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読書:シャーロック・ホームズたちの冒険
The Adventures of Sherlock Holmeses

著者:田中啓文


2013 年 5 月 30 日発売。物語は 5 話収録されていますが、シャーロック・ホームズのパスティーシュは”「スマトラの大ネズミ」事件”の一話だけです。タイトルの邦題「シャーロック・ホームズたちの冒険」洋題「The Adventures of Sherlock Holmeses」からも分かりますが、ホームズ達の冒険です。各物語のモチーフは、”忠臣蔵の秘密”が「大石内蔵助(おおいしくらのすけ)の母」、”名探偵ヒトラー”はドイツの独裁者「アドルフ・ヒトラー」と側近・個人秘書を務めた「マルティン・ボルマン」、”八雲(やくも)が来た理由(わけ)”は怪談でお馴染みの「小泉八雲(パトリック・ラフカディオ・ハーン)」、”mとd”はモーリス・ルブランの「怪盗アルセーヌ・ルパン」です(ルパン三世ではありません)。

”名探偵ヒトラー”と”mとd”はシャーロック・ホームズに関連した作品になっていますが、いわゆるシャーロック・ホームズとワトスンが主人公ではありません。シャーロック・ホームズのパスティーシュ集を求めるのであれば、この本はパスすることになります。もちろん、モチーフとなった人物が好きであれば、出版済みの作品から厳選された5つの作品なので、本来の推理小説として楽しめます。

そして、シャーロック・ホームズファンの管理人としては、”「スマトラの大ネズミ」事件”が本命となります。物語は斬新で、非現実的な推理小説でも受け入れられる人なら楽しめる作品です 。ちなみに「スマトラの大ネズミ」は、「サセックスの吸血鬼」で言及されています。

収録物語
「スマトラの大ネズミ」事件
 「ゴースト・ハンターズ」(2004年 中央公論新社)
忠臣蔵の密室
 「密室と奇蹟」(2006年 東京創元社)
名探偵ヒトラー
 「ミステリーズ!Vol48、49東京創元社」
八雲(やくも)が来た理由(わけ)
 「ミステリーズ!Vo51東京創元社」
mとd
 「ミステリーズ!Vol53東京創元社」

*パスティーシュ(仏:pastiche)とは、作風の模倣のことで、故アーサー・コナン・ドイルが著したホームズ物語を聖典として、他の小説家が著したホームズ物語をパスティーシュ、パスティッシュ、あるいは、パロディと呼びます。

シャーロック・ホームズたちの冒険

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追記

「スマトラの大ネズミ」事件。ネタばれするので詳細をカットしましたが、読んでいて頭を過ぎったのは、エドガー・アラン ポーの「 モルグ街の殺人 」(結果的に違ったけど)、ジャン=ピエール・ジュネ監督の「 エイリアン4 」(宇宙船の中で実験台にされた女性)。イアン・エジントン[作]、ダヴィデ・ファブリ[画]、北原尚彦[訳]の漫画「 ヴィクトリアン・アンデッド シャーロック・ホームズvs.ゾンビ 」です。あとは、ゾンビパウダーを扱った映画も頭を過ぎりましたが、その映画のタイトルを忘れた事と、ゾンビパウダーの解釈が異なるので掘り下げるのを止めます。




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