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遅れましたが、マルチタッチ液晶を使ってみました:SONY VAIO VPCL119FJ/S


前回 の続きです。指先で操作可能なマルチタッチ液晶ディスプレイやペンタブレットでタッチ操作可能なデバイスを接続すると(おそらくドライバーをインストールすると)、[ Windows ] キー + [ Pause ] キーを押すと表示されるシステムの「ペンとタッチ」の部分に何かしらの表示がされると思われます。



詳細設定はコントロールパネルの「ハードウェアとサウンド」をクリックして、さらに「ペンとタッチ」をダブルクリックすると、設定画面が表示されます。このページでマルチタッチ機能を実際に利用している風景をビデオに撮影しましたが、基本的に何の知識もなくてもこれくらいは操作できます。しかし、しっかり使うのであれば、いくつか覚える必要があります。ただし、音声操作みたいに、沢山の事を覚える必要はありません。



マウスの左ボタンを一回押すクリックは、一本の指で画面にタッチするのと同じ、マウスの左ボタンを続けて押すダブルクリックは、一本の指で画面に連続してタッチするのと同じ、タブレットや PDA を利用した事が無いユーザーで戸惑う操作は、マウスの右ボタンを押す右クリックです。これは、プレス アンド ホールドと呼ばれ、一本の指でアイテムを押したままにすると、周囲に輪っかが表示され、それを確認したら押したままの指を離します。例えば、デスクトップの何も無いところでこれを実行すると、コンテキストメニューが表示され、個人設定などにアクセスできます。さらに、マウスとは異なる動作としてタッチ機能の特別な操作方法「Windows タッチ ジェスチャ」があります。ページを送る時やスクロールする時に利用するパンは、一本、または、二本の指でページにタッチしてドラッグする事で可能。ズームは二つのポイントにタッチして、両ポイントの距離を近づければズームイン、両ポイントの距離を離せばズームアウトになります。回転はアイテム上の二つのポイントにタッチして、希望の方向にアイテムを回転できます。説明を読んでもなかなか理解するのは難しいかも知れませんが、百聞は一見に如かず。また、アプリケーションにより独自の操作方法が追加されている場合もあります。Microsoft Surface Globe では、傾斜を実行する操作がそれにあたります。



トラブルに遭遇した経験は、一日使ってみて一回だけタッチ機能が使えない状態になりました。再起動すると再び使えます。もし、ある時点で特定の機能が使えなくなったのであれば、先に紹介したコントロールパネルの「ハードウェアとサウンド」→「ペンとタッチ」の詳細設定を確認してみるのが良いでしょう。例えば、右は「フリック」タブの指定項目で、「フリックを使用してよく実行する操作を素早く簡単に行う(U)」のチェックが外れていれば、この機能は利用できなくなります。チェックを外す場合は、頻繁に誤った操作をする場合で、この機能を必要としないユーザーだけです。



Windows Vista であるならば、クイック起動バーを駆使するか、無料のランチャー「RocketDock」でも良いわけで、特に「VAIO Gateランチャー」が印象に残る機能はありません。むしろ、ここまでアイコンを登録すると、逆に使い勝手が悪くなる気もしますが、マルチタッチで操作するのであれば、もしかすると便利なのかも知れません(まだ、慣れていないのでどちらとも言えません)。Windows 7 の場合は、タスクバーが約14年ぶりに改良されたため、これを利用すればランチャーの必要性が薄れます。ここまでアイコンを登録すれば、結局探すのが面倒かも知れませんが・・・

RocketDock 機能を向上させるランチャー


また、マルチタッチ対応液晶ディスプレイの単品も販売されています。現時点では株式会社アイ・オー・データ機器とデルコンピュータしか確認できませんが、後付けでマルチタッチ機能を追加可能になっています。さらに、液晶に直接触れるのではなく、タブレットでペン以外にマルチタッチに対応する製品も販売されています。2009年冬モデルでは、SONY VAIO VPCL119FJ/S が 24 インチワイドでマルチタッチに対応しています。富士通が 23 インチワイド( 20 インチワイドも )、NEC が 21.5 インチワイドと続き、21.5 インチワイド液晶だと単品でも購入できます。



今回、管理人が触れてみたのは Microsoft タッチ パックの Microsoft Surface Collage(マイクロソフト サーフェス コラージュ)と、Microsoft Surface Globe(マイクロソフト サーフェス グローブ)です。使用したパソコンは SONY VAIO VPCL119FJ/S 。



Microsoft Surface Collage
(マイクロソフト サーフェス コラージュ)

起動画面は「Adobe」かな?と錯覚しましたが、Surface のロゴが入っています。下段にコンピューターに保管された写真( Windows 7 に付属 )と、SONY のパソコンに付属された写真が並び、指先で横スクロールさせて写真を選びます。好みの写真を上に移動して、拡大したり縮小したり、横に投げたりして写真を参照します。Surface はテーブル型パソコンのため、テーブルの上に物理的な写真を並べて参照しているかの如く、これを利用できます。しかし、一般的な一体型パソコンでは、あえてこれをする理由はありません。移動や回転に関しては、物理的な写真の操作と同じであるため、マウスよりも自然な操作を実感できます。マルチタッチは、物理的な物を扱うのに似た自然な操作と、デジタルだから優れている部分があり、指先2本で拡大したり縮小したりするのがデジタルのメリットです。実際にテーブルの上に写真を並べて、指先で移動する事はできても、引っ張って拡大したり、縮めたりする事はできませんから。




Microsoft Surface Globe(マイクロソフト サーフェス グローブ)

Microsoft Bing Maps for Enterprise のコンテンツとテクノロジに基づいた参加型の地球探索アプリケーションです。ビデオを撮影してからマイクロソフトの Microsoft タッチ パックの説明ページの存在を知りました。ここを読んでからのが楽しめます。今回、何も知らずに地球を探索しましたが、もともと旧 Windows Live Map や Google マップで長い時間遊んでしまうので、これも当てもなく長い時間遊んでしまいました。地球儀の状態でひたすら横にまわすなら、物理的な地球儀と同じです。指先2本でズームさせて、衛星写真を元にした地図で好きな場所に移動できます。これは地球儀では無理な操作ですが、やはり指先であえて操作する必要性もありませんね。ゲームではありませんが、もの凄く楽しい・・・




Microsoft Surface Lagoon(マイクロソフト サーフェス ラグーン)

底に沈んでいる岩と遊び好きで臆病な魚で構成される、スクリーン セーバーおよび対話型の水シミュレーション プログラムです。 マルチタッチを利用したスクリーンセーバーで、画面に映し出される水面を指先で触れ、美しい波紋も楽しめます。魚も登場しますが、水面に触れると逃げます。小鳥のさえずりと水が跳ねる音も再現されていて、なんとも心休まるスクリーンセーバーです。




Windows 7 の Microsoft タッチ パック

タッチパックは Windows 7 の特典機能です。Windows 7 を実行する多くのマルチタッチ PC にプレインストールされているとあるので、単品のマルチタッチ対応液晶では遊べないのだろうか?調べてみると現時点ではダウンロード提供はされていませんでした。毎度の事ですが、こういう所が気にくわないですね。マルチタッチ対応の液晶単品を購入した人が遊べないのは不公平です。Windows Vista の地デジ対応 Media Center みたいな感じ。Media Center は地デジの事情がありますが、タッチパックも何か事情があるのでしょうか(特許とか?)。

追記:2010 年 4 月 22 日より、Microsoft Touch Pack for Windows 7 のダウンロードが開始されました。これにより、対応デバイスを利用している、なおかつ、Windows 7 ユーザーは、ダウンロードしてインストールする事で、自作パソコンやBTOパソコンでも後付けした機器で楽しめます。

Microsoft Touch Pack for Windows 7 のダウンロード開始


Windows Liveフォトギャラリー

マルチタッチ操作は、遊びに使うだけではなく、ほぼマウス操作の代わりとして OS である Windows 7 やアプリケーションの操作が可能です。ただし、ボタンが小さいとタッチし難いです。例えば、以下は管理人が無償で提供されている Windows Live フォトギャラリーをマルチタッチ液晶で操作しているビデオです。サムネイルの間隔が少ない縮小表示では、スクロールするのは難しく、サムネイルの間隔が多い拡大表示では、指先でスムーズに操作できます。得手不得手はありますが、日常的な作業にも十分利用できます。




Windows Media Center

残念ながら、この VAIO の 3 波デジタルTVチューナーは、独自アプリケーションで操作するもので、Windows Media Center に対応していません。タッチ機能で操作は可能ですが、特にマルチタッチに対応している必要は無いと思われます。タッチ操作の得手不得手の一つに、タッチする対象が小さいほど操作が難しい事があげられますが、Windows Media Center も最大表示で操作するのが一番かと思われます。




タッチ操作に慣れると発生する現象

全部をマルチタッチ機能で使うほど便利ではありませんが、結構普通にタッチしてしまう事があります。スタートボタンとか、デスクトップに散らばったアイコンとか・・・管理人は購入する前にタッチ操作は 3 日で飽きると予想しましたが、普通の作業でも利用できるため、飽きるとか飽きないとかの問題では無いのかも知れません。その時マウスやキーボードに触れるのが便利なのか、画面に触れるのが便利なのかにより、些細な操作でも画面に触れてしまう様になりました。

恥ずかしい話ですが、マルチタッチ機能を一日使うと、常用マシンに戻った時も画面にタッチしてしまう時があります。もちろん、マルチタッチに対応していない液晶なのに。これは凄く恥ずかしい事で、周りに誰もいないから救われています。



マルチタッチを使ってみて分かった事

マルチタッチ機能に関しては想像していた通りで、必須の機能ではありません。ただし、使えるのであれば、普段の操作でも指を使ってしまう傾向にあります。Microsoft タッチ パックに関しては存在すら知らなかったのですが、非常に面白いとソフトでした(マルチタッチ機能で使うから面白いだけ)。しかし、ダウンロード提供していないので、これのためにマルチタッチ対応パソコンを購入する価値は難しいと思います。マルチタッチ対応液晶一体型パソコンをおすすめできるのは、小さなお子さんがいる家庭だと思います。例えば、読んだ本に登場する国を調べる時、Microsoft Surface Globe は役立つでしょう。辞書で知らない言葉を調べて、そこに書かれていた文章に知らない言葉が存在して、さらにその言葉を調べる、さらに辞書をひく事を繰り返すのが楽しいのと同じで、何を調べていたのか不明になる事もありますが、衛星写真を使用した地図もそれと同じです。最初に調べたかった場所から、どんどん違う場所へと進んでしまい、あっというまに時間が過ぎます。また、Windows に付属すゲームも指で操作できます(マインスイーパは厳しい)。

メーカー製パソコンでは同等機能でマルチタッチ液晶を省いたモデルが存在します。他の機能もダウンしている可能性もあり、一概にマルチタッチ機能にかかる金額を算出するのは難しいですが、一般的にはマルチタッチ機能付きとそうでないパソコンの差額は 3 万円ほどかも知れません。 これの差額だと、買値はマルチタッチ非搭載の方が安いのは当然ですが、その機能を失う金額としては大きいかも知れません。つまり、マルチタッチ機能に対応していないパソコンは選択肢が多いわけで、あえてメーカー製パソコンを購入する必要も薄れると考える事もできます。単刀直入に言ってしまえば、マルチタッチ非搭載モデルの方が、買値は安いが機能と値段のバランスが納得できない。



既存のパソコンにマルチタッチ対応液晶ディスプレイを買い足す、または、液晶を乗り換えるのは、Microsoft タッチ パックの件をクリアすれば、一体型パソコンと同じすすめ方ができます。しかし、液晶ディスプレイはインチサイズと解像度が重要で、例えば、管理人は現在 24 インチワイド液晶を利用していますが、解像度は 1920 × 1200 です。SONY VAIO VPCL119FJ/S も 24 インチワイド液晶ですが、解像度が 1920 × 1080 のため、作業スペースが必要なユーザーには作業効率がダウンします(スピーカーは SONY の方が良い)。そして、現実的には現時点で 21.5 インチ液晶が唯一マルチタッチ対応として単品販売されています。常用している液晶のインチサイズと解像度にもよりますが、なかなか大きいサイズから小さいサイズに移行するのは難しい事かと思いますし、基本機能をダウンしてまで高価なマルチタッチ液晶に乗り換える価値があるのかも不明です。ただ、解像度が大きいほど、指先操作が簡単でもあります。

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