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読書:シャーロック・ホームズ対伊藤博文
Sherlock Holmes and Hirobumi Ito
著者:松岡圭祐


ヴィクトリア朝後期にイギリスで活躍した探偵“シャーロック・ホームズ”物語のパスティーシュ(仏: pastiche:作風の模倣)が2017年6月15日に講談社文庫から発売されました。舞台は1891年5月4日、スイスのライヘンバッハの滝から始まり、大空白時代 (Great Hiatus)の始まりを日本で過ごした物語です。

管理人は日本史が苦手なので、本書を見過ごそうと思っていました。しかし、新幹線の待ち時間中に構内の売店で表紙を見掛けて、ジェレミー・ブレッドに似た写実的なシャーロック・ホームズと伊藤博文の肖像画、さらにイギリスのアンティーク壁紙のようなダマスクデザインに惹かれて購入しました。表紙のデザインは大事ですよ!

本書のシャーロック・ホームズは、1891年(明治24年)5月11日に滋賀県で発生した大津事件の謎に挑みます。ジェームズ・モリアーティー教授との死闘が5月4日(奇しくも管理人の誕生日)、本書で日本に到着するのが4ヶ月後の9月です。日本史に疎い私でも、ロマノフ朝、ロシア帝国の皇太子ニコライが日本の警察官に斬りつけられ負傷した事件くらいは知っています。というのも、ブライアン・フリーマントル(Brian Freemantle)著『ホームズ二世のロシア秘録(The HOLMES factor)新潮文庫』を読んだとき、ニコライ2世やウラジーミル・ラスプーチンの事を調べ、大津事件も復習しました。

いずれもパスティーシュであり、著者が異なるもののロマノフ王朝を題材としています。あえて話がつながっていると仮定するならば、「シャーロック・ホームズ対伊藤博文」でホームズはニコライ皇太子と出会い、後に皇帝となったニコライ二世とシャーロック・ホームズの息子が「ホームズ二世のロシア秘録」で関わります。本書を読書中に、そんな事を思い浮かべていました。

ブライアン・フリーマントルのような残酷な描写はありませんが、犯罪の規模は007に匹敵します。ホームズファンの期待通り、聖典の物語に関するワードが散りばめられています。例えば、伊藤博文が221Bを訪問したとき、シャーロック・ホームズとジョン・H・ワトスンは有名なある事件を手がけている最中でした。そして、「空き家の冒険」でベイカー街に帰還するシャーロック・ホームズも描かれています。ハドスン夫人やワトスンとの再開シーンもあり、著者はシャーロキアン (Sherlockian)なのかも知れません。

大津事件 - wikipedia

読書:ホームズ二世のロシア秘録(THE HOLMES FACTOR)




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