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読書:シャーロック・ホームズ 絹の家
   モリアーティ

THE NEW SHERLOCK HOLMES NOVEL THE HOUSE OF SILK & MORIARTY

著:アンソニー・ホロヴィッツ(Anthony Horowitz)
訳:駒月雅子


諮問探偵シャーロック・ホームズの宿敵「モリアーティ(MORIARTY)」のタイトルに釣られて購入しました。著者はアンソニー・ホロヴィッツ(Anthony Horowitz)でドイル財団公認の長編作品です。しかし、2013 年に同著者の「シャーロック・ホームズ 絹の家(THE NEW SHERLOCK HOLMES NOVEL THE HOUSE OF SILK)」が発売されており、同じくドイル財団公認の長編作品であることから、話が繋がっていると厄介だと思い、「絹の家」から読むことにしました。ですが話の繋がりはなく「モリアーティ」だけを読んでも差し支えありません。

絹の家 シャーロック・ホームズ

モリアーティ

私は虫が大嫌いでして、絹は好きですが「絹の家」から連想するのは「富岡製紙工場」や「蚕」でした。手の甲に蚕が這っている「這う蚕」なんて想像しただけで身の毛がよだつので「絹の家」は自然と避けていました。でも「モリアーティ」を読むために渋々「ハンチング帽の男と絹の家」の事件簿を読みました。結果的に虫は関係ありませんでしたが、忌まわしい犯罪であり美しくありません。

すでに 文庫本 が発売されていますが、本棚に並べたときに「モリアーティ」と大きさが同じで統一感があるので、ハードカバー版を購入しました。補足情報ですが、私の家に本棚はありません。

さて、いよいよ 2015 年 11 月 28 日発売の「モリアーティ」です。ジェームズ・モリアーティ教授(Professor James Moriarty)は、21歳の若さで二項定理に関する論文を発表した数学教授であり、犯罪界のナポレオンの異名を持つ人物です。聖典の「最後の事件(The Final Problem)」で、華厳の滝かライヘンバッハの滝のいずれかで(ちょっと忘れてしまったので後で調べます)、ホームズと対決したのは言わずもがな。実写版では、ガイ・リッチー監督作品の映画「シャーロック・ホームズ シャドウ ゲーム(Sherlock Holmes - A Game of Shadows)」で、BBCのドラマ「シャーロック(Sherlock)」ではシーズン2の最終話「ライヘンバッハヒーロー(The Reichenbach Fall)」がそれです。もちろん、グラナダ・テレビ版では聖典と同じタイトル「最後の事件」が制作されています。

私は、シャーロック・ホームズのパスティーシュが読みたくて本書を購入しましたが、モリアーティにまんまと騙されました。これは、モリアーティの本です(まぁ、タイトルにもそうありますね)。いつになったらホームズが登場するのかと思っていたら、登場することなく読み終えてしまいました。「絹の家」同様、この犯罪も美しくありません・・・

でも大丈夫です。文庫本ではどうなるか分かりませんが、ハードカバー版ではワトスンによる短編「三つのヴィクトリア女王像」が収録されています。つまり、シャーロック・ホームズの事件簿もしっかり楽しめるのです(ナポレオン像じゃないし六つでもないから)。

最後に、私が初めてシャーロック・ホームズ物語を読んだのは、新潮文庫の聖典でした。挿絵が一切掲載されていなかったため、頭の中で登場人物の姿を思い描きました。その後、パスティーシュや解説本を耽読する過程で、シドニー・パジェット(Sidney Edward Paget)の描く登場人物に塗り替えられ、今では自分が思い描いたシャーロック・ホームズやワトスンの容姿を思い出せなくなりました。そして極め付けは、グラナダ・テレビ制作の実写版シャーロック・ホームズの冒険全41話です。これにより、依頼人、警部、ハドスン夫人のイメージが決定的になりました。今回「モリアーティ」を読み進めるのに、このイメージを払拭するのが大変でした。具体的にはアセルニー・ジョーンズ警部(グラナダ版「四人の署名」に登場)のイメージが合わないので、グラナダ版のブラッド・ストリート警部を思い描きました(「ブルースパーティントン設計書」に登場)。グラナダ版を見ていなければ、もっと自然に読めたと思われます。




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