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読書:白ゆき姫殺人事件

著者:湊かなえ


本屋に「白ゆき姫殺人事件」の単行本が平積みされていたので、手に取ってぱらぱらとめくりました。本編は 220 ページほどですが、関連資料なるものが 80 ページほど掲載されており、それまで読んできた小説とは構成が異なっている事に興味をそそりました。関連資料とは、事件に関係した週刊誌の記事や、インターネットで囁かれる「man-mol(Twitterみたいなもの)」の履歴、ブログの履歴、新聞記事です。誰が犯人かよりも、私は誰なのか?それを考えさせられる小説です。映画は 2014 年 3 月 29 日(土)より全国公開。

映画『白ゆき姫殺人事件』オフィシャルサイト 2014年3月29日公開!

購入してから気が付きましたが、帯なのかカバーなのか分からない状態です。あらすじ:「しらゆき」石鹸を販売する化粧品会社の美人OL、三木典子(みきのりこ)が、しぐれ谷の雑木林でめった刺しにされた挙げ句、ガソリンで焼かれる殺人事件が発生。フリーの記者である赤星雄治(あかほしゆうじ)は、被害者の同僚から犯人と思しき行方不明の女性を特定する。行方不明の同僚の同級生、地元住民の取材を経て、「週間太陽」に記事を掲載する間も、ソーシャルネットワークで犯人の噂が囁かれる。いい加減な情報が飛び交う中、何が真実で何が嘘なのか、当事者も分からなくなる有り様・・・

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追記:Amazonのレビューを見ると、後半の関連資料に関する不満が多くあるようです。この関連資料は、本編の各章の終わりに、対応する関連資料を読む流れです。 具体的には、「第一章 同僚」を読み終えたら資料1を読み、「第二章 同僚U」を読み終えたら資料2と3を読みます。最後に関連資料だけを全部読むのは間違いです。「man-mol(Twitterみたいなもの)」のつぶやきは、情報社会の縮図です(犯人のつぶやきもあり)。 また「週間太陽」の記事は、本編のインタビューから赤星雄治の手腕?により、真実が意図的に変更さていることが分かります。それは、インタビューで得た内容に嘘を混ぜるのではなく、情報を削ることで読み手に与える印象を180度変えています(呪いの儀式)。 そうやって噂から犯人が仕立てられ、それを庇おうとする人もまた、個人情報を拡散する側になります。現実的にTwitterで行なわれていることなので、興味深い内容、小説の構成でした。 時系列で見ると「man-mol」より遅れますが、新聞は真実を掲載していることも分かります(この物語の中では)。

追記:物語に登場する「man-mol」の内容が Twitter で展開されています。3 月 8 日 から 4 月 1 日なので、日付は正確ではありませんが、単行本が発売されたのが 2 月なので、丁度良い時期ではないでしょうか。上は赤星雄治のアカウント。下が狩野里沙子のアカウント。




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