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AviUtl 5:はじめに / 新規プロジェクトの作成 / タイムライン


前回 の続きです。無料の動画編集ソフト「Windows ムービー メーカー(旧 Windows Live ムービー メーカー)」から、同じく無料の「AviUtl + 拡張編集」に乗り換える企画が、2013 年 3 月 17 日を最後に更新が途絶えていました。管理人がゲーム実況(アフレコですが)にチャレンジしながら、ゆっくりと更新していく予定で、動画編集の知識を広げるのも、ゲーム実況を始めた理由の一つです。Windows ムービー メーカーに不満があるのではなく、他の編集ソフトも使ってみたかったので、今回は「AviUtl + 拡張編集」を取り上げています。

前回(AviUtl 4) までに、「AviUtl + 拡張編集」のインストールとプラグイン、コーデックなどの設定が完了しました。今回からは、従来通り「Windows ムービー メーカー」でゲーム実況動画を編集する内容を、「AviUtl + 拡張編集」に置き換えて紹介していきます。「AviUtl + 拡張編集」の機能は「Windows ムービー メーカー」よりも多く、その全てを使いこなすまでに至っておりません。なので、「Windows ムービー メーカー」の機能がメインの紹介になります。もちろん、Windows ムービー メーカーでは不可能な編集も、分かる範囲で少し紹介します。



はじめに

AviUtl を起動して、「設定」をクリック、さらに、「拡張編集」をクリックします。



次に「表示」をクリックして、さらに、「再生ウインドウの表示」をクリックします。



以上で、Windows ムービー メーカー(旧:Windows Live ムービー メーカー)を利用しているユーザーでも、理解しやすい表示で AviUtl + 拡張編集を使うことができます。



左上が AviUtl 本体、右上はプレビュー画面、左下は拡張編集となります(タイムライン)。拡張編集は、横に長い方が使いやすいかもしれません。右枠をドラッグ&ドロップで伸縮して調整します。AviUtl 本体とプレビュー画面に合わせて、拡張編集の幅を広げてみました。「Windows ムービーメーカー」では、左画面がプレビュー画面で、右がタイムラインになります。



AviUtl では、拡張編集の「Layer(レイヤー)」と表示されている部分がタイムラインです。「Windows ムービー メーカー」では、ビデオおよび写真、音楽、ナレーション、キャプションの4つしか同時に再生できませんが、AviUtl + 拡張編集では、レイヤーの上限は不明です。例えば、「Windows ムービー メーカー」では、同じ時間に一つのキャプションしか挿入できませんが、AviUtl + 拡張編集では、いくつでもキャプション(テキスト)を挿入できます。


Windows ムービー メーカー AviUtl + 拡張編集

「Windows ムービー メーカー」では、ビデオおよび写真は、ビデオか写真を挿入できますが、ビデオの場合はビデオに含まれる音声、あるいは、音楽も含まれます。音楽は BGM を挿入しますが、ナレーションを挿入しても問題ありません。ナレーションはナレーションファイルの挿入、あるいは、ナレーションを録音できます。ナレーションを入れない場合は、音楽を挿入することもできます。キャプションはテキストを入力できます。



これらの決まり事が、「AviUtl + 拡張編集」ではありません。「Layer1」「Layer2」「Layer3」などの各 Layer に、映像、音、音楽、画像、テキストなどのメディアオブジェクトを自由に割り当てられ重複も可能です。複数の Layer を重ねて、一つのビデオを作ります。Layer に続く数字が大きい方が手前に表示されます。ゆえに、全画面を覆うビデオファイルは、Layer1 に設定するのが一般的です。その上に、Layer3 の画像、Layer4 のテキストなどを重ねていきます。 もし、Layer5 などにビデオを指定すると、Layer3 の画像、Layer4 のテキストなどが、後ろに隠れて見えなくなります。各 Layer に指定したオブジェクトは、ドラック&ドロップで簡単に他の Layer に移動できます。



「Windows ムービー メーカー」での音のバランスは、プロジェクトの左上ので操作します。オーディオバランスで詳細を設定しますが、まずは強調したいものを選択します。例えば「ビデオを強調」した場合は、ビデオファイルに含まれる音が強調され、「オーディオバランス」をクリックすることで、音楽とナレーションのバランスを変更できます。音楽を強調した場合は、オーディオバランスでナレーションとビデオのバランスを、ナレーションを強調した場合は、オーディオバランスで音楽とビデオのバランスを調整できます。


強調なし ビデオの強調

音楽の強調 ナレーションの強調

「AviUtl + 拡張編集」では、音が関係するファイルであれば、Layer 毎に音量を調節できます。例えば、音量の最大値を 100 として、ビデオの音を 100 に、BGM を 20 に、ナレーションを 100 に、効果音を 50 など、思い通りの編集が可能です。



プロジェクトの作成、保管、上書き、開く

それでは、「AviUtl + 拡張編集」でプロファイルを作成します。「Windows ムービー メーカー」では、「ワイドスクリーン」か「標準」のいずれかを選択して、最後に作成したい解像度を決定します。「AviUtl + 拡張編集」では、最初にこれを指定します。



「Windows ムービー メーカー」では、何かしらの素材を読み込んだ時点で、自動的にプロジェクトが作成されます(自動で保存はされない)。「AviUtl + 拡張編集」では、タイムラインを右クリックして、「新規プロジェクトの作成」をクリックします。



画面サイズを指定します。例えば、管理人は「Minecraft(ゲーム)」のプレイ画面を、1280×720 でキャプチャーして、同解像度でビデオを作成して YouTube にアップロードしています。なので、ここでは画面サイズに 1280×720 を指定しました。扱うビデオの解像度が 1920×1080(フル HD )でも、最終的に1280×720 のビデオを作成したいならば、1280×720 を指定します。フルHD のビデオを作成したければ、当然 1920×1080 を指定します。



フレームレートは、キャプチャーしたビデオファイルを「真空波動研」で調べて、同じサイズを指定すれば良いでしょう。例えば、右のスクリーンショットは、29.97fps となっているので、この数字を入力します。最後に「OK」ボタンをクリックします。

動画ファイルのビデオ/オーディオコーデックを調べる方法



これでプロジェクトを作成できました。この作業は、「Windows ムービー メーカー」の「新規プロジェクト作成」と同じです。


AviUtl + 拡張編集 Windows ムービー メーカー

プロジェクトを保存するには、「ファイル」をクリック、さらに、「編集プロジェクトの保存」をクリックします。「Windows ムービー メーカー」の「ファイル」→「名前を付けてプロジェクトを保存します」と同じです。


AviUtl + 拡張編集 Windows ムービー メーカー

「プロジェクトの保存」で、保管する場所を指定します。ファイル名を任意で変更しても良いでしょう。デスクトップなど、見つけやすい場所に保管しましょう。最後に「保存(S)」ボタンをクリックします。右下は「Windows ムービー メーカー」のプロジェクトの保存です。


AviUtl + 拡張編集 Windows ムービー メーカー

「AviUtl + 拡張編集」では、拡張子「.aup」のファイルが保管されます。「Windows ムービー メーカー」のプロジェクトファイルは、拡張子「.wlmp」です。このファイルは、最終的にビデオが完成するまで、上書き保存を繰り返します。ビデオが完成して編集する予定がなければ削除します。


AviUtl + 拡張編集 Windows ムービー メーカー

編集中は、こまめに「ファイル」→「編集プロジェクトの上書き」をクリックします。読み込みプラグインでエラーが多発する場合があるので、環境によっては上書きが必須です。「Windows ムービー メーカー」では、「ファイル」→「プロジェクトの保存」と同じです。


AviUtl + 拡張編集 Windows ムービー メーカー

編集の途中で「AviUtl + 拡張編集」を終了して、次に起動したときに編集の続きを実行するには、保管したプロジェクトを読み込みます。「ファイル」→「編集プロジェクトを開く」をクリックして、拡張子「.aup」のファイルを指定します。「Windows ムービー メーカー」では、「ファイル」→「プロジェクトを開く」をクリックするのと同じです(拡張子「.wlmp」ファイルを指定します)。


AviUtl + 拡張編集 Windows ムービー メーカー


タイムライン

現時点ではビデオを読み込む方法を紹介していませんが、先にタイムラインの説明をします。タイムケールを調整すると、タイムラインに表示される長さが変化します。大雑把な編集をするなら、タイムスケールを縮小します。細かい部分を編集するなら、拡大した方が便利です。 以下は Windows ムービー メーカーのタイムスケールの調整です。


Windows ムービー メーカー

「AviUtl + 拡張編集」では、タイムラインの左上の「ルーラー」でタイムスケールを調整します。ドラッグ&ドロップで目盛りを調整できます。


AviUtl + 拡張編集


「Windows ムービー メーカー」の現在のフレームを示す縦線は、「AviUtl+拡張編集」では、赤い縦線になります。また、「Windows ムービー メーカー」ではタイムラインが横書きの文章のように、左から右に時間が流れ、右の端に到達すると、左下に続くため、右端に縦スクロールバーが表示されます。「AviUtl+拡張編集」では、タイムラインが折り返さずに一直線なので、上部の横スクロールバーで移動します。先に説明しましたが、タイムスケールを調整してから横スクロールバー使うと、長時間のビデオ編集でも、瞬時に先頭から最終まで移動することができます。



タイムラインの赤いバーを動かすと、AviUtl 本体の画面が動きます。しかし、AviUtl 本体の画面で再生することは出来ません。それが出来るのは再生ウインドウです。付加した効果によっては、コンピューターに負荷がかかるため、滑らかな再生ができない場合もあります。再生ウインドウで表示されているフレームを示すのが、タイムラインの緑の縦線です。編集したい場所で再生ウインドウを一停止しても、タイムラインでは赤い縦線の部分に切り替わります(赤と緑の縦線は連動していない)。ゆえに、再生ウインドウで編集したいポイントまで到達したら、タイムラインをクリックして赤い縦線を設定することです。AviUtl 本体下段のメニューは使いません。なぜならば、「拡張編集プラグイン」で編集をしているからです。よって、AviUtl 本体に直接ビデオファイルをドラッグ&ドロップすることもしません。かならず、タイムラインからメディアオブジェクト「動画」が選択して、そこにビデオを読み込みます(説明はまだ先になります)。



「Windows ムービー メーカー」では、再生ウインドウ(プレビューウインドウ)と作業ウインドウが一つにまとめられています。ゆえに、「AviUtl 本体」+「拡張編集プラグイン」を付加した状態での編集に、最初は戸惑うかも知れません。もちろん、この関係をここで理解する必要はありません。あくまでも、「Windows ムービー メーカー」、あるいは、「AviUtl 本体」だけの編集を経験していて、「AviUtl+拡張編集」に挑戦したユーザーが、戸惑うかも知れない部分です。

次回は、「AviUtl+拡張編集」で背景とテキストによる簡単な「タイトル」を作成してみます。




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