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パーツ単位で現状の把握と希望を整理する

 前回は現状のパソコンに対する不満と、購入したいパソコンの要望を挙げてみました。今回はパソコンをパーツ単位で考えて、購入するパソコンの全体像を組立てます。


前回 は現状のパソコンに対する不満を上げてみました。 不満を解消するためにどんな機能を必要とするのか? また、既存のパソコンで利用できるパーツはあるのか? これを知るためには、パーツ単位で考える必要があります。

パソコンを構成するパーツは、 マザーボード 、プロセッサ、メモリ、グラフィックスカード、 ハードディスクドライブ 、光学式ドライブ、フロッピーディスクドライブ、電源ユニット、パソコンケース、OS、アプリケーションとなります。 さらに、 キャプチャーカード や外部周辺機器など、自分が利用しているパーツも追加して考えてみましょう。



マザーボード

現状:チップセット i815E を搭載した ASUS のマザーボード。ハードディスクドライブの容量に壁がある。PCI-Expressが利用できない。ノーマルでUSB1.0、インターフェイスカードでUSB2.0やIEEE1394を利用している。FSB 133MHz、ソケット370なのでプロセッサ単品でアップグレードできない。

要望:既にプラットフォームとして無理がある。最低でも FSB 1066MHz、PCI-Express×16、PCI-Express×1(バージョンは1.1でも構わない)、USB2.0が搭載され、デュアルコア Intel Core2 Duo が搭載できるものを選択したい。できれば、Windows Vista(ウインドウズビスタ)のサイドショー機能を利用できるパソコンが欲しい。インターフェイスカードを利用するが面倒なので、最初から IEEE1394 や、将来的に利用する可能性のある eATA 端子を搭載したマザーボードが欲しい。

選択:マザーボードは、プロセッサやメモリを選択する上で常用なパーツです。 プロセッサやメモリを先に決めえてからマザーボードを絞り込んでも良く、グラフィックスカードを二枚挿して性能を向上させたい場合はグラフィックカードから選択しても良いでしょう。 今回はプロセッサをインテル Core2 Duo と希望するので、それを搭載できるマザーボードを絞りこめば良いのですが、次に登場する新しいプロセッサに対応するか否かも考慮するポイントです。 FSB とメモリの転送速度も考慮しますが、一般的には BIOS アップデートにより独自機能で対応する事になります。 例えば、DDR3 を選択したい場合は、P35 や G33 ではなく、ネイティブに対応している X38 などを選択するのが妥当ですが、P35 や G33 でも DDR2 、DDR3 、または両方に対応したマザーボードも存在します。 問題は、PCI-Express 2.0 に対応したマザーボードがちらほら登場している事。対応するグラフィックカードは現時点では発売されていないものの、主流になると思われます。 これはプラットフォームの変更を伴うので、ゲームを重視しないユーザーは無視するか、割高となる対応するマザーボードを購入するか決める必要があります。

最も難しいのが、Windows Vista に搭載された Windows SideShow(ウインドウズサイドショー)と呼ばれる機能を利用できるマザーボードです。 本来はノートパソコンで重宝される機能ですが、ホームページを制作する管理人としてはネタが多い方が重宝します。 開発用で販売されていますが、基盤むき出しで高価になります。

開発キット「MXSDVK」

もっと気軽に利用できるパーツは無いものか・・・ 探しましたが現在はノートパソコンでもこの機能を利用できるものがほとんどありません。 そこで見つけたのが「ASUS P5B Premium Vista Edition」。 2.4 型で 320 × 240 ドットの解像度を持つ 液晶ディスプレイ を搭載した ScreenDUO と呼ばれるパーツが付属しています。 マザーボードに小型液晶が付属するなんて珍商品です。 登場した時はアプリケーションの対応が不透明であり、あまり使えるものではないと聞いていましたが、個人的に興味があります。 残念な事に現在主流のインテルチップセット P35 や G33 、または最新の X38 を搭載しておらず、古い Intel P965 チップセット を搭載しています。 しかし、1333 MHz の インテル Core2 Duo にも対応している(独自機能だと思う)、現在安価に購入できる DDR2 800 に対応している事から、このマザーボードを選択する事にしました。 もちろん、将来的にプロセッサを買い換える、または、メモリを買い換えたいと思うユーザーは、選択しない方が良いでしょう。 また、一般的に主流は P35 や G33 なので、そちらを選択する事をおすすめします。

メーカーサイト



プロセッサ

現状:Pentium III 800 MHz FSB 133 MHz。処理能力に限界があり、何をするにもタスクマネージャで CPU 負荷が 100 % に到達する場合が多い。

要望:FSB 1066 MHz か、それ以上の買い得なデュアルコアプロッサ Intel Core2 Duo が欲しい。

選択:マザーボードに搭載されたチップセットにより搭載可能なプロセッサが決まります。 今回は先に Intel P965 チップセットを搭載したマザーボードを選択したので、プロセッサはインテルとなります。 デュアルコア Core2 Duo プロセッサは現時点で 65 ナノメートルで製造される FSB 1,333 MHz、2 次キャッシュ 4 MB (共有) が主流です。 45ナノメートルで製造される次のデュアルコアプロセッサの登場間近ですが、プロセッサだけを買い換える気力は無いので、現状販売されているプロセッサに的を絞ります。

デュアルコアプロッサに関しては、現在 FSB 1066 MHz から1333 MHz に移行が完了しているため、Core 2 Duo E6850 クロック数3GHzにするか、価格が魅力的な Core 2 Duo E6750 2.66 GHz にするかで悩みます。 買い得なのは Core 2 Duo E6750 でしょう。もし、Core 2 Duo E6850 を選択するのであれば、FSB が 1066 MHz に落ちますが、Core 2 Quad Q6600 ( G0-STEP TDP 95W ) も購視野となるでしょう。 ただし、対応したアプリケーションが少ない現状、性能的と価格に見合っているプロセッサは結局 Core 2 Duo E6750 になります。 この 3 つをとりあえず候補として、購入する時まで保留とします。



メモリ

現状:512MB PC-133。マザーボードの仕様で 512 MB 以上搭載できない。常駐するアプリケーションだけでメモリを使い切ってしまう。

要望:DDR3 より、買い得な DDR2 800MHz で 2 GB デュアルチャンネルを使いたい。足りなければ後から 2 GB を追加したい( 32 ビット Windows では 3.2 GB までしか認識されない)。

選択:「ASUS P5B Premium Vista Edition」には 4 本のメモリスロットが搭載されていて、DDR2 メモリを最大 8 GB まで増設する事ができます。 しかし、32 ビット Windows では、XP にせよ Vista にせよ 3.2 GB までしか認識されません。 とりあえず 1 万円ほどで購入できる DDR2 800 2 GB ( 1 GB × 2 ) を購入して、デュアルチャンネルで動作させる事にします。 しばらく使ってみて不満を感じたら、同メモリ 2 GB を追加するとします。 円高ドル安でバルクメモリが格安になっています。しかし、マザーボードとの相性問題が発生する可能性もあるので注意が必要です。 少し割高になりますが、マザーボードメーカーが動作を確認済みのメモリを購入してみました。 購入時に保険を付ける事で、バルクメモリに相性が発生した場合交換できるシステムが主流です。 ですが、相性問題が発生すると面倒なので、最初から対応が確認されているものを選択します。



グラフィックスカード

現状:NVIDIA GeForce FX 5200 128 MB AGP 。ゲームをやらないので得に不満は無い。

要望:マザーボードを交換する必要があるので、結果的に PCI-Express×16 にアップグレードする事になるが、ゲームに興味が無いのではなく、できない環境だったからこそ興味が無かったのかも知れない。 19 インチTFTのデュアルディスプレイを利用しているので、DVI 出力端子を 2 つ搭載しているものが欲しい。 24 インチクラスの TFT も価格が下がってきたので、将来的にはデュアルディスプレイをシングルにするかも知れない。

選択:「ASUS P5B Premium Vista Edition」には 2 本の PCI-Express×16 が搭載され、ATI CrossFire に対応しています。 グラフィックカードを2枚搭載する場合、このマザーボードでは ATI のグラフィックカードから選択する必要があり、NVIDIA SLI を利用する場合は、マザーボードを選択し直す必要があります。 また、これらのグラフィックス性能にこだわるユーザーならば、 PCI-Express 2.0 が登場するまで待つか、すでに販売されている最新の対応マザーボードを選択した方が無難です。

シングルを利用する場合は、ATI、NVIDIA の好きな方を選択すれば良いのですが、22 インチ以上の液晶も低価格になってきました。 現状は 19 インチ TFT 2 枚でデュアルディスプレイを構築しているので、グラフィックカードに求める出力端子は DVI × 2 ですが、ブルーレイディスクドライブが低価格になった時に再生できる環境が必要になります。 そこで問題なのが HDIM 端子に変換できるか否か。そして、これらの出力を可能にするには、作権保護技術 HDCP( High-bandwidth Digital Content Protection system )に対応した液晶とグラフィックスカードが必要になります。

とりあえず、グラフィックカードを購入する場合は、HDCP に対応したものを選択すれば良いのですが、メーカーによって海外版と日本版では同じカードでも対応が曖昧に表記されている場合もあり、販売ショップによっても比対応や対応が複雑に表記されています。 非対応だったカードが対応版を追加した事で、ロットにより異なる可能性もあり、購入する側は非常に戸惑います。

静穏を重視するならファンレスを選択する事になり、ファンレスのグラフィックカードは意外に少ないです。 また、PC ケースのエアフローが命となるため、慎重に選択した方が良いでしょう。 現在のグラフィックカードは、ファンレスヒートシンク、ファン搭載のどちらも1スロットで収まらない形状が一般的です(まれに収まるものもある)。 PCI-Express×16 の隣のスロットに別のカードを搭載する事ができないので確認が必要です。 また、スペースがあったとしても、グラフィックカードが発生する熱の問題で、隣のスロットには何も挿さない方が良いかも知れません。

高性能なグラフィックスカードを選択した場合、6 ピン電源ケーブル、さらに高性能になると 8( 6 + 2 )ピンの電源ケーブルが必要になります。 これにより、これらの電源ケーブルが存在する電源ユニットを選択するのが無難です。また、グラフィックカードの枚数分、電源ケーブルが必要になるので注意しましょう。 6 ピン電源ケーブルは、4 ピンペリフェラル × 2 を変換するコネクタが販売されています。

以上、マザーボード、プロセッサ(種類)、メモリ(種類)、グラフィックカードの4つが決まれば、購入したいパソコンのプラットフォームはほぼ決まります。 プロセッサ、メモリ、グラフィックスカードは、どれもマザーボードの選択に関係するので、どれを重視するか決めた方が良いでしょう。



ハードディスクドライブ

現状:IDE 80 GB + IDE 160 GB。時代は既に SATA 接続で、現状ではマザーボードの仕様により大容量のハードディスクを搭載できない。 買い得なハードディスクドライブは SATAII 500 GB なので、ラトックの ラトック リムーバブルケース と SATA インタフェースカードで搭載できる可能性もあるが、それをする価値のあるプラットフォームとは思えない。しかし、割高な IDE の少量のハードディスクドライブを購入する気も無い。

要望:SATAII の買い得なハードディスクドライブが接続できるものが良いが、今販売さているマザーボードなら得に気を使う必要はない。ラトックのリムーバブルケースを利用して、既存の IDE ハードディスクドライブも利用できると嬉しい。シャドウコピーを利用するのでCドライブのハードディスク容量も多い方が良いが、買い得な容量が 500 GB なので、これも得に気にする必要は無い。

選択:特に無い。容量と価格が比例しますが、例えば 500 GB が 1 万円で 1 TB が 3 万円と極端に値が上がる傾向。容量と価格に見合ったものを選択すれば良いでしょう。 この価格は主流の容量により変動します。音や発熱も検討するポイントとなりますが、使ってみないと分りません。 SATAII の拡張機能を利用するには、マザーボードが AHCI( Advanced Host Controller Interface )に対応している事と、OS にドライバを必要とします。 Windows Vista では標準でドライバが付属しますが、インテルのサイトで公開されています。

AHCI (Advanced Host Controller Interface) とは - インテル

Windows XP の場合はドライバをインストールする必要がある。この機能を搭載していないとハードディスクドライブとして利用できないわけではなく、スタンダードモードとして動作する。 まだ不明な部分が多く、実際に使ってみてから日記に掲載したいと思います。



光学式ドライブ

現状:よく分からない DVD-R 、DVD-RW 、DVD-RAM 書き込み対応バルク。不満は無い。

要望:ブルーレイディスクドライブは割高なので、現状維持でも十分。買い換えるとすれば、SATA 対応、面白そうなので「Labelflash」に対応したドライブが欲しい。

選択:そのまま利用可能と思われますが、転送速度が向上する SATA 対応に興味があります。 変更する事でどれだけメリットがあるか不明ですが、予算に余裕があるのなら買い換えたい。 おそらく今回購入するパソコンで、途中からブルーレイディスクドライブへアップグレードする可能性があります(今後値断が下がれば)。 ドライブにより書き込み品質が異なりますが、これに関しては知識が無いので、詳しい人に相談して決めようと思います。



サウンドカード

現状:クリエイティブの 5 インチベイに入出力端子とコントロール端子を備えたカードを利用している。不満は無く便利。

要望:Windows Vista では音を出力する事は可能であるものの、コントロールパネルを制御するアプリケーションが対応していない。 また、対応される事は無い。現在はマザーボードに最初からサウンド機能が付属するので、とくにこだわりも無くそれで良いと思う。

選択:マザーボードに搭載するサウンド機能を利用するので購入する必要は無い。



LANカード

現状:10 / 100 Mbps 対応 PCIカード

要望:Windows Vista では音を出力する事は可能であるものの、コントロールパネルを制御するアプリケーションが対応していない。 また、対応される事は無い。現在はマザーボードに最初からサウンド機能が付属するので、とくにこだわりも無くそれで良いと思う。

選択:単品で購入する時代では無いかも。1000 BASE-T でローカルネットワークを構築する場合、対応したケーブルとルータが必要になるため、まだまだ 10 / 100 Mbps が現役となりそう。 こだわりが無いので、マザーボードに搭載する LAN 機能を利用する。



フロッピーディスクドライブ

現状:搭載しているが使っていない状態。

要望:最初はいらないと思うが、もし Windows Vista の他に Windows XP を購入する場合、ライセンスの都合で搭載するかも知れない。

選択:買わない。今のパソコンから OEM 版の Windows XP Media Center 2005 Edition のライセンスを移動するには、電話によるアクティベーションと、同時に購入したフロッピーディスクドライブを移動する必要がありますが、ホームページを閲覧するブラウザで互換性を確認するために、現行のパソコンは Windows XP のまま利用したい。



キャプチャーカード

現状:Windows Media Center に対応しているものの、パソコンの性能が低いため利用が困難。メーカーのアプリケーションを利用してテレビ録画や視聴は満足している。

要望:Windows Vista との互換性を確認しているのでそのまま利用する。買い換えても良いが、地上デジタル放送への移行を考えると全く分らない。

選択:買わない。



WEBカメラ

現状:2.0 ピクセル WEB カメラですが、パソコンの性能が低いため2.0ピクセルでのビデオ撮影をできない。YouTube に投稿する場合や、Messenger で利用するには問題が無い。

要望:WEB カメラを購入する事は無いが、パソコンを買い換える事で性能を発揮できると思われます。 また、Messenger でビデオ通話をすると重いですが、これは WEB カメラの性能ではなく、パソコンの性能が低いせいです。

選択:買わない。



パソコンケース

現状:得に不満は無い。

要望:クワッドコア、グラフィックカードにファンレスを選択した場合、エアフロー重視で考えた方が無難。

選択:拡張性を確保するために 5 インチベイは多い方が良い。出来れば前面に I / O ポート(IEEE1394ポート)を搭載したもの。 マザーボードが ATX なので対応したケースを選択する。



電源ユニット

現状:得に不満は無いが、マザーボードを交換する場合、それなりの電力を供給できるものに買い換える必要がある。

要望:できれば静穏に気を使いたい。グラフィックカードを二枚以上搭載する可能性は低いので、6 ピン端子は 1 つで良いと思う。

選択:PCケースに電源が付属されていない場合は、電源ユニット単品を購入する必要がある。 グラフィックスカードは一枚しか搭載しない予定ですが、ハードディスクドライブを増設する可能性があるので 500 W クラスを選択したい。 PCケースのメーカーと揃える必要は無いですが、静穏や安定性などは使ってみないと分らない。



OS

現状:Windows XP Media Center Edition 2005

要望:SP1 が登場する前に Windows Vista に移行したい。Windows Vista の全ての機能を利用してみたい。

選択:Windows Vista Ultimate Edition



アプリケーション

現状:Office XP 、FrontPage2003

要望: Microsoft Office System(マイクロソフトオフィスシステム) を 2007 へ。作業の都合で OneNote を使いたい。FrontPage2003 はアップグレードせずにそのままライセンスを移動して利用する。

選択:OneNote を追加。



管理人の環境で再利用できるデバイスは、フロッピーディスクドライブ、キャプチャーカード、WEB カメラしかありませんでした (あと、マウスとキーボード)。 やはり、全面的にパソコンを買い換える必要があるようです。 パーツ単位で欲しいものが決定しているのは、マザーボード( 型番まで決まる )、プロセッサ( Intel Core2 Duo 型番不明 )、メモリ( DDR2 800 型番不明 )、Windows Vista Ultimate Edition DSP 版、Microsoft OneNote 2007 通常版です。 次は、各パーツで欲しいものを型番まで決定してみましょう。

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