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後編:ゲーム実況用にマイクとオーディオインターフェースを設定する方法

 後編は、前編で購入したマイク(SHURE / SM58S)やオーディオ・インターフェース(BEHRINGER XENYX Q502USB)を、Windows Media エンコードでキャプチャーできるように設定します。


前回YouTube(ユーチューブ) に投稿するゲーム実況動画を製作するために、マイク、マイクスタンド、オーディオインターフェース、ポップブロッカー、ウィンドスクリーン、マイクケーブルを購入しました。今回は、これらの機器をパソコンに接続して、実際に音声が録音できる環境を構築します。

BEHRINGER(べリンガー)の「XENYX Q502USB」には、15 ページの日本語マニュアルが付属していますが、オーディオ・インターフェースに関して明るくない私には、理解できるものではありませんでした。それは、ゲーム実況を想定して解説されていないから当然です。とりあえず、「XENYX Q502USB」のジャック付近に書かれた文字から、以下の接続方法が考えられました。

マイクの XLR(オス)に、マイクケーブルの XLR(メス)を接続します。外すときは、ボタンを押しながらを引き抜きます。XLRケーブルは米キャノンが開発したため、キャノンケーブルとも呼ばれています。

マイクケーブルの XLR(オス)コネクターを、BEHRINGER(べリンガー)の「XENYX Q502USB」のXLR(メス)コネクターに接続します。

次に、「XENYX Q502USB」に付属する AC アダプターの電源コードと、USB ケーブル(タイプB)を接続します。USB ケーブル(タイプA)はパソコンに接続します。「XENYX Q502USB」には、ON/OFF スイッチが搭載されていないため、スイッチで電力供給を制御できる電源タップがお薦めです(写真右下)。

マイクで声を録音するため、ゲーム音はスピーカーから出力せずにヘッドフォンを利用します。もし、スピーカーからゲーム音を出力した場合、マイクがゲーム音を拾ってエコーが掛かってしまいます。ヘッドフォンがフォーンミニ端子の場合は、ヘッドフォン端子 TRS(3極)(ステレオ)に変換するアダプターが必要です(ヘッドフォンに付属する場合があります)。

「XENYX Q502USB」にヘッドフォンを接続します(写真左下)。ヘッドフォンの音量調節は、「PHONES」のつまみで調節します(MAX側にまわすと音が大きくなる)。



以上で、最初に示した図の通りに接続できました。次は、パソコン側の設定です。「XENYX Q502USB」に付属する USBケーブルでパソコンと接続すると、自動的にドライバーがインストールされます。



BEHRINGER XENYX Q502USBと SHURE SM58を使う場合のPC設定

タスクバーの右下のスピーカーアイコンを右クリックして、「再生デバイス(P)」をクリックします。スピーカーアイコンが無い場合は、コントロールパネルを起動して、「ハードウェアとサウンド」をクリック、さらに、「サウンド」の「オーディオデバイスの管理」をクリックします。



今まで利用してきたサウンド機能のメーカーとは異なる何かが表示されました。これが、今回追加したオーディオインターフェース(Audio interface:オーディオインターフェイスとも言う)の「XENYX Q502USB」です。右のスクリーンショットの例では、私が普段使っているサウンド機能は、「SoundMAX Integrated Digital HD Audio」のスピーカーです。つまり、「USB Audio CODEC(共通してそう表示されるか不明)」が、「XENYX Q502USB」と予想できます。これを右クリックして、「既定のデバイスとして設定(D)」をクリックします。「XENYX Q502USB」を使わないときは(ゲーム実況をキャプチャーしないとき)、この設定を元に戻す必要があります。



「録音」タブをクリックしても、同じく今まで利用してきたサウンド機能とは異なる何かが表示されていました。これを右クリックして、「既定のデバイスとして設定(D)」をクリックします。「XENYX Q502USB」を使わないときは、この設定を元に戻す必要があります。



以上で、「XENYX Q502USB」の電源を入れれば使えると思いますが(マイクにスイッチがある場合はオンにします)、メーカーからドライバーが提供されているので、今回はそちらをインストールしました。



USB ASIO driver インストール方法

1.公式サイトにアクセスして、利用している OS のビット数に対応した「USB ASIO driver」をダウンロードします。利用しているOSのビット数を確認する方法は、キーボードの「Windows」キーと「Pause」キーを同時に押します。「システム」が表示されるので、システムの種類を確認しましょう。あるいは、コントロールパネルを起動して、「システムとセキュリティ」→「システム」をクリックしても、同じ画面を開けます。

XENYX/U-Control Downloads - BEHRINGER

追記(2016 年 9 月 29 日):どうやら USB Audio Driver 64-bit USB ASIO driver から ASIO4ALL USB Audio Driver にドライバーが変更された模様。しかし、Windows 10 でインストールを試みるも、上手く当っていないと思われます。その記録は以下のリンク先にあります。

BEHRINGER Q502USB ドライバー インストール方法:Windows 10



2.私は「64 ビット オペレーティング システム」と表示されたので、「USB Audio Driver 64-bit USB ASIO driver」の「BEHRINGER_2902_X64_2.8.40.zip」をクリックしました。バージョンが更新されるため、ファイル名はアクセスした時期により異なるかも知れません。



3.「保存(S)」の右の「▼」をクリックして、さらに「名前を付けて保存(A)」をクリックします。



4.「名前を付けて保存」が表示されたら、左枠で「デスクトップ」をクリックして、「保存(S)」ボタンをクリックします。



5.デスクトップにダウンロードしたZIP形式のファイル(圧縮フォルダー)を右クリックして、「すべて展開(T)」をクリックします。



6.「展開(E)」ボタンをクリックします。



7.展開したフォルダー内の「BEHRINGER_2902_X64_2.8.40」をダブルクリックします。バージョンが更新されるので、ファイル名はダウンロードする時期により異なります。



8.「Setup.exe」をダブルクリックします(拡張子が表示されない場合は「Setup」をダブルクリック)。なお、インストールする前に、「XENYX Q502USB」とパソコンをUSBケーブルで接続している場合、パソコンからUSBケーブルを引っこ抜きます。



9.「日本語(Japanese)」を選択して「OK」ボタンをクリックします。



10.「USB-AUDIOインストール」左の、コンピューターのアイコンをクリックします。



11.なぜかは不明ですが、「ドライバーをアンインストールします。」と表示されます。しばらくお待ち下さい。



12.「XENYX Q502USB」とパソコンをUSBケーブルで接続します。



13.「インストール」ボタンをクリックします。



14.なぜか、「パソコンから USB のプラグを外して下さい。」と表示され、USB プラグを外しました。再び接続しろと要求され、今度は「XENYX Q502USB」の電源をオンにして、USB プラグを接続しました。



15.インストールを完了するには、コンピューターの再起動が必要になります。「再起動」ボタンをクリックします。



16.サウンドの「録音」タブを確認すると、「BEHRINGER USB WDM AUDIO 2.8.40」が追加されました。すでに既定のデバイスに設定されているので、「USB Audio CODEC」が置き換わったことが分かります。既定になっていない場合は、右クリックで既定に変更します。これを右クリックして「プロパティ(P)」をクリックします。



17.名称やアイコンを変更できます。アイコンを変更するには、「アイコンの変更(I)」ボタンをクリックして、表示されたアイコンから好きなものを選択します。



18.私は、名前を「ZENYX Q502USB」に、アイコンを右のスクリーンショットのように変更しました。



既定のデバイスを変更

私の通常のオーディオ設定は以下です。左下が「再生」タブで右下が「録音」タブです。いずれも「SoundMAX Integrated Digital HD Audio」が既定となっています。普段、パソコンのミニ端子にヘッドフォンを接続しています。また、普段はマイクを設定していませんが、画面をキャプチャーする際、パソコンのシステム音やゲーム音も同時にキャプチャーするために、「ステレオ ミキサー」を既定に設定しています(右下)。

「BEHRINGER XENYX Q502USB」と「SHURE SM58」を利用する場合は、以下の設定になります。いずれも、「BEHRINGER USB WDM AUDIO 2.8.40」を既定に設定します。このとき、パソコンにミニ端子で接続していたヘッドフォンを、ヘッドフォン端子 フォーン TRS(3極)(ステレオ)に変換して、「BEHRINGER XENYX Q502USB」につなぎ直します。なぜならば、「再生」タブで既定のスピーカーを、「SoundMAX Integrated Digital HD Audio(マザーボードのオンボードサウンド機能)」から「BEHRINGER USB WDM AUDIO 2.8.40(BEHRINGER XENYX Q502USB)」に変更したからです。

面倒な作業は、ヘッドフォンを挿し替えるだけです。マイクスタンドや「BEHRINGER XENYX Q502USB」は、普段は机の上を占有して邪魔なので、USB ケーブルと電源ケーブルを「BEHRINGER XENYX Q502USB」から抜いて、これらの機材を机から撤去します(電源タップのスイッチは必ずオフにします)。本体から USB ケーブルを引っこ抜くと、自動的に「SoundMAX Integrated Digital HD Audio」が既定に変更されます。使うときに機器を接続すると、再び「BEHRINGER XENYX Q502USB」が既定に戻ります。



その他の設定

ゲーム音と声をキャプチャーソフトで録音するまでの流れを紹介します。まず、パソコンと「BEHRINGER XENYX Q502USB」をUSBケーブルで接続することで、パソコンのゲーム音(システム音も含めて)が「BEHRINGER XENYX Q502USB」に入力されます。そのゲーム音と、「BEHRINGER XENYX Q502USB」に接続されたマイクから入力された声を合わせて、ヘッドフォンやパソコンに出力します。BEHRINGER XENYX Q502USB」から USBケーブルを経由してパソコンに出力されたゲーム音と声がミックスされた音を、Windows 上で動作するキャプチャーソフトが音声として録音します。もちろん、映像はプレイ画面をキャプチャーします。こうして、ゲーム音、マイクの声、ゲーム画面が一つのビデオファイルになります。カットや BGM を付けたければ、キャプチャーが完了したファイルをパソコンで編集すれば良いでしょう。

「BEHRINGER XENYX Q502USB」のフォーンジャック(L/R)に、オーディオ機器の音声出力(L/R)を接続すれば、BGM、ゲーム音、マイクの声をミックスして出力することもできます(管理人はやりませんが)。あるいは、PCゲームではなく、ゲーム機器(PS、Wii、XBOXなど)の音声出力を接続して、パソコンに画面出力すれば(映像出力は別途機器が必要)、やはり全ての音をミックスしてパソコンに出力できます。

パソコンのゲーム音を「BEHRINGER XENYX Q502USB」に取り込むために、「TO PHONES」ボタンを押します。これで、USB、もしくは、2-トラックインプットに入力された音源を、ヘッドフォンやスピーカーに出力できます。「TO PHONES」ボタンを押さなければ、ヘッドフォンやスピーカーからマイクの声を聴けます(レベルメーターも動きます)。しかし、ゲーム実況をキャプチャーするときは、このボタンを押します。

ゲーム音とマイクの声をミックスするには、「TO MAIN MIX」ボタンを押します。このボタンを押すことで、USB、もしくは、2-トラックインプットに入力された音源をメインにミックスすることが出来ます。今回利用するマイクがダイナミックマイクなので、その上の「PHANTOM」ボタン(赤)は押しません。コンデンサーマイクを使うときに押します(この製品は16Vまで)。



音量調節

マイクに関する設定は、写真左下の赤枠部分です。まず。「GAIN」を+60まで回します(写真右下)。GAINは、入力信号増幅の設定に使用します。信号源をいずれかの入力端子に接続したり、そこから切り離したりする際には、必ずこのコントローラーを左端まで回転させます。つまり、「BEHRINGER XENYX Q502USB」からマイクケーブルを抜いたり挿したりする場合です。

声の音量を調節するには、「1」の「LEVEL」を右に回します。テストなので、目一杯右に回しても良いでしょう。最後に、パソコンに出力する音量を「MAIN MIX」で調節します。「BEHRINGER XENYX Q502USB」とパソコンを USB ケーブルで接続しており、「TO PHONES」、「TO MAIN MIX」が押された状態ならば、「MAIN MIX」でコントロールできるボリュームは、マイクから拾う声と、パソコンのゲーム音の両方になります。もし、マイクの音量を下げたければ、「1」の「LEVEL」を左に回します。ちなみに、「PHONES」は「BEHRINGER XENYX Q502USB」に接続したヘッドフォンから出力される音のボリュームです。



そうではなくて、ゲーム音を調節したい場合は、タスクバーのスピーカーアイコンをクリックして、ミキサーで音量を調節します。キーボードに音量調節ボタンがあるならば、そちらからも調節できます。あるいは、コントロールパネルを開き、「ハードウェアとサウンド」をクリック、さらに、サウンドの「システム音量の調整」をクリックして、「スピーカー」の音量をドラッグ&ドロップで調節します。



PCゲームに自分の声で実況を付けるには、以下のようにボリュームをコントロールします。ヘッドフォンに関しては、実況しながら自分がゲーム音を聞くためのもので、パソコンに出力される音ではありません(つまり、キャプチャーされない)。キャプチャーされるのは、「MAIN MIX(PCへの出力)」のみで、ゲーム音とマイクから拾った声がミックスされています。

純粋にマイクで拾った音をヘッドフォンで聞きたい場合は、「TO PHONES」ボタンを押さない状態にします(ボタンが上がった状態)。すると、ゲーム音が遮断されます。この状態では、マイク音がPCへ出力されません。



サウンドの「録音」タブで、「BEHRINGER USB WDM AUDIO 2.8.40」をダブルクリックして、「聴く」タブをクリックします。ここで、「このデバイスを聴く」にチェックを入れて「適用」ボタンを押すと、マイクの声とゲーム音がミックスされ、「BEHRINGER XENYX Q502USB」に送られます。さらに、「BEHRINGER XENYX Q502USB」でマイクの声(二重)とゲーム音と、さらに「BEHRINGER XENYX Q502USB」に接続されたマイクの声がミックスされ、それらがミックスされた音がパソコンに送られます(エコーが掛かってしまう)。つまり、「このデバイスを聴く」のチェックは外します。(左下)。レベルは100で良いでしょう(右下)。

注意すべきは、ゲーム音とマイク音を何度もテストして、納得がいくバランスになったら、それらをメモする事です。例えば、ゲーム音は常に「50(PC)」で(タイトルにより異なるかも知れません)、マイクの音は「80(BEHRINGER XENYX Q502USB)」、出力の「MAIN MIX」は「70(BEHRINGER XENYX Q502USB)」など。そうすれば、毎回同じゲーム音量と声のバランスを維持できます。



Windows Media エンコーダの設定

最後に、キャプチャーソフトの設定です。私が使っているのは、無料でダウンロードできる Windows Media エンコーダーです。この利用方法は、以下のリンク先に掲載してありますが、オーディオに関する設定は、今閲覧しているこのページを参照して下さい(前、中、後編があります)。以下のリンク先は、マイクによる実況を想定しておりません。プロパティを表示して、「ソース」タブの「オーディオ」で、それまで利用していた「ステレオ ミキサー(SoundMAX Integrated)」から「XENYX Q502USB(BEHRINGER USB WDM AUDIO 2.8.40)」に変更して「適用」ボタンをクリックします。

キャプチャー前編:ゲームをプレイしているビデオに音声を付け編集する方法

プレイ中、ゲーム音や声が録音されているかどうかは、サウンドの「録音」タブで確認しないと分かりません(左下)。「BEHRINGER XENYX Q502USB」には、LED のレベルメーターが付いていますが、「TO PHONES」を押した状態では反応しません。「TO PHONES」をオフにすると(ボタンを上げた状態)、レベルメーターが反応しますが、今度はパソコンで録音できません。マイクのテストをするときは、「TO PHONES」をオフにしてヘッドフォンで声を確認、ゲーム実況するときは、「TO PHONES」をオンにして(ボタンを下げる状態)、ゲーム音をヘッドフォンで聴きます。声は、ヘッドフォンの外から聞こえるだけです。

以上、ゲーム実況動画をキャプチャーできる環境が整いましたが、これはテストを目的としており、実際に公開するかは未定です。ゆっくりボイスが好きなので、それも捨てがたい状況です。オーディオ・インターフェースやキャプチャーソフトが違えば、また設定方法は異なるでしょう。ここに掲載した内容は一例です。


SHURE SM58

BEHRINGER Q502USB


以下は、このページに関する動画です。JavaScript と Flash Player が利用できる環境なら、以下の「ビデオを見る(Watch Video」をクリックするとプレイヤーが表示されます。そうでない場合は、動画への直リンクをクリックすると、YouTube サイトで動画を視聴できます。

動画への直リンク:マイクとオーディオインターフェースでゲーム実況の環境構築





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