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72.CPUクーラーとファンの交換作業 後編


前回 の続きです。 SCYTHE KABUTO (兜)クーラー SCKBT-1000 を購入して、既存の CPU クーラー&ファンを撤去したところまで終わりました。 このページでは、取り付け作業へ進みます。 付属するシリコングリスを CPU に垂らします。これは、ヒートシンクを外す度に必要な作業です。掃除のために一旦取り外すには、ヒートシンクを購入する必要があります。



ここで失敗しました。また、全部を使ってしまいました。これでは量が多すぎて、ヒートシンクを押し当てた時、シリコングリスが脇に流れ出します。



シリコングリスを平らにのばします。ヘラは付属しませんが、プリンなどに付属するプラスチック製のスプーンが適しています。



なんとか満遍なくのばしましたが、やはり量は多いと思います。 真ん中に盛った状態のまま設置しても、結局回りに流れ出すのでのばす必要性があるのか不明ですが、基本的にはプロセッサーの上面に綺麗にのばした方が無難です。



SCYTHE KABUTO(兜)クーラー SCKBT-1000 を取り付けます。マザーボードの4つの穴に、アンカーの先の白い部分が収まる様に調整します。 アンカーの溝の方向に注意します。また、ヒートパイプの方向にも注意して下さい。ヒートパイプの方向は、この写真では間違っています。 これは、説明書を読まずに設定したためです。



アンカーは対角線の 2 本に指をあて、上から押すのが本来のやり方です。つまり、対角線上のアンカーを 2 本ずつ、合計 2 回押して、4 つのアンカーを差し込みます。 しかし、先にも書きましたが、ヒートシンクが大きすぎてアンカーが真上から見えません。 とりあえず、一番差し込むのが困難な場所から力を加える事になりました。しかし、指が入らない事が判明。



電源ユニットを取り外すと、指が入りました。 写真ではヒートパイプの位置が上下逆になっています。本来はヒートパイプが下になります。 この写真ではヒートパイプが電源ユニットの方、このパソコンケースでは電源ユニットが上に設置されるので、ヒートパイプが上になっていますが、下にするのが正解です。



アンカーを上からマザーボードの穴に向けて押し込むと、「カチッ」と音がなります。この間隔が初めてでは難しく、結構力を必要とします。 しかし、最初の1本目は簡単かと思われます。横から見ると分かりますが、アンカーの内部の白い部分と、黒い部分の間に隙間があります。 これを差し込むと、白い部分が黒い部分と接します。しかし、これはデジタルカメラを忍び込ませて撮影した写真です。 ヒートシンクが大きすぎて、肉眼で確認する事はできませんでした。マザーボードを取り出し設置した方が分かりやすいでしょう。


アンカーを押し込む前 アンカーを押し込んだ後

Intel CPU クーラー&ファンのプッシュピンの仕組み



電源ユニットの反対側は、アンカーに指が届く物の、押しつける力が上手く調節できません。なぜならば、ビデオカードが邪魔だからです。



ビデオカードを撤去すると、指を脇から滑り込ませて、なんとか力を加える事ができました。最後のアンカーを押し込むのが一番苦労するかも知れません。 すでに 3 つのアンカーが固定されているため、最後のアンカーを押し込むには力が必要です。 初めて作業する場合は、マザーボードが壊れるのではないかと思うほど力を必要としました。 しかし、これはマザーボードによって異なるみたいです。YouTube に投稿されたビデオを参照すると、案外簡単に設置しています。 「カチッ」と音がなるまで押し込まないと、ヒートシンクと CPU が接する部分が少なく、熱暴走へと発展します(強制的にシャットダウンされると思います)。



最後に、CPU ファンケーブルをマザーボードに接続します。これを忘れると、CPU ファンが回りません。やはり熱を処理できず、強制的にシャットダウンとなるでしょう。



ここで説明書をたまたま読んだところ、逆に設置している事が判明。また電源ユニットとビデオカードを取り外すのか・・・ それより、また、アンカーを押し込むと思うと気が重い。アンカーの押し込みは、4 〜 5 回やれば慣れます。



取り外すために、アンカーをペンチでつまんで、矢印(アンカーに記載されています)の方向に回します。 取り外したら、アンカーを再び回して押し込む状態にします。これは、付属マニュアルの図を参照して下さい。



これが、マニュアルに記載された最も冷却性能を発揮する設置方法です。ヒートパイプが下になっています。これで設置作業は終了・・・



と、言いたい所ですが、管理人の使っている PC ケースは古いので、サイドダクトが設置されています。 これは、CPU ファンへ外部の空気を効率良く取り込む専用ダクトですが、今は存在しないケースが多いと思います。 今回取り付けた SCYTHE KABUTO (兜) クーラー SCKBT-1000 は、ヒートシンクが大きいため、このサイドダクトを付けたままだと、サイドパネルが締まりません。 ネジ 4 本で固定されているので、これを撤去します。



サイドダクトを取り外した状態。



サイドダクトとネジは保管しましょう。



別売りの CPU クーラー&ファン を使うのが初めてで、奇妙な光景を目の当たりにしました。 マザーボードに付属する PC Probe II は、ファン速度が 600 rpm より落ちると、警告が発せられます。警告は切る事ができますが、モニターは赤く表示されます(下図の右画像で CPU 速度が赤く表示されています)。 CPU に付属された Intel の CPUクーラー&ファン ならば、この速度に落ちると確実に熱を処理しきれなくなり、強制的にシャットダウンとなります( CPU 温度は 80 度を超えるはず)。 SCYTHE KABUTO (兜) クーラー SCKBT-1000 を設置したところ、200 rpm 〜 500 rpm と推移しています。 これは、熱伝導率の高いヒートシンクが大きく、それだけで CPU の熱を効率的に放出して、ちょろっと CPU ファンが回っている感じです。 もちろん、BIOS で CPU ファン速度は、熱により可変します。たまたま涼しい日だった事も関係しています。これから夏になるので、CPU 温度もファン速度も上がるはずです。


付属のクーラー&ファン SCYTHE KABUTO(兜)クーラー SCKBT-1000



1920 × 1080 フルHD MP4 を、Windows Live ムービーメーカーで HD720p にエンコードしている様子。 ようやく、PC Probe II の最低値のファン速度となる 600 rpm を超える事ができました。それでも、ケースファンより回転速度は低い状況。 ファン速度が抑えられるため、静音性も抜群です。\3,000 ほどの CPUクーラー&ファンでも、ここまで熱処理効果が高いとは驚きました。 もっとはやく購入すれば良かった、いやいや、最初から購入していれば、PC ケースにマザーボードを取り付けるまえに設置でき、作業も楽だったと思います。 ところで、電源を投入した直後は、もの凄く静かなのですが、時間が経過するとまた騒音が気になります。 CPU ファンは問題を解決できたので、今度は電源ユニットのファンを対処する必要があります。はぁ・・・電源ユニットの選択は難しそうです。



今回、管理人は次の方法で自分の環境に対応した CPU クーラー&ファンを選択しました。 サイズの計測とソケットの対応状況は、下調べで把握できますが、静穏性と熱処理の効率は、使ってみないと分かりません。 管理人が利用しているプロセッサーは、Intel Core 2 Quad Q6600 2.4GHz で、これを 3Hz にオーバークロックしています。 この環境に SCYTHE KABUTO (兜)クーラー SCKBT-1000 を設置したところ、満足できる効果を得られました。 だからといって、どんな環境でもこれが良いわけではありません。

CPUクーラーとファンの選び方




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