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CPUファンの故障 - 交換作業
 Scythe MUGEN∞3 SCMG-3000
    異音のするケースファンも交換

Scythe KAZE FLEX PWM 300~1200rpm SU1225FD12M-RHP
Scythe KAZE FLEX 1200rpm SU1225FD12M-RH


2011年に自作したPCで「警告 CPU fan 0 rpm(CPUファンが回っていない)」が表示されました。まぁ、CPUに付属するリテールクーラーを大きなヒートシンクが付いた静穏クーラーに変更しているため、負荷が掛からなければ壊れる心配はありませんが、念のためPCケースを開けてCPUファンの様子を確認しました。PCスペックは以下。

警告 CPU fan 0 rpm(CPUファンが回っていない)

CPU:Core i7 2600K(BX80623I72600K)クワッドコア
ビデオ:インテル HD グラフィックス 3000
マザーボード:ASUS P8Z68-V Z68 チップセット
メモリ:Kingston DDR3 PC3-12800 KHX1600C9D3X2K2/4GX
ハードディスク:WESTERN DIGITAL WD20EARX 2 TB
光学式メディア:アイ・オー・データ機器 BRD-S12BLEK
PCケース:Cooler Master CM690 U Plus
電源ユニット:ENERMAX PRO87+ Lot 6 500 W
CPUクーラー:MIGEN∞3 無限参 SCMG-3000
ディスプレイ:アイ・オー・データ機器 LCD-MF231XBR
OS:Windows 10 Pro 64bit

CPUファンがピクっと回転しようとする動きがありますが、ファンが回転するに至りません。指で軽く羽を回して勢いをつけると回転しだしますが、しばらくして停止します。この様子はビデオを撮影したので、YouTubeにアップロードしたビデオをご使用ください。あとはPCケースの上部ファンから異音が聞こえます。


動画

このページに関するビデオを制作しました。興味のある方はご視聴ください。

動画への直リンク


Scythe MIGEN∞3 無限参 SCMG-3000

起動時にCPUファンのエラーとなり、F1キーを押してくださいと表示されました。BIOSユーティリティーでCPUファンが接続されていない状態です(写真左下)。この画面で「終了/アドバンスト」をクリックして、さらに「変更を保存せず退出」をクリックすればWindows 10が起動します。ASUSのアプリケーションでもCPUファンが見つかりませんでした(写真右下)。

写真左下がIntel Core i7 2600K(BX80623I72600K)に付属するリテールCPUクーラーです。ヒートシンクとCPUファンが小さいため、CPUに負荷が掛かったときにファンが高速回転して騒音が気になります。そこで、より大きなヒートシンクとCPUファンの「Scythe MIGEN∞3 無限参 SCMG-3000」に交換しました。これだと、大きなヒートシンクが発熱を上手く逃がすので、ファンの回転数が抑えられ騒音に悩まされる心配がありません。しかし古いマザーボードではCPUファンの最低回転数の設定、すなわち回転数が何rpmを下回ったら警告を出すような設定が無い場合、起動時にCPUファンのエラーになることも結構あります。もちろん2007年に自作したPCのマザーボード P5B Premium Vista Edition(Intel P965チップセット)の話ですが…

今回は物理的に壊れているようなので交換することになりますが、いかんせんCPUファンの交換は初めてで不安一杯です。9年前に自作した記憶が薄れているため、CPUクーラーの仕組みが分かりませんが、PCに以下の写真が保管されていたので、ヒートシンクからCPUファンを取り外せることが分かりました。購入時点ではバラバラだったようです。


CPUファン、ケースファンを取り外す作業

まずはファンを外してサイズは測り、代替ファンを注文します。Windows10 をシャットダウンして、電源ユニットのスイッチをOFF(〇が押された状態にする)にして(写真左下)、ディスプレイケーブル、LANケーブル、スピーカーケーブル、その他もろもろUSBケーブルを引き抜きます(写真右下)。

側面パネルを外します。今回は異音のする上部ケースファンも交換するので、上部のパネルも開けました(写真左下)。やり方はPCケースにより異なり、Cooler Master CM690 U Plusは両側面パネルを外さないと上部パネルが開きません。最後にPCを寝かせて作業しやすい状態にします(写真右下)。

各ファンから延びるケーブルを辿り、マザーボードから取り外し、その場所を記憶します。マザーボードASUS P8Z68-Vでは、CPUファンケーブルはCPU_FAN1とプリントされた場所に、ケース上部ファンはPWR_FAN1とプリントされた場所に接続されていました。これはマザーボードのマニュアルにも掲載されています。

ヒートシンクにCPUファンが設置されている仕組みは簡単で、ストッパーがヒートシンクの側面にある溝に引っ掛けられ、CPUファンの穴に上下二箇所、両側面で合計四箇所に引っ掛けられています。四箇所の穴からストッパーを外せば、CPUファンが取り外せます(ビデオも参照してください)。

CPUファンをヒートシンクから取り外せました。

ケース上部のファンはテッパーネジ4本で留まっているので、プラスドライバーで緩めてファンを外します。

これで交換すべき二つのファンが外れました。


代替ファンを注文する

左がCooler Master社のケースファン(上部から外したファン)、右がScythe MIGEN∞3 無限参 SCMG-3000に付属するCPUファンです。サイズはいずれも120mm × 120mm × 25mmで、CPUファンは4ピン、ケースファンは3ピンでした。同サイズの代替品を注文しました。

代替品として購入したが以下。CPUファン用に Scythe KAZE FLEX PWM 300~1200rpm SU1225FD12M-RHP、ケースファン用にScythe KAZE FLEX 1200rpm SU1225FD12M-RHを購入しました。

以下はScythe KAZE FLEX PWM 300~1200rpm SU1225FD12M-RHPです。4ピンPWM 300~1200rpmファンと3ピン→4ピン変換ケーブル、取付けネジ4本(テッパーネジ)が付属します。変換ケーブルの使い方が分かりませんが(3ピンじゃなくて2ピンが入っている)、今回はマザーボードから電力を取るので使いません。

ファンの振動を抑える衝撃吸収ラバーパッドが四隅に、両面で八箇所に付いています。写真左下が従来品、写真右下が衝撃吸収ラバーパッド有り。

右がScythe MIGEN∞3 無限参 SCMG-3000に付属のCPUファン、右がScythe KAZE FLEX PWM 300~1200rpm SU1225FD12M-RHPです。羽の向きと角度が違います。

こちらがケースファン用Scythe KAZE FLEX 1200rpm SU1225FD12M-RH。3ピン1200rpmファンと3ピン → 4ピン変換ケーブル、取付けネジ4本(テッパーネジ)が付属します。同価格の800rpm(1分間に800回転)で十分だったと思いますが、静穏ファンなので騒音はありません。重量はCPUファンとほぼ同じ約138gです。


ファンの取り付け

CPUファンをストッパーで引っ掛けて取り付けます。元に戻すだけなので、外した人ならやり方が分かると思います。ポイントは上下二箇所、合計四箇所です(ビデオをご視聴ください)。

衝撃吸収ラバーパッドの厚みのせいか、気持ちストッパーが撓んでいます。CPUファンを付ける方向、風の向きは、ヒートシンクに風をぶつける方向に設置します。これは指でファンを少し回して、実際に風の向きを確認したり(ビデオを参照)、シールで判別できます。

CPUファンにケーブルが干渉しないように、元の場所に4ピンケーブルを接続します。ソケットに凹凸があるので、表裏を間違えずに接続できます。

上部ファンはPCケース内の熱い空気をPCケース外に出す向きに設置します。ケースファンに付属する新しいテッパーネジで四箇所、一度に最後まで締めず対角の位置関係にあるネジを順番に締めます。テッパーネジは通常のネジよりも締めるのに力を必要とします。

CPUファンと同じくケーブルがファンに干渉しないように、ケースファンケーブル3ピンをマザーボードのPWR_FAN1とプリントされた場所に接続します。


CPUファンを交換した結果

以上で交換作業が完了しました。マザーボードの上に不要な物を置き忘れていないか確認して、電源ケーブル、ディスプレイケーブル、LANケーブル、スピーカーケーブル、その他USBケーブルなどを接続します。電源ユニットのスイッチをON(-が押された状態)にしてPCケースの電源を入れます。

ASUSアプリケーションAI Suite UのセンサーでCPUファンとケースファンが回転しているのを確認できました(左下のスクリーンショット)。上部ファンはPower fan1になります。CPUファンは4ピンで300rpm〜1200rpmの可変ですが、ケースファンは約1200rpm固定です。800rpmでも良いと思いますが、とても静かなので満足しています。マザーボードでCPUファンの最低回転数を変更できます(写真右下)。


PCケース内の清掃にはエアダスターが便利


今回はCPUファンだけを交換できたので、ケースファンも含めて¥2,000くらいでした。サイドフロー型CPUクーラーを丸ごと交換しても\3,000〜\6,000円くらいで済みます。

PCケースを開けて撮影するために、ケース内を徹底的に掃除しました。いつもはクイックルワイパーハンディでファン周りの埃を除去していましたが、マザーボードや増設したカードは部品やカードの裏面の基盤に引っ掛かる恐れがあるので使えません。そこでアダスターを購入して使ったところ、除去しきれなかった細かい隙間に入った埃を吹き飛ばして、掃除機で吸い取ることができました。噴射口を逆さにしても使えるので便利です。


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追記

YouTubeに動画を公開してからストッパーの向きが逆だと言われ、Scythe MUGEN∞3 無限参 SCMG-3000の公式サイトで確認したところ、左下写真の右側のストッパーが逆さまに付いていることが分かりました(よく見てるね!)。確かにマイナスドライバーでも付けられず、ラジオペンチを使うほど取り付けにくかったのですが、それは上下を逆に付けていたからです。右下が間違いを指摘されて付け直した写真で、ラジオペンチを使わずに簡単に取り付けられました。教えてくれた人、ありがとうございます。




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