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広告を表示させる事で、有料版の機能制限無しに アンチウイルス、ファイアウォール、アンチスパイ、アンチスパムの機能と、OSの脆弱性を診断するセキュリティアナリシスを備えた総合セキュリティソフトを無料で利用できます。
全世界で 1800 万人以上が使用するキングソフトインターネットセキュリティ。 有料版も破格の値段となりますが、体験版ではなく有料版と同じ機能を無料で利用できるのが Kingsoft Internet Security free(キングソフトインターネットセキュリティ)です。
その仕組みは、ソフトに広告を表示させる事で無料化しています。 広告が表示される以外は、機能制限版ではなく、有料版と全く同じ機能を利用できます。
ブラウザである Opera(オペラ)が昔こんな感じで無料版を配布していましたね(今は完全無料になりました)。 Firefox(フィヤーフォックス)も Google(グーグル)の検索フォームやツールバーのインストールを推奨する事で広告収入を得ています。 さらに、マイクロソフトも Windows Live サービスでこの仕組みを試しています。 ローカルにインストールするソフトウェアとしては、Windows Live Messenger(ウインドウズ ライブ メッセンジャー)や、Windows Live Mail desktop Beta がこれにあたります。 また、オンラインゲームでも広告を利用する所が登場してきました。
つまり、結構前から広告収入により、ソフトウェアやサービスを無料化するビジネスは存在しているのですが、セキュリティ対策ソフトでこれを導入してきたのがキングソフトになります。
このサイトでは、有料版の機能制限版や、一般家庭で利用する場合のみ無料のセキュリティ対策ソフトを紹介してきましたが、これらのものはウイルススキャンだけだったり、ファイヤーウォールだけだったりと、最低2つを組み合わせて利用するしかありませんでした。 しかし、Kingsoft Internet Security は、一本でアンチウイルス、ファイアウォール、アンチスパイ、アンチスパムの機能と、OS の脆弱性を診断するセキュリティアナリシスを備えた総合セキュリティソフトになります。
つまり、無料を追求するために、面倒な試行錯誤やメーカーのチョイスが必要ありません。 Kingsoft Internet Security を選択してしまえば、Windows セキュリティセンターは保護状態を維持でき、有料版と同じセキュリティを確保する事ができます。
気になる広告表示ですが、ウイルススキャンなどの設定パネルと、アップデート受信時なので、目障りなものではありません。 とりあえず、管理人は体験版すら利用した事がない Kingsoft Internet Security の Free 版を利用してみる事にしました。
セキュリティ対策ソフトは、競合するソフトウェアと併用する事ができません。 製品版のセキュリティソフトのため、信頼性は高いものの、既存の環境に他社のセキュリティソフトがインストールされている場合、気軽に試せるものではありません。 もし、セキュリティ対策がなされていないのであれば、インストールしても問題無いでしょう。もし、すでにインストールしている場合は、既存のセキュリティソフトを無効にするかアンインストールする必要があります。
管理人は WindowsXP Media Center Edition 2005 の環境にインストールしてみました。
1.ダウンロードサイトを開きます。右画像をクリックすると、別窓でアクセスできます。 開いたページの下段に、対応動作環境が掲載されているので、自分のパソコン環境が対応しているかどうか確認しましょう。 この日記を書いている時点では、Windows Vista(ウインドウズビスタ) 32bit版 / XP ( Pro / Home / 64bit版 ) / 2000 ( sp4 ) / ME / 98SE 日本語版とあるので、ほとんどのユーザーが利用可能と思われます。
2.「今すぐダウンロード」ボタンをクリックします。
3.WindowsXP の場合は、セキュリティの警告が表示されます。「保存(S)」をクリックします。 セキュリティの警告については、以下の参照して下さい。
4.ファイルをダウンロードするフォルダを指定します。ここでは分りやすい様に、デスクトップにダウンロードしてみます。 左メニューで「デスクトップ」をクリックして、さらに「保存(S)」をクリックします。
5.ダウンロードが完了したら「閉じる(C)」をクリックします。
1.デスクトップにダウンロードした「kisfree_24」アイコンをダブルクリックします。 拡張子を表示する設定になっている場合は「kisfree_24.exe」となります。
2.セキュリティの警告が表示されます。「実行(R)」をクリックします。
3.インストールウィザードの準備が始まるので、しばらくお待ちください。
4.インストールウィザードが起動します。「次へ(N)」をクリックします。
5.仕様許諾契約の内容を読み、納得したならば「同意する(Y)」をクリックします。 同意しないとインストールする事はできません。
6.セットアップ方法を指定します。通常は「標準(T)」を選択すれば良いでしょう。 この場合、インストールディレクトリは「C:\KIS2007」となります。あまり気にしなくて良いでしょう。 「次へ(N)」をクリックします。
7.「次へ(N)」をクリックします。
8.ファイルのコピーが開始されます(つまり、「6」で選択したディレクトリにファイルがコピーされる)。しばらくお待ちください。
9.ファイルのコピーが完了しました。次はインストールへと進みます。 「完了」をクリックします。
10.インストール方法を選択します。通常は「デフォルト設定(D)」を選択すれば良いでしょう。 「次へ(N)」をクリックします。
11.メモリ内にウイルスが存在しないかスキャンします。
これは、
ハードディスクドライブ
の完全ウイルススキャンとは異なり、メモリに読み込まれているものだけ、つまり稼動しているファイルに対してのスキャンなので時間はかかりません。
しばらくお待ちください。
12.インストールが開始されます。しばらくお待ちください。
13.インストールが完了しました。次はセキュリティソフトの最重要となる定義ファイルの更新を実行します。 「今すぐアップデートする」を選択して「完了」をクリックします。
1.通常は「クイックアップデート」を選択すれば良いでしょう。 「次へ(N)」をクリックします。
2.パターンファイルのダウンロードとインストールが自動で行われます。 しばらくお待ちください。
3.アップデートが完了すると、実行した内容が表示されます。 「完了(C)」をクリックして、アップデートを終了します。
Windows XP インストール初期状態では、ファイヤーウォールしか有効になっていません(左のスクリーンショット)。 Kingsoft Internet Security Free をインストールすると、ファイヤーウォールが既存の Windows XP に付属するものと置き換えられ、さらにウイルス対策も有効になります。
今回はダウンロード方法とインストール方法を紹介しましたが、次は使い方や気がついた事などを掲載したいと思います。 以下のカテゴリに日記を更新していきます。
主機能は、リアルタイム検知のウイルス対策と、ファイヤーウォールに分けられますが、ダウンロードとインストール作業で気がついた事は、ユーザーから個人情報を徴収する事をしていないところです。 一般的には、最低限メールアドレスや、ユーザー登録をさせるのですが、このセキュリティソフトは現時点では全くそれらの行為がありません。
セキュリティ対策ソフトも、Windows Live OneCare の様に初心者に優しく、セキュリティ以外のパソコン保守を目的として、付加価値ある製品へと移行する傾向にあるでしょう。