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Windows 8 / 7 / Vista インストール:領域の作成、拡張、削除、フォーマットの説明


Windows のインストール方法で、最も説明が長くなるのがパーティション操作の画面です。操作は簡単ですが、パーティションの仕組みを理解していないと、保管するべきデータを消去する可能性があります。そこで、基本的な説明をこのページにまとめたいと思います。ただし、環境によって例外があるので、作業は自己責任でお願いします。



コンピューターの記憶装置の一つである ハードディスクドライブ と呼ばれるパーツは、コンピューターに接続しただけでは、Windows(OS であり、システムである) が利用できません。まずは、パーティションと呼ばれる領域を作成する必要があります(領域を区切る意味もあります)。例えば、記憶容量が40GBのハードディスクドライブは、そのままで未割当て状態にあります。ここに、一つの領域(40GB)を作成します。そして、Windows をインストールするために、あるいは、Windows で利用するために、フォーマットを実行します。領域を作成しただけでは、エクスプローラーにハードディスクドライブは表示されません。Windows が利用できるようにフォーマットして、はじめてエクスプローラーに表示されます。



いくつか例を挙げます。右の図は、40GB のハードディスクドライブに、20GB の領域を作り、その領域をフォーマットしています。この場合、残りの 20G Bは、Windows が利用できない未割当て状態になります。もちろん、後から領域を作成して、フォーマットすれば利用できます。このやり方は、一つのハードディスクドライブに、複数の領域を作成する方法です。例えば、C ドライブに Windows をインストールして、Dドライブをデータ保管用に使う場合です。Windows の調子が悪くなったとき、データが保管されたDドライブはそのままで、Cドライブだけを再インストール、あるいは、新規インストールするのに便利です。



パーティションを削除した場合、未割当て状態になります。例えば、右の図では、Windows がインストールされた 20GB の領域を削除すると、残りの部分と合体して、全体が未割当て状態になります。もちろん、データも失われます。フォーマットしてある領域を、未フォーマットに戻すことはできません。フォーマット済みの領域を削除して、未割当て領域に戻し、さらに領域を新規作成する手順を踏みます。



右の図は、一つのハードディスクドライブに、二つの領域を作成して、片方の領域を削除した場合を表します。



もちろん、全ての領域(右図では二つ)を削除すれば、ハードディスクドライブ全体が未割当てとなります。



ハードディスクドライブの全容量が 40GB で、フォーマット済みの領域が 20GB 、未割当てが 20GB あった場合、領域を拡張できます。これは、Windows Vista から搭載された機能で、Windows 7 、 Windows 8 でも可能です。

例えば、Windows がインストールされている領域を消去にして(綺麗に掃除する感じ)、新規インストールしたい場合、領域を削除 → 領域を新規作成しなくても、その領域をフォーマットするだけで可能です。ハードディスクドライブを初めて使う場合(自作パソコンやドライブを交換した場合)や、領域を変更する場合に、新規作成と削除を実行します。

再インストール時に注意が必要なのは、メーカー製パソコンで、ハードディスクドライブの領域内にリカバリー情報が保管されている場合です。自分のコンピューターに存在する領域に、どんなデータが保管されているか不明な場合は、パーティションの操作をするべきではありません。



新しい環境に新規インストールする場合は関係ありませんが、複数のハードディスクドライブを搭載して、なおかつ、Windows がインストールされた環境の場合、パーティションの識別が難しくなります。右の写真は、Windows 8 のインストール画面で、コンピューターが認識するパーティション一覧が表示されています。



CドライブやDドライブなどのアルファベットをドライブ文字と呼びますが、この文字は Windows が利用する文字で、インストール画面には表示されません。一つ前の写真の名前の部分に注目してください。ドライブ文字に続く数字は、物理ドライブを示しています。つまり、ドライブ0と先頭に付くパーティションは、全て一つのハードディスクドライブに存在する事が分かります。一番下に表示されたパーティションは、「ドライブ1」となっているので、異なるハードディスクドライブに存在する事が分かります。さらに、パーティションに続く数字があります。これは、物理ドライブに作成された領域の順番を示します。特に、インストール作業でヒントになる数字ではありません。名前の最後に表示されるのが、ボリュームラベルです。



ボリューム ラベルは、エクスプローラーから変更できます。このボリュームラベルと、パーティションの容量を頼りに操作するのが無難です。また、インストールするべき領域を削除すると、ボリューム ラベルも消滅するので、コンピューターに存在する全てのパーティションに、判断の目安になるボリューム ラベルを付けることをおすすめします。これにより、関係の無いパーティションを削除したり、フォーマットしたりしなくて済みます。

パーティションのボリュームラベルの必要性と変更方法



操作方法

右は、Windows 8 のインストール中で、インストールする場所を指定する画面です。今回は、上書きインストールやアップグレード(ファイル、設定、アプリを引き継ぐ)ではなく、カスタムインストールする場合で、再インストールの場合も、既存の Windows(Cドライブ)を削除して、新規に入れ直す場合と仮定します(ここ重要)。この画面は、Windows Vista、Windows 7、Windows 8で共通です。



右の写真は、パーティションが二つある事が分かります。さらに、どちらも「ドライブ0」になっているので、このコンピューターには、ハードディスクドライブが一つだけ搭載されいることが判断できます。Windows 7 と Windows 8 は、ハードディスクドライブの全容量を一つのパーティションに指定しても、「システムの予約済み」パーティションが自動で作られます。この領域があると、複数のOSを別パーティションにインストールして利用するときに、トラブルを軽減できます。なので、パーティションが一つにならないのは仕様です。



パーティションの操作は、右下の「ドライブ オプション(詳細)A」をクリックします。



パーティションを操作するメニューが表示されました。種類は、「削除(D)」「フォーマット(F)」「新規(E)」そして「拡張(X)」があります。上で選択したパーティションにより、選択できるメニューと出来ないメニューがあります。それぞれの機能は、先に図を使って説明しました。ここからは、いつかの例を提示します。



今回、「システムで予約済み」のパーティションが存在するので、「ドライブ0 パーティション2」にインストールされているのは、Windows 7 か Windows 8 だと予測できます。Windows がインストールされた 36.9GB のパーティションを削除するには、そのパーティションをクリックで反転させ、メニューの「削除(D)」をクリックします。



パーティションを削除すると、そのパーティションに保管されたデータへアクセスできなくなります。警告が表示されるので、「OK」ボタンをクリックします。警告にもあるように、PC の製造元からの重要なファイルやアプリが含まれている可能性があるならば、絶対に削除しないで下さい(リカバリーデータなど)。



「ドライブ0 パーティション2」の 36.9GB が「割り当てられていない領域」に変更されました。



さらに、OS が複数インストールされていない環境なので、「システムで予約済み」のパーティションも削除してみます。なお、警告画面が表示されたら、「OK」ボタンをクリックします。



すると、「割り当てられていない領域」だけになりました。新しいハードディスクドライブに交換した場合や、自作パソコンで初めて Windows をインストールする場合がこの状態です(ドライブが複数搭載されている場合は別です)。



「割り当てられていない領域」に、Windows をインストールするパティションを作成してみましょう。「割り当てられていない領域」をクリックして反転させ、「新規(E)」をクリックします。



サイズを指定できますが、ハードディスクドライブの全容量を、Windows をインストールするパーティションに指定するなら、サイズを変更せずに、「適用」ボタンをクリックします。



「Windows のすべての機能が正常に動作するように、システム ファイル用に追加のパーティションが作成されることがあります」と警告されます。これが、「システムで予約済み」のパーティションです。「OK」ボタンをクリックします。



Windows をインストールするパーティション 36.9GB と、システムで予約済みの 350MB パーティションが完成しました。36.9GB を選択して、右下の「次へ」ボタンをクリックすると、そこへ Windows がインストールされます。



パティーションを二つ作成したい場合(正確には「システムで予約済み」も作られるので、3 つのパーティションになる)、サイズを指定します。例えば、40GBのハードディスクドライブに、20GBのパーティションを作成します。単位が MB(メガバイト)なので、1GB = 1024MB で計算すると、1024GB × 20 = 20480 MB を指定します。



350MB の「システムで予約済み」パーティション1と、19.7GB のパーティション2が作成されました。Windows をインストールするのは、パーティション2ですが、20GB ではなく 19.7GB(約300MBの誤差) となってしまいました。重要なのは、割り当てられていない領域 17.3GBが残されているところです。もちろん、割り当てられていない領域をクリックして、「新規(E)」ボタンをクリックすれば、さらにパーティションを作成できますが、それは Windows をインストールしてからでも良いでしょう。



試しに、1024MB を指定して、パーティションを作成してみました。



「ドライブ0 パーティション1」の合計サイズが1.0GB になったので、1024MB = 1GBの計算で良いと思います。しかし、「システムで予約済み」パーティションが作成されていません。おそらく、1GBでは Windows 8 をインストールできないからでしょう。



なら、1024MB の 10倍の 10240MB では、10GB になるのでしょうか?



9.7GB のパーティションが作成されました。ちなみに、これくらいのサイズだと、「システムで予約済み」パーティションが作成されるみたいです。



次は、「拡張」をテストしてみます。「ドライブ0 パーティション2」をクリックして、「拡張(X)」をクリックしてみます。



割り当てられていない領域を含めたサイズが指定されています。拡張する容量ではなく、拡張された後のサイズを指定します。例えば、右の写真では、9.7GB のパーティションを 37802MB に拡張してみます。「適用(P)」ボタンをクリックします。



「このままパーティションを拡張した場合、後で変更することはできません。」と警告が表示されます。「OK」ボタンをクリックします。



一つのパーティションに全容量が割り当てられました。ここでの作業は、以下のページの「パーティションの拡張」に匹敵します。

パーティションの拡張と圧縮 Windows Vista / Windows 7



Cドライブを綺麗に削除して再インストールするには、フォーマットを実行します。容量を変更しない限り、領域を削除して作成し直さなくても、フォーマットを実行すれば良いでしょう。



インストールするパーティションを選択して、「フォーマット(F)」をクリックします。



「OK」ボタンをクリックします。



フォーマットが完了したので、「次へ(N)」ボタンをクリックして、インストールへと進みます。Windows 8 のインストール画面で、システム(ここでは Windows のこと)をインストールするCドライブ以外のパーティションを完全なもにする必要はありません。たとえば、システムをインストールしないパーティションを作成せずに、割り当てられていない領域のままにしたり、他のドライブをフォーマットする作業は、Windows がインストールされてから実行するのが良いでしょう。



管理ツールの「コンピューターの管理」の記憶域で、それを実行できます。エクスプローラーでは、パーティションがドライブとして表示されますが、「コンピューターの管理」では、物理ドライブごとにパーティションが表示されます。



Windows をインストールする場所は、ハードディスクドライブのフォーマットされた領域です。どのパーティションにインストールするのか?あるいは、インストールするために作成するパーティションのサイズはいくつか?または、パーティションを作成する物理ドライブはどこなのか?など、明確にしてから実行しましょう。そうしないと、大切なデータが消えてしまう場合があります。メーカー製パソコンを購入した場合、ハードディスクドライブの隠しパーティションに、Windows を含むリカバリーデータが保管されている場合があります。今回、説明したやり方は、メーカー独自で用意したリカバリー方法ではなく、DSP 版を利用した最もオーソドックスで、自作パソコンユーザーや、アップグレードではなく、新規インストールによるアップグレードを実行するインストール方法です。





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