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RAMBO 最後の戦場 を見に行った


20 年ぶりのランボー復活、そして最後(と噂される)。 初日を避けて平日の映画館に足を運ぶも、客は私を含めて 11 人。まぁ、居酒屋幽霊 2 の平日 4 人を経験しているので、ランボーはそれに勝った!

ところで、早川書房から発売されている小説を先に読んだので、物語は分かっていたのですが、どのような描写でどんな武器が登場するか、ランボーファンとして楽しみに映画館に行きました。期待はかなり裏切られた感があります。恋人と一緒に見に行く映画ではありません。

この映画に何を期待するのか?それにより解釈は異なりますが、管理人はランボーファンとして20年も待たされて「最後の戦場」を見に行ったわけです。正直な感想としては、映画を見た後に感じたものは、今何を見たのか思い出せない事。この映画は物語では無いと思います。小説を読むと、物語の深さがそれなりに楽しめます。もちろん、全てが書かれている訳でもなく、人それぞれ想像力を働かせて自分だけの物語になるのが一般的。映画も同じですが、近年は全てを正しく描写する技術が進化して、あまり考えると言うか、おのおのが想像する余地がないものになりつつあります。しかし、それともこの映画は異なります。映画館に足を運ぶ事以外は、一方的なメッセージを目で読んだ感じに近いと思います。



私が子供の頃は、戦争映画でヒーローが生まれていた時代です。その中にランボー(2作目を映画館に見に行ったのは小学校3年生の時)がありました。その前は「大脱走」が好きでしたが・・・戦争を知らないゆえに?戦士の絆とか、頭を使った戦略、武器とか、そういったものに魅了されていました。しかし、「プラトーン」や「フルメタルジャケット」が登場して、戦争が悲惨な事を知るのですが、実際は知る事なんてできない。その時はそう感じても、それは勘違い、もしくは、想像の乏しい結論でしかありません(現実に行われていた事を知っているのは、その現場にいた人だけ)。その後、「プライベートライアン」や「ブラックホークダウン」などを見て、ちょっと考え方が変わってきました。精神的な意味では「戦場のピアニスト」なども恐ろしい戦争映画でした。

そして、数年ぶりに映画館に行って「ランボー最後の戦場」を見たのですが、これは「R-15」になっています。この映画を見た事で、犯罪へと進むというよりは、むしろ見なくてはならない映画と感じました。映画は90分ですが、あっという間の出来事に感じます(私は30分くらいの出来事だと思った)。好きな事をしている時間は短く感じますが、これは展開が早すぎるためにそう感じたのだと思います。怖すぎる映画です。「戦争=悪い」とか「戦争=駄目」なんてメッセージではなく、「戦争=怖い」としか感じなかったです(もっとも、虐殺が戦争なのかは分からない)。「ランボーはヒーローだ!!」なんて考えはぶっ飛びます。



物語は希にある単純明快。小説を読むと大事な部分が見えてきますが、映画では単純明快のまま進みます。5人の傭兵を雇うのですが、それをするいきさつ、傭兵それぞれの生活、費用などは全て飛ばされます。ボランティアが捕まって、生存を確認した事をランボーが知らされ、一晩でナイフを作り、次のシーンはもう傭兵5人を乗せた船の上。船の上でルイスだけがその性格を表します。これは、日本でカットされているのか?それとも、時間的にカットしたのか、最初から撮影しなかったのか不明です。あまりにも欠落しているシーンが多いです。

傭兵5人、ランボー、ガイドの7人に対する敵は100人超。絶対に交戦せずに救出する必要がありますが、敵のトップの情報が映画では描かれていないのでそう感じます。実際、描かれていたとしても、ランボー側はその情報を得られないので、これは正しい判断。ただし、昔のヒーロー映画なら、それでも戦いに挑みます。映画では、救出作戦も思いつきで行っている感があります。それくらい流れが速いのですが、実際はトラックを奪った時点で猶予があり(その理由もある)、きちんと偵察もしています(小説では)。もし、映画で敵のトップの人間像が描かれていたのなら、100人の兵士をうまく使う事はできない事が分かり、7対100でも勝算はあると思われます。ただし、トップとは異なり、部下の兵士は戦術に長けているので、結局交戦は無理と考えて良いのでしょう。1作目でランボーが警官隊とジャングルで交えた高等戦術は、イギリスが落とした不発弾を利用するシーン以外はカットされています。これも、展開が早すぎて覚えていない・・・



スプラッタムービーを期待している人は、当初リークされたプロモーション以上のシーンはありません。その後、テレビのコマーシャルでは使えないので、残酷なシーンはカットされていますが、そのカットされたプロモーションだけしか見ていない人は、映画館に行けばショックを受けるかも知れません。そして、全てのリークされた動画を視聴していたとしても、最初に登場する写真や動画は本物です。もちろん、あれを最初に見る事で(無条件で見る事になる)、この映画がいかに自粛された残酷シーンであるかが分かります。一番怖いのは、作り物では無く現実なのです。

戦場でのシーンは見るに堪えないのは事実。リアリティがあると言うべきか、それがリアルであるかどうかは日常的に管理人の生活ではあり得ないので不明。全体的に音が凄すぎます。戦争とは関係無い船のシーンで1つの出来事がありますが、そのシーンですら怖いものを感じるので、ギャング映画や刑事映画でこの手法を取り入れたならば、やはり怖い映画となるでしょう。

ボランティアが現地に到着してから、ほぼノンストップアクション。これでもかと感じるシーンが続き、救出作戦、脱出、ゲリラ線へとすすみます(ランボー3もゲリラ無くしてエンディングは無かった)。どのシーンもものすごく怖いし、視覚、聴覚以外の他に臭いを感じます。これはパンフレットにもありますが、管理人はこの映画の他に臭いを感じたのは、リメイク版の戦国自衛隊で戦場に転がっていた戦士を見た時です。合戦と言えば、大平原での戦いを想像しますが、その合戦が終わった数日後の描写はかなりむごたらしいものです。この映画でもそれを感じる事ができます。これが、残虐シーンに増して観客を恐怖に陥れる描写方法なのでしょう。



小説では捕らわれたボランティアの恐怖心も書かれていますが、映画では展開が早いのでその辺を考える余地はありませんでした。もちろん、その描写もありません。ただ、映画だから捕らわれたボランティアの人たちが生存を確認できたと解釈するのは不正解。これには深い事情が背景にあります。簡単に言えば、そのボランティアが国として動いているか、個人として動いているかにより、現実的にも対処方法が異なります。これを把握するまでは、下手に手を出すことができません。前者であるならば、他国から攻撃を受ける事になりますし、そのやりとりに利用される事にもなり得ます。後者なら国が違うので、その国のやり方が適用されます。これを確認する時間は映画では描写されていないので、彼らが生存しているのは映画っぽいと感じるかも知れません(もちろん、これは物語ですが)。敵のトップが、「あいつから豚の餌にしちまえ!」と言った時点で、その確認は取れた事になります。 結果的には後者なので、ああいう事になりますが、現実的にもすぐにああいう風に処理する事はできないでしょう。ネタばれするので、ああいう風にとしか表現できない。

この映画は、誰に栄光をもたらすのか、誰が主役なのか、全く分からないです。ランボーらしい描写は、船上で2作目からランボーが愛用する弓矢で魚を捕るシーン (4作目では爆薬付きの弓は登場しない)。そして、ラストシーン。それ以外に平和を感じられるシーンがまるで無い。もともとランボーは口数の少ない男なので台詞が少ないのは良いのですが、他の役者の台詞も少ない。頭に残る音は爆発音と銃撃音。しかし、歴代のランボーシリーズの音楽を手がけたジェリーゴルドスミスが他界して心配でしたが、あの音楽だけはアレンジされて残ります。それだけはランボーファンとしてほっとするところ。そもそもランボーは、1作目のファーストブラッドで死ぬはずであり、リチャードクレンナが演じるランボーの上官トラウトマン大佐が、立てこもった警察署でランボーを撃つシーンも撮影されていました (ランボー自身がトラウトマン大佐に銃を渡し、撃つように要求する)。しかし、そうではない結末を選択したため、タイタニックやターミネーター1,2、エイリアン2の監督ジェームズキャメロンが脚本に加わったランボー2が誕生しました。一作目は小説ファーストブラッドが洋題で、邦題が「ランボー 一人だけの軍隊」となり、2作目から洋題でランボーの文字が入り、サブタイトルに「ファーストブラッド2」、邦題に「ランボー2 怒りの脱出」となりました。つまり、「ランボー」は日本が勝手につけた題名だったのです。

今回のタイトルは制作されてから結構変更があった様子。確か、4作目にして「ジョン・ランボー(本名 ジョン・J・ランボー)」となっていましたが、その後「RAMBO W」、最終的に「RAMBO」となった様です。邦題は「ランボー 最後の戦場」。こうして考えると、邦題って必要なのか?



いずれにしても、クーラーの効いた部屋で、Blu-Rayだの地デジだの騒ぎながら、ブレンディの挽きたてかフィオレを飲み、パソコンに向かってこの映画の感想を書ける訳もなく。そんな楽観的な映画ではなかった事が残念でもあります。次に期待しましょう!もちろん、あるかどうか不明ですが、最後の戦場であって、最後のランボーであるとは書いてありません。ランボーのキャラクターは精神的に弱い男。戦場では強くても、一度へこむと復帰するのに時間がかかる男。銃を持たせなくても、十分活躍できると思います。

ランボー 最後の戦場 公式サイト

RAMBO ランボー


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