそのまま保持するのは ハードディスクドライブ の容量を取られるので、Windows Media Center のサムネイルによるライブラリを使いやすくするために、圧縮してしばらく動画ファイルをハードディスク内に保持するのが目的です。 古くなったり見なくなったら、DVD などに焼いたハードディスクから削除します。DVD に焼いた時点で、メディアは散乱して視聴するが面倒になってしまう性分。

以上の理由から、 デジタルカメラ やビデオカメラで撮影した動画を編集するのとは異なり、Windows ムービー メーカーの一部の機能しか使いません。 実際は、動画の間にトランジションや、タイトルなどの文字をオーバーレイさせてたりする事ができます。



dvr-msファイルをWindows ムービー メーカーへ

まずは、Windows Media Center で録画した動画ファイルを Windows ムービー メーカーにドラッグアンドドロップします。 この作業は動画データの移動ではなく、単純に Windows ムービー メーカーに読み込ませているだけです。 Windows Media Center で録画した動画は、C:\Users\Public\Recorded TV にあります。



次は、ストリートボードに読み込ませた動画をドラッグアンドドロップします。 これで、右のプレビューで録画した動画を視聴する事ができます。次は CM の部分をカットする作業です。



CMカット

今回は録画開始が CM から始まっています。まずはファイルの初めから本編までの CM をカットしています。 プレイビュー画面で動画を再生させても構いませんし、画面に下にあるスライダーを操作して本編の開始のところを探します。探したら、「分割」を左クリックします。



ストリートボードに 2 つの動画が表示されます。左の動画は録画冒頭から本編までの CM です。2 個目の動画は、本編のスタートラインです。



左の CM だけの動画を右クリックして、「削除」を左クリックします。



左の CM だけの動画を右クリックして、「削除」を左クリックします。



再生させながら CM に切り替わる部分を探すのが確実ですが、そんなに暇でも無い。4倍速くらいで再生可能であれば楽なのに・・・

CM 開始地点を発見したら、再び「分割」を左クリックします。



また、ストリートボードに 2 つの動画が表示されています。左は本編スタートから1番目の CM までの動画です。 2 個目は一番目の CM 開始から全ての動画になります。2個目の動画を左クリックして、右のプレビュー画面に表示して、CM の終わりと、本編の再開地点を探します。 再び「分割」を左クリックします。



これでストリートボードに3つの動画が表示されました。真ん中が、今抽出した 1 個目の CM です。右クリックして削除しましょう。



本編スタートから、本編再開まで繋がりました。同じ要領で、残りのCMも削除します。



ストリートボードに動画が分割されます。最後は、本編の最終で分割を実行したので、一番左のフレームは CM だけです。削除しましょう。



プロジェクトの保存

CM カットが完了しました。分割した本編だけのフレームを繋ぎ合わして、圧縮作業に進みます。 しかし、その前に、「ファイル」→「名前を付けてプロジェクトを保存」を実行します。CM カット作業は面倒です。 もし、ここで何かあった場合、再びこの作業をしなくてはなりません。プロジェットを保存しておけば、CM をカットした状態から再スタートする事ができます。



プロジェットファイルの拡張子は「MSWMM」となります。発行先「このコンピュータ」を左クリックします。



エンコード開始

ここからは、コンピュータの性能に依存する作業です。 このページで利用するパソコンは、Intel Core2 Quad Q6600 ( 2.4 GHz FSB 1066 MHz )、PC-6400 1 GB × 2 、STATII 500 GB ハードディスクドライブです。



発行先とは、上で CM をカットした動画をこれから作るのですが、その新しい動画ファイルを何所へ作るかを意味します。 DVD へ書き込む場合、CD に書き込む場合、電子メールで送る場合など、いくつか種類がありますが、ここでは、コンピュータに保管する事にします。 「このコンピュータ」を左クリックします。



ファイル名は、プロジェットを保存した時の名前が自動で入力されます。変更しても構いません。 発行先は、新しく CM カットされた録画ファイルが生成される場所を指定します。ここではデスクトップを選択してみました。「次へ」を左クリックします。



ムービーのエンコード方法を選択します。「コンピュータの最高の品質で再生(推奨)」「圧縮サイズをしているする」「追加の設定」の 3 つがあります。 「コンピュータの最高の品質で再生(推奨)」を選択した場合、可変ビットレートなので完成するファイルの容量は推測できません。 表示サイズは 720 × 480 ピクセル、縦横比 4:3 、フレーム数/秒は 30 となります。今回は「コンピュータの最高の品質で再生(推奨)」を指定して、「発行」を左クリックします。



エンコードが開始されます。完了までの時間は、コンピュータの性能により異なります。 Intel Core2 Quad Q6600 、DDR2 PC-6400 2 GB(デュアルチャンネル)の環境では、40 分かかりました。



エンコード中は、CPU 温度が 72 ℃ まで上がりました。ファンの回転数の制御を外せば、もう少し下げる事ができます。 リテールファンでは 2000 rpm を超えると結構うるさい、特にサイドダクトがあるのでなおさらです。



元ファイルは 1 時間 52 分 54 秒、7.81 GB 。エンコードファイルは、CM カットにより 1 時間 27 分 22 秒、ビットレート 3826 kbps 、1.5 GB となりました。



次に「Windows Media DVD の品質(3.0Mbps)」でエンコードしてみました。



エンコードにかかる時間は「コンピュータの最高の品質で再生(推奨)」と同じく40 分(ファイルのプロパティで作成開始時間と最終更新時間を差し引いた時間)。



左が「コンピュータの最高の品質で再生(推奨)」で作成したファイル。右が「Windows Media DVD の品質(3.0Mbps)」で作成したファイル。 ビットレートは 3000 kbps に固定されていますが、フレーム率とオーディオビットレートが異なり、ファイル容量は 1.91 GB となりました。



コンピュータの最高の品質で再生(推奨)

「コンピュータの最高の品質で再生(推奨)」でエンコードした場合、コンピュータの性能により完成するファイルが異なります。 左が Q6600 2.4 GHz で、右が Penium III 800MHz で同じ録画ファイルを「コンピュータの最高の品質で再生(推奨)」でエンコードした結果です。 Q6600 では限りなく「Windows Media DVD の品質(3.0Mbps)」に近い品質となりましたが、Penium III 800 MHz ではライブラリとしても使えないほどの品質となりました。

お気軽なのは「コンピュータの最高の品質で再生(推奨)」ですが、例え低スペックなコンピュータでも、品質を指定すれば時間をかける事で可能です。 最初から「Windows Media DVD の品質(3.0Mbps)」を指定すれば、どのコンピュータでエンコードしても同じ品質を保てます。



Windows Vista から便利になった

Windows XP では、Windows Media Center で録画したファイルを読み込めなかったので、何らかしらの編集ソフトとコーデックが必要となりました。 例えば管理人は、TMPGEnc Plus 2.5 で読み込ませてプロジェクトを保存して、aviutl からプロジェットを開き、CM カット作業を終えて、DivX で圧縮する方法を取っていました。 慣れてしまったのでさして苦に感じませんでしたが、Windows Media Center で録画、もしくは、他の キャプチャーカード に付属するアプリケーションで録画( DVD 再生プレイヤーソフトが必須)した動画ファイルを、Windows ムービー メーカーで読み込ませた方が面倒な作業が省けて便利です(アナログ放送のみ)。

その変わり、DivX コーデックを使う事はできないので、WMV 形式か AVI 形式で保存する事になります。 これに関しては、ハードディスクの容量と画質の好みがあるので、どちらを選択するかは自由です。 Windows ムービー メーカーでできないエンコードをするならば、市販のアプリケーションを購入した方がもちろん便利です。 そこまでする事が無いならば、Windows ムービー メーカーで十分かと思われます。


先にも書きましたが、残念ながらWindows XP のムービー メーカーでは、Windows Media Center で録画したファイルを扱えません(標準では)。 つまり、非常に限られてたユーザーだけが重宝するアプリケーションでした。 しかし、Windows Vista(ウインドウズビスタ)の Home Premium または、Ultimate を選択したユーザーは、Windows Media Center を利用してテレビの録画、さらに、Windows ムービー メーカーを利用して編集まで面倒みてくれる事になります。

最後に、Windows ムービー メーカーを 2 つ起動する事はできません。 無料で配布されている aviutl を使うと、2 つ同時にエンコードを実行する荒業も可能です。安定性を考慮するとどうなのかとも思いますが・・・




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