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PCのリフレッシュを実行してみた:Windows 8 Consumer Preview


Windows 8 のコントロール パネルのメニューには、「PCのリフレッシュ」と「PCを初期状態に戻す」が追加されています。「PCのリフレッシュ」とは、写真、音楽、ビデオ、その他の個人用ファイルを失わずに変更でき、PCの調子がわるいときなどに実行します。一方、「PCを初期状態に戻す」とは、PCを初期状態に戻し、すべてデータを削除します。これは、PCをリサイクルしたり、最初の状態からやり直したいときに実行します。いずれも、OSの再インストール作業を意味しますが、データを保持した「PCのリフレッシュ」は、多くのユーザーに必要な機能ではないでしょうか?

問題は、保持されるデータと破棄されるデータの内訳です。テストしているのはConsumer Previewなので、製品版では変更されるかも知れませんが、個人のデータ、設定、Metro スタイル アプリが保持されるとあります。個人のデータとは、おそらくCドライブのユーザーフォルダー内のデータだと思います。これにより、マイピクチャやマイビデオ、ドキュメント、ミュージックなどのデータや、アカウント情報、パスワード、ブラウザのお気に入り、メールアドレスなどを保持できます。

メトロ スタイルのアプリは保持されますが、デスクトップにインストールしたアプリ(デスクトップ アプリと呼ぶらしい)は破棄されます。つまり、リフレッシュした後にインストールが必要です。その理由としては、トラブルの原因がデスクトップ アプリケーションの可能性があっても、修復するのが困難である、または、意図せずインストールされた「悪い」アプリを、うかつに再インストールしないようにするためとあります。

さて、リフレッシュを実行する前のデスクトップとスタート画面が以下です。デスクトップにはWindows Liveサービスの実行ファイル「wlsetup-web」があり、これがリフレッシュ後に存在していれば、デスクトップに置いてあるファイルは保持されることになります(Cドライブのユーザーフォルダー内)。タスクバーには「ペイント」がピン留めされています。ブラウザのお気に入りも登録されています。デスクトップ アプリは、Windows Liveサービスがインストールされています。スタート画面では、それらのタイルが表示され、WEBサイト「Bing」のピン留めもあります。


デスクトップ スタート画面 Metro UI


それでは PC リフレッシュを実行してみます。この作業は OS 再インストール作業が含まれるので、インストールメディアをドライブに挿入します。キーボードの「Windows」キーと「I」キーを押します。右に表示されたメニューの「PC の詳細設定」をクリックします。




PC設定の「全般」をクリックして、「PCをリフレッシュする」の「開始する」をクリックします。



PCのリフレッシュの説明が表示されます。この操作を行うと、個人用ファイルとパーソナル設定は変わりません。PCの設定は規定の状態に戻ります。Windows Storeのアプリは残ります。ディスクまたはウェブ サイトからインストールしたアプリは削除されます。これは、先に説明したデスクトップ アプリですね。削除されたアプリの一覧はデスクトップに保存されます。「次へ」ボタンをクリックします。



インストールメディアが挿入されていないと、この画面が表示されます。「キャンセル」を押してやり直します。



PCをリフレッシュする準備ができました。処理には数分かかります。その後、PCが再起動されます。「リフレッシュ」ボタンをクリックします。



作業は三回の再起動を含め、全て自動です。キーボードに触れる必要もありません。流れとしては「再起動」→「PCの更新を準備しています」→「PCをリフレッシュしています」→「再起動」→「レジストリ設定を更新しています」→「準備中」→「デバイスの準備中」→「システムの準備中」→「再起動」→「開始」→「完了」→「ログオン」です。



アカウントとパスワード設定も保持されるので、リフレッシュ前のログオンと同じです。



リフレッシュ後のデスクトップとスタート画面が以下です。デスクトップでは、タスク バーの「ペイント」のピン留めが消滅しています。デスクトップのファイルは保持されています。スタート画面では、Windows Live サービスのタブが消滅しています。これは、デスクトップ アプリなので、再インストールする必要があります。WEBサイトの「Bing」のピン留めは保持されています。また、タイルのサイズと背景も保持されています。


デスクトップ スタート画面 Metro UI


マイピクチャの写真、ブラウザのお気に入り(ブックマーク)も保持されていました。



無線設定のSSIDと暗号鍵は保持されましたが、手動設定のプライベート IP アドレス、サブネットマスク、デフォルトゲートウェイのデータは消滅していました。



デスクトップに、「削除されたアプリケーション」と題されたHTMLファイルが作成されていました。ダブルクリックすると、ブラウザで表示できます。今回、私がリフレッシュを実行して、削除されたアプリケーション一覧が右のスクリーンショットです。環境を元に戻すのに、このリストは役立ちます。もちろん、インストールしたものの、すでに用済みのアプリケーションもあるかも知れません。必要なアプリケーションだけインストールすれば良いでしょう。



Windows Update のデータも消滅しています。必ず Windows Update を実行しましょう。



Windows 8 が起動できない状態から、PCのリフレッシュを試みる方法は、インストールディスクをドライブに挿入して、コンピューターを再起動します(やむを得ない場合は、電源ボタン長押し)。Windows 8をインストールする要領で、光学式メディアから起動できるように、BIOS設定ユーティリティで指定します。インストール メディアから起動したら、「次へ」ボタンをクリックします。



「コンピューターを修復する(R)」をクリックします。



「オプションの選択」で「トラブルシューティング」をクリックします。



「PCのリフレッシュ」をクリックします。



Windows 8 のコントロールパネルで実行した画面と、ほぼ同じ内容が表示されます。「次へ」ボタンをクリックして、リフレッシュを実行します。



PCのリフレッシュ作業にかかる時間は、コンピューターの性能と、維持するデータの容量により異なります。管理人はシングルコアの古いノートパソコンで実行した結果、40分ほどかかりました。しかし、基本となるデータをそのまま保持でき、OS本体を再インストールできるので便利です。「リフレッシュ」ボタンを押したら、完了してログオンするまで、キーボードに触れる必要はありません。三回の再起動も自動で、リフレッシュ中に選択する項目はありません。

一般的には、デスクトップ アプリの再インストールと設定に多くの時間が必要です(あとWindows Update)。これをバックアップする方法は、システム全体のイメージを作成して保管するしかありません。基本的に、個人で作成したデータ(写真、動画、ドキュメント)は、OSがインストールされていないパーティション(欲を言えば別の ハードディスクドライブ )に保管して、OS再インストールに全く関係ない場所に移動するのが最善です。PCのリフレッシュ機能は、初心者ユーザーにやさしいトラブル改善策です。


PC のリフレッシュとリセット - Building Windows 8 Windows



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