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Windows 8 (ウインドウズ エイト)から Modern UI(モダン ユーアイ)が追加され、シャットダウンするまでの工程が変更されました。Windows 8 からパソコンを始めるユーザーには関係ありませんが、それまでの Windows を使ってきたユーザーはもどかしいかも知れません。スタート画面のユーザーアイコンをクリックした場合は「ロック」と「サインアウト」が可能で、[Windows] キー + [I]キーで表示される電源アイコンをクリックすると、「スリープ」「シャットダウン」「再起動」を選択できます。
Windows 8.1 Pro Preview(Build 9431)では、スタート画面、デスクトップを問わず、左下にポインターを移動して右クリックすると、「シャットダウン(U)」から「スリープ」「シャットダウン」「再起動」が選べるようになりました(左下のスクリーンショット)。これは、Windows 8 には無かった項目です(右下のスクリーンショット)。
Windows 8.1 Pro Preview | Windows 8 Pro |
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もちろん、デスクトップの何もない所をクリックして、キーボードの [Alt] キー + 「F4」キーを押すと、従来の Windows と同じく、「ユーザー切り替え」「サインアウト」「スリープ」「シャットダウン」「再起動」を選択できます。なお、この機能は Windows 8.1 Pro Preview(Build 9431)で確認したもので、正式版では変更されるかも知れません。
Windows 8.1 Pro Preview | Windows 7 Professional |
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そもそも、シャットダウン(電源が切れる状態)を実行する必要があるのか? これに関しては、利用環境により異なります。パソコンでテレビ録画を楽しむユーザーは、「スリープ」「休止状態」がほとんどで「シャットダウン」する機会は少ないと思います。
管理人は Microsoft Surface RT を使っていますが、使い終わったらそのまま放置、あるいは、キーボード兼カバーを閉めればスリープ状態になるのため、たまに任意でサインアウトはしますがシャットダウンはしません。スリープから復帰するとロックされていますが(無効にできます)、ピクチャ パスワードで簡単にログオンできます。複数のユーザーでアカウントを使い分ける場合も、シャットダウンよりサインアウトが重要で、Modern UIのスタート画面のユーザーアカウントをクリックして表示されるサインアウトが重宝します。
スリープを繰り返し使い続けると、稀に動作が不安定になり、コンピューターを再起動しますが、シャットダウンすることはありません。すぐに使えるのが便利なタブレットPCでは、起動を遅らすシャットダウンを利用するのは稀なのです。
一方、テレビ録画もしない、携帯性に優れたタブレットPCやラップトップ PC を使っていない場合、使い終わったら、あるいは、寝る前にシャットダウンするのが一般的でしょう。Windows 8 を使ってみると、シャットダウンよりスリープを使うように促しているように感じます。
Windows 8.1 Pro Preview(Build 9431)でスタートボタンは復活していますが、機能はそれまでの Windows ボタンとは異なります。しかし、スタートボタンの場所で右クリックしてシャットダウンを選択可能になれば、スタートボタンを利用していた旧 Windows ユーザーでも、シャットダウンやスリープを実行するのが楽になるかも知れません。ちなみに、Windows 7 でスリープを実行するには、キーボードの[Windows]キーを押し、[→]を2回押し、[Enter]キーを押せば完了でした。