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78.ENERMAX エナーマックス EMG600AWT 600W PRO87+シリーズに交換してみました


前々回、パソコンの騒音が気になったので、CPU クーラーをIntel純正から 「SCYTHE KABUTO (兜)クーラー SCKBT-1000 」に交換しました。 これが低価格で効果的でした。しかし、CPU ファンは静かになったものの、電源ユニットの騒音が問題だと分かりました。試しに、電源ユニットを PC ケース外に強引に出してパソコンを起動すると、それなりの静音性を維持する事が分かりました。


良くない例 良い例

そこで、「Cooler Master Centurion 534+ PLUS BL」から電源ユニットを下部に設置できる、なおかつ、電源ユニットのファンを下向きに設置できる PC ケース「Cooler Master CM 690 II Plus」に変更しました。要するに、ケース内の熱い空気を電源ユニットを通過することで、電源ユニットの寿命を縮め、ファンも高速回転してしまうだろうと勝手に予想したわけです。「Cooler Master CM 690 II Plus」は下段から電源ユニットに空気を吸い込み、背後で排出する構造なので、PC ケース内の空気は一切関係しない構造です。結果、予想は正解でした。

71.CPUクーラーとファンの交換作業 前編

76.騒音問題を改善するべくPC ケースを変更



この状態で半年ほど使っていましたが、話の流れで電源ユニットも交換したい欲求がわいてきました。電源ユニットが最初から五月蠅かったのか、上段に設置する PC ケースのせいで、寿命を迎えたのかは不明ですが、現在の主流は 80PLUS プログラムの認証を受けているかが話題になっています。


負荷 / ランク 80PLUS 80PULS BRONZE 80PLUS SILVER 80PLUS GOLD
20% 80% 82% 85% 87%
50% 80% 85% 88% 90%
100% 80% 82% 85% 87%

80PLUS には。「BRONZE(ブロンズ)」「SILVER(シルバー)」「GOLD(ゴールド)」とランクがあり、「GOLD(ゴールド)」が一番ランクが高い事を示します。そこで、発売されてから時間が経過して、ほどよい金額になった ENERMAX / エナーマックス PRO87+シリーズ EMG600AWT(600W)を購入してみました。なお、交換前の電源ユニットは、Cooler Master iGreen Power EMI 500W (RS-500-ASAA-EMI)です。



管理人はゲームをやらないので、グラフィックスカードも別電源ケーブルを必要としない、ファンレスのカードを使っています。つまり、電源ユニットに関してこだわりがなく選択していました。今回もワット数や 8 ピンコネクターが何本付いているかは軽視して選択しました。ただし、ワット数は静音性にも関係してきます。総出力の何パーセントを使うかにより、ファン速度が可変するので、コンピューターで消費する総ワット数より余裕を持たせて購入するのが無難。しかし、総ワット数を計算するのは難しく、せいぜい CPU とグラフィックスカードの MAX 値くらいで、別途ワットチェッカーを購入する必要があります。これも所有していないため、前回は 500W だったので、今回は 600W と適当に判断しました。もちろん、WEB ページを制作するメインマシンなので、絶対に 500W も使っていませんが。



一般的な電源ユニットが12cmファンを搭載していますが、この電源ユニットは13.9cmファンを搭載しています。ファンが大きければ、冷却に回転数を抑えられるため、静音性に貢献します。



サイズはW 150mm × D 160mm × H 86mm となります。 高さと横幅は規格で定められているので変化はありませんが、奥行きが少し長いです。 右写真の左が EMG600AWT 、右が RS-500-ASAA-EMI 。 先に言ってしまえば、電源ユニットの前に PC ケースの選択に注意しましょう。 ケースは大きい方が増設しやすく、電源ユニットを下段に設置するタイプで、なおかつ、電源ファンを下向きに設置できるタイプがおすすめです。 奥行きが長いため、小さい PC ケースの場合、なおかつ、電源ユニットを上段に設置するタイプでは、5 インチベイに設置するデバイスが制限されるかも知れません( 5 インチベイが沢山あるなら、電源ユニットを避けて設置する事も可能と思われますが)。



付属品の紹介。電源ユニット本体とケーブル一式。 この電源ユニットは、ケーブル脱着式です。 電源ユニットから伸びるケーブルは、マザーボードと接続する8ピン(12V1 4ピン×2)と、24ピン(24V1)です。 脱着式ケーブルのメリットは、不必要なケーブルを排除できるので、PC ケース内のエアフローを最適化できます。 これもまた、静音性に貢献するかも知れません。 管理人の環境では、グラフィックス関係のケーブルは一切不要なので、2 本接続すれば終了です。 脱着式ケーブルを採用していないバージョンもあり、価格差は 2,000 円です。ケーブルが少し固めなので、脱着式ケーブルをおすすめします。



残る付属品は、多国語対応のマニュアル、電源ケーブル、コードガード(電源ケーブルが抜け落ちるのを防ぐ金具)、結束バンド 2 本(マジックテープ式)、本体を PC ケースに設置するためのネジ 4 本、何に使うのか不明なロゴシール、そして・・・ロゴ付きの袋です(開閉はマジックテープ)。



このケースの意味は不明でした。電源ユニットは持ち歩かないだろう?しかし、電源ユニットを収納できるサイズではありません。



脱着式ケーブルなので、余ったケーブルやマニュアル等の付属品を収納して保管できます。なかなか気の利いたアイテムですが、コストを下げてもった方が良かったかも知れません。



交換作業の開始

まずは既存の電源ユニットを摘出します。既存の電源ユニットは、ケーブルが脱着式ではないため、不要なケーブルを裏に隠すのが一苦労。しかし、PCケースの選択を誤らなければ、裏に全部隠せます。見た目の問題ではなく、マザーボードを設置する側に不要なケーブルがある事で、空気の流れに影響します。



既存の電源ユニットは、マザーボードの補助電源8ピンがギリギリ届く長さでした。 これを設置するには、CPU のヒートシンクが大きすぎて、上部のファンを取り外す必要があります(この PC ケースではの話)。



今回はしばらく掃除していなかったので、メッシュ部分に埃がたまっていました。 掃除機で直接吸い取っても、メッシュに付着した埃を除去するのは困難です。 今回も、クイックルワイパーハンディが役立ちました。エアフローが優れている PC ケースほど、 ケース外から空気を取り入れて効率的排出するため、埃がたまりやすいのも事実です。もちろん、部屋が綺麗か汚いかも関係します。

パソコンまわりの掃除グッズ クイックルワイパーハンディ



マザーボードの 8 ピンコネクターが顔を見せました。 不安だったのは、果たして新しい電源ユニットの 8 ピンケーブルが、ここへ届くのであろうか?



この時点で、部屋の中はこんな感じ・・・ 電源ユニット交換で外す電源ケーブルは、電源ユニットから伸びる電源ケーブル全てです。具体的には、マザーボードの 24 ピンと 8 ピン(環境によっては 4 ピン)、光学式ドライブ、ハードディスクドライブ、ケースファンなどです。 これらの箇所は、自作PC のサイトで説明しているので、そちらを参照して下さい。

マザーボードに電源ケーブルを接続する

マザーボードにドライブを接続する



電源ユニットを摘出するついでに、使っていたケーブルを記憶します(普通は、考えれば分かる事ですが、確認の意味も込めて)。 必要なケーブルを選択して、新しい電源ユニットに接続します。これで、設置準備完了です。



通気口が下に空いているため、電源ユニットのファンを下に設置します。これにより、美しいゴールドのファンを見る機会は少なくなります。



今回、8 ピンケーブルは余裕に届きました。ケーブルは堅めですが、それが致命的になるほどの事でもありません。



さて、電源ケーブル類をどうやって処理するかです。100 均一で購入した結束バンドを使用します。この手のPCケースは、結束バンドを通す穴が沢山あります。

パソコン周りのケーブルを結束する便利グッズ



少し気になったのは、ハードディスクドライブの電源コネクターです。強引にねじ込むしかありませんが、間隔を開けずにハードディスクドライブを設置している場合、ケーブルが固くて大変かも知れません。しかし、ハードディスクドライブを高熱を発するので、余裕があるならば離すのが一般的です。臭いものに蓋をするではありませんが、あとは強引にPCケースを閉めてしまいましょう。



マザーボード側はこんな感じです。



電源ユニットを交換してみた感想

設置が完了したので、実際に騒音を聞き比べてみましょう。YouTube に交換前と交換後の騒音を撮影したビデオを投稿しました。



PCケースを交換した時よりも、静音性に関するインパクトは薄くかったです。騒音は難しいもので、静かならそれに超した事はありません。しかし、昼間の作業中には耐えられる騒音でも、夜中に番組録画でスリープから復帰すると、耐えられない場合もあります。これに関しては百聞は一夜に如かず(そんな言葉はありませんが)。



ただ、ビデオを視聴すると、最初の段階では酷い騒音に悩まされていた事が分かります(悲しいですが、記憶より記録のが正しい)。ケース内の熱を電源ユニットを通過して外に排出する構造のPCケースでは、電源ユニットの騒音は恐ろしいものでした。しかし、PC ケース内の熱に左右されない「Cooler Master CM 690 II Plus」に変更した時点で、十分静音性を確保できていた事が分かります。今回の電源ユニットの変更で、さらに静かになった事はビデオでも確認できますが、すでに PC ケース交換の段階で、個人的には満足できていたみたいです。



そして、季節も関係しています。今年の冬は、暖かい日もあり過ごしやすい環境なのですが、それでも冬であることから、パソコンに優しい季節です。もし、夏だったならばい、もう少しはっきりと静音性を確認できたと思います。ファン交換と同じで、一般家庭のパソコンの空冷や静音性に関する課題は、はやり室内温度と湿度が上昇する夏に実行するべきでしょう。夏になれば今回の電源ユニット変更の恩恵を体感できると思われます。



電源ユニットを交換してみた感想

まずは PC ケース選びから。その後に CPU クーラー、電源ユニット、ケースファンの選択。 ケース内の熱が電源ユニットを通過する一般的な構造は、電源ユニットにとって不利です。 まずは PC ケースの選択を慎重にするべきでしょう。その後に、CPU クーラーの交換が効果的です。 電源ユニットは故障するパーツですが、パソコンに必要な総ワット数に余裕を見て選択、電源変換効率を考慮して、80PLUS プログラムの認証を得た製品を選択しましょう。CPUやグラフィックスカードだけにお金をかける片寄ったパーツ選択だと、後々後悔すると思われます。電源ユニットの選択は慎重に。その後、コンデンサがどこ製だとか、ファンの回転数だとか、ファンのサイズなどを吟味すれば良いでしょう。この辺は、管理人には分かりません。

CoolerMaster CM 690 II Plus (RC-692-KKN1):PC ケース




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