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RAMBO 最後の戦場 を見に行った


20 年ぶり、そして最後(と噂される)ランボーシリーズの第4弾、映画「RAMBO(ランボー)」。 早川書房から発売されている小説を読んでいたのでストーリーは分かっていましたが、どのような描写でどんな武器が登場するか、ランボーファンとして楽しみでした。 期待はかなり裏切られた感があり、恋人と一緒に見に行く映画ではありません。

この映画に何を期待するのか?それにより解釈は異なりますが、管理人はランボーファンとして 20 年も待たされて「最後の戦場」を観たわけです。 映画館でスクリーンから一方的なメッセージを目で読んだ感じで、とても疲れました。



私は子供の頃、戦争映画にヒーローを見出していました。 小学校低学年の時、友達と「ランボー2 怒りの脱出」を映画館に見に行ったとき、ランボーがヒーローであると感じました。 その前は「大脱走」が好きでしたが、戦争に関する知識がないゆえでした。 戦士の絆とか頭を使った戦い方、武器とか、そういったものに魅了されていました。 おそらくこの頃に 1 作目の「ランボー 一人だけの軍隊」を見ても、その意味を知ることは無かったでしょう。

しかし「プラトーン」や「フルメタルジャケット」を見ることで、子供ながらにして戦争の恐ろしさを知ることになります、 目で見るというよりも、感覚で知るみたいな感じでした。 その後「プライベートライアン」や「ブラックホークダウン」などを見て考え方が変わりました。

そして数年ぶりに映画館に行って「ランボー最後の戦場」を見たのですが、シリーズ初の「R-15」になっています。 映画は 90 分ですが、あっという間の出来事に感じました。 好きな事をしている時間は短く感じますが、これは展開が早すぎるためにそう感じたのだと思います。 それまでのランボーシリーズとは一線を画す、「戦争=悪い」とか「戦争=駄目」なんてメッセージではなく「戦争=怖い」としか感じなかったです。 「ランボー」=「ヒーロー(グリーンベレーの)」なんて考えはぶっ飛びます。



小説を読むと大事な部分が見えてきますが、映画では単純明快のまま進みます。 5 人の傭兵を雇うのですが、その経緯、それぞれの傭兵の生活、費用などは映画で語られていません。 ボランティアが捕まって生存を確認したことをランボーが知らされ、一晩でナイフを作り、次のシーンは船の上に傭兵 5 人といます。 船の上でルイスだけが性格を表に出しますが、人物像の描写がカットされ過ぎています。

傭兵 5 人、ランボー、ガイドの 7 人と対戦する敵の数は 100 人超。 絶対に交戦せずに人質を救出する必要がありますが、昔のヒーロー映画なら交戦したものの、そこは抑えて現実的に救出作戦を実行します。 映画では作戦も思いつきで行っている感がありまが、実際はトラックを奪った時点である程度猶予があり(その理由もある)、偵察もしています(小説では)。 1 作目でランボーが警官隊とジャングルで交えた高等戦術は、イギリスが落とした不発弾を利用するシーンだけかも知れません(映画ではカットされています)。



スプラッタムービーを期待している人は、当初リークされたプロモーション以上のシーンはありません。 その後、テレビのコマーシャルでは使えないので、残酷なシーンはカットされていますが、そのカットされたプロモーションだけしか見ていない人は、映画館に行けばショックを受けるかも知れません。 そして全てのリークされた動画を視聴していたとしても、最初に登場する写真や映像は本物と思われます。

話は救出作戦、脱出、ゲリラ線へと進みます(ランボー 3 もゲリラ無くして勝利はありませんでしたね)。 どのシーンもものすごく怖いし、視覚、聴覚以外に臭いを感じます。 これはパンフレットにもありますが、管理人はこの映画の他に臭いを感じたのは、リメイク版の「戦国自衛隊」で戦場に転がっていた戦士を見た時です。 合戦と言えば大平原での戦いを想像しますが、その合戦が終わった数日後の描写はかなり惨たらしいものです。 この映画でも蝿の羽音で臭いを感じることができます。



小説では捕らわれたボランティアの恐怖心も書かれていますが、映画では展開が早いのでその辺を考える暇はありませんでした。 捕らわれたボランティアの生存を確認できたのには深い事情があります。 そのボランティアが国として動いているか、個人として動いているかにより、現実的にも対処方法が異なります。 これを把握するまでは相手も手を出すことができません。 前者であるならば他国から攻撃を受ける事になりますし、そのやりとりに利用されるかも知れません。 後者なら国が違うので、その国のやり方が適用されます。 これを確認する時間は映画では描写されていないので、彼らが生存しているのは映画ならではの物語と感じるかも知れません。 敵のトップが「あいつから豚の餌にしちまえ!」と言った時点で、劇中ではボランティアが国なのか個人なのかの確認が取れたことになります。

この映画は誰に栄光をもたらすのか、誰が主役なのか、全く分からないです。 ランボーらしい描写は弓で魚を捕るシーンです。4 作目では火薬付きの矢は登場しません。 そしてラストシーン。それ以外に平和を感じられるシーンがまるでありません。 ランボーは口数の少ない男なので台詞が少ないのですが、他の役者の台詞も少ない映画です。 頭に残る音は爆発音と銃撃音。

しかし歴代のランボーシリーズの音楽を手がけたジェリー・ゴルド・スミス氏が他界して心配だったBGMは、アレンジされて使われていました。 それだけはランボーファンにとって嬉しいところです。 そもそもランボーは 1 作目のファーストブラッドで死ぬはずであり、リチャード・クレンナ氏が演じるランボーの上官トラウトマン大佐が、立てこもった警察署でランボーを撃つシーンも撮影されていました。 しかし、ランボーを生かす結末を選択したため、タイタニックやターミネーター1,2、エイリアン 2 の監督ジェームズ・キャメロン氏が脚本に加わったランボー 2 が誕生しました。 1 作目は小説ファーストブラッドが洋題で、邦題が「ランボー 一人だけの軍隊」となり、2 作目から洋題でランボーの文字が入り、サブタイトルに「ファーストブラッド2」、邦題に「ランボー2 怒りの脱出」となりました。 つまり「ランボー」は日本が勝手につけた題名だったのです。

今回のタイトルは制作されてから結構変更があったのかも知れません。 確か 4 作目にして「ジョン・ランボー(本名 ジョン・J・ランボー)」となっていましたが、その後「RAMBO W」、最終的に「RAMBO」となりました。 邦題は「ランボー 最後の戦場」。 こうして考えると邦題って必要なのでしょうか? 最後じゃなかったら、どうするのでしょうか? 「うそうそこれが最後」とかになるのでしょうか?



いずれにしてもクーラーの効いた部屋で Blu-Ray だの地デジだの騒ぎながら、ブレンディの挽きたてかフィオレを飲み、パソコンに向かってこの映画の感想を上手く書けるはずもなく。 子供の時に見た「ランボー」のままでいてくれなかったのが残念に思います。 次に期待しましょう!最後の戦場であって、最後のランボーであるとは書いてありません。 ランボーのキャラクターは精神的に弱い男。 戦場では強くても、一度へこむと復帰するのに時間がかかる男。 銃を持たせなくても、十分活躍できると思います。


RAMBO ランボー


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