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Windows Vista とキャプチャーカード

 オーバーレイを利用してきた既存のキャプチャーカード。Windows Vistaではオーバーレイの表示ができなくなっています。これってどうするの?


7 年くらい前に購入した NEC の初代 USB 接続のキャプチャーデバイス SmartVision(スマートビジョン)を今まで使用してきました。 作業をしながらテレビが見られて、たまにキャプチャーできればいいかな〜っ感じで重宝していたのですが、いつしかこれが常用マシンで動かなくなりました。 壊れたタイミングが分かりませんが、気が付いたら番組表の受信やキャプチャーができなくなっていました。これってサポートセンターに問い合わせる多くの人が語る内容です。

なんとなく覚えているのは、 ハードディスクドライブ をパソコンの電源を入れたまま前面で交換できる リムーバブルケース を増設した頃(その時の 日記 2005年5月3日 )。 だとすると、1394US2-PCI2 カードがトラブルの原因であると思われ、特に IEEE1394 が何か引っ掛かります。 それから他のパソコンにスマートビジョンを接続しても同じトラブルで使用できないことが判明しました。 あれ、壊れたか?と思ったところ、どのパソコンにも IEEE1394 カードが増設されていました。 後から増設したカードなので、抜いて検証すれば原因を究明できますが、なんとなくテレビ番組を録画する欲求も薄れていました。



VHS ビデオの保管スペースに不満を抱き、より小さな Hi8 ビデオデッキを購入しました。 しかし、テープゆえに巻き戻しが面倒になり、テレビ番組をパソコンで録画することになりました。 その時、わざわざパソコンを購入したのですが、それが Windows ME の時代です(結局このパソコンを今でも常用マシンとして使用しています)。

最初はビデオ CD ( MPEG1 ) に編集して、その後に MEPG2 で時間を切って、最終的には DivX で圧縮して CD-R に焼く日々が続きました。 CM をカットして編集した時は 3 〜 5 回視聴するのですが、その後はハードディスクから追い出すために CD-R へ保存します。

が、確かにビデオテープよりも視聴するのは簡単で、保管スペースも取らないのですが、焼く枚数が増えていくと見返す機会が無いのに気が付きました。 これはキリが無いということを知り、飽きてしまいました。



時は流れ、全くこのジャンルに鈍感になってしまいました。 むしろ動画共有サイトとかネット上の動画が面白いくらいです。 ふと、キャプチャー関連の現在を考えてみると、シングルチューナーを超えダブルチューナーの時代になっているではないか! しかし録画したものを編集してコレクションするというよりは、単純に見たいテレビ番組の時間が重なっているとか、パソコンで作業をしながらテレビを気軽に見る傾向にあります。 それは特別なパソコンを購入する訳でも無く、適当に購入したパソコンに普通に搭載されている機能だったりします。

こんなに普及したPCのテレビ録画機能、それを可能にするキャプチャーデバイスが完全に一回チャラになる可能性がでてきました。 そうです、2007 年 1 月 30 日に発売される Windows Vista(ウインドウズビスタ)です。 この OS は既存のキャプチャーデバイスが利用しているオーバーレイ表示に対応していないのです。 対応していない場合はどうなるのか? 既存のキャプチャーデバイスでのテレビ視聴ができません。つまり、一回チャラになるのです。

「だったら、対応しているキャプチャーデバイスに買い換えればいいじゃない?」と言うでしょう。 しかし、Windows Vista に対応した、もしくは買い換えるべきキャプチャーデバイスが存在しないのです。



単刀直入に言えば、Windows Vista はオーバーレイ表示に対応しません。 しかし、管理人は Windows Vista Beta2 の段階で、オーバーレイ表示を確認しています。 それはスマートビジョンが動作して、NEC のアプリケーションを使いテレビの視聴と録画ができたからです。



この段階ではオーバーレイ表示が可能だったので、既存のキャプチャーデバイスが乗り越えるべきハードルは互換性でした。 Windows XP 以前の OS で使用できたデバイスが Windows Vista でも使用できるか? 重要なのはデバイスを認識させるドライバとコントロールするデバイスメーカーのアプリケーションです。 使い方によりはっきりと言いきれませんが、例えばサウンドボードを使用する理由として、パソコンで音を出力できれば良いだけならば、サウンドボードメーカーが Windows Vista に対応したドライバを提供しなくても、OS に搭載された互換ドライバで何とかなるかも知れません。



しかし、それをコントロールすすアプリケーションに独特機能が搭載されている場合は、そのアプリケーションが Windows Vista に対応していなければ、その機能を使用できなくなります。 互換アプリケーションにより、一般的な機能しか利用できないのです(例えば音を出力する)。 キャプチャーカードに関しては、このアプリケーションの部分がとても大切です。 もちろん、例で上げたサウンドカードの様に、この問題を打開する互換アプリケーションは存在します。 しかし、デバイスメーカーのアプリケーションの方が高機能なため、これを使用できないのは非常に厳しいのです。



そして今回、新しいハードルとなるのが Windows Vista から搭載された UAC (ユーザーアカウントコントロール)です。 Windows Vista では、権限の昇格と降格を繰り返すセキュリティシステムを採用しています。 管理者ユーザーでログインしても、普段は一般ユーザーに権限が降格してます。 これにより、OS をインストールした時に作成する管理者権限を持つアカウントを利用し続けたとしても、ほとんどの状態で一般ユーザーとなるのでセキュリティが確保されます。 問題となるのは管理者権限を必要とするアプリケーションです。管理者権限でログインしていても、普段は一般ユーザーとなるので、管理者権限を必要とするアプリケーションを起動する時に警告が表示されます。 例えば予約録画を実行する時に警告が表示されれば、誰かが許可するボタンをクリックしなくてはなりません。 予約を利用した録画やスタンバイからの起動に管理者権限が必要であるアプケーションでは使い物になりません(もちろん、パソコンの前にいるのであれば何とかなる)。



管理人の利用しているパソコンでは Beta2 はほぼ動かない状況でした。 が、このサイトでは Windows Areo を有効にして、Windows 3D フリップなどのスクリーンショットを掲載してきました。 それくらいなら、Windows ME 時代のパソコンでも可能であります。 ただ、Beta2 の時点ではどんなに高スペックのパソコンを購入しても、本当にこの OS は動くのか?と感じました。 RC1 が登場して不安は払拭され、パフォーマンスがいきなり上がりました。 インテル Core2 Duo プロセッサの登場により、価格が下がったパソコンを購入しても、Windows Vista で作業をできると思われます。 しかしオーバーレイ表示は、RC1 で完全にできなくなってしまいました。



自分が使用しているキャプチャーデバイスがオーバーレイ表示を使用しているかを確認する方法は、画面のスクリーンショットを取得する方法です。 「スタート」→「プログラム」→「アクセサリ」の「ペイント( Windows 付属する画像編集ソフト)」を起動します。 さらに、キャプチャーカードでテレビを視聴するアプリケーションを起動して、実際にテレビ番組を視聴します。

この状態でキーボードの「Print Screen」、「PrtScn」、ノートパソコンの場合は「Fn」キーを押しながら「Prt sc」キーを押します。 これで、現在の画面をクリップボードに保管できます。クリップボードに保管されたデータは一時的なものですが、先に起動していたペイントにペースト(貼り付け)れば OK です。 その方法は、ペイントをアクティブ(ペイント領域内を一度クリック)にして、キーボード「Ctrl」+「V」キーを押しても貼り付けられます。

貼り付けられた画面のイメージで、テレビの画面が正常に表示されていれば、そのアプリケーションはオーバーレイを利用していません(右上画像はオーバーレイ表示では無い)。 もし、画面の部分が真っ黒になってしまう場合は、オーバーレイを使用しています。 この場合は Windows Vista でサポートされません(現状のキャプチャーデバイスはほぼこれ)。



つまり、日本でテレビ録画をパソコンで楽しむユーザーは、既存の環境を Windows Vista に移行できないのか? そこで救世主が登場します。Windows Media Center(ウインドウズメディアセンター)と呼ばれるアプリケーションです。 Windows XP で本来のホームエディション的な存在となった WindowsXP Media Center Edition 2005 に搭載されている機能で、メディアセンター自体は 2004 年から登場していました。 管理人はキャプチャーの興味が失せた時だったので、今までこの存在にあまり目を向けていませんでした。 しかし、今回の Windows Vista へのアップグレードには、この Windows Media Center が橋渡し的な存在になります。



右画像は Media Center で管理人が デジタルカメラ で撮影した動画を WMV に変換して再生させ、さらにスクリーンショットをとった画像です。 正直、キャプチャー関連の日記を制作するのは難しい。 テレビの画面をそのまま掲載すると著作権に違反するからです。 スクリーンショットが取れるという事は、Windows Media Center はオーバーレイ表示では無い事実が分かりますね。この方式ならば Windows Vista に対応できる可能性が高くなります。



今回の問題は Media Center Edition が登場した時に、じわりじわりとオーバーレイ廃止の方向に進んでいた事が分かります。 ちなにみ、管理人は全く気がつか無かったけど・・・ Windows Media Center は、特別な Windows と言うよりも、Windows Home Edition に Windows Medeia Center 機能を搭載しただけの事です( Windows XP ではエディションが的確で無いので表現が難しい)。 つまり、付加された機能であり、通常の Windows と同じでオフィスアプリケーションも利用できますし、ゲームもできます。

Windows Media Center を起動するには、「スタート」→「プログラム」の「Windows Media Center」をクリックするか、専用のリモコンで「Media Center」ボタンをクリックします。 Windows Media Center は動画以外にも画像や音楽を家電感覚で気軽に楽しめる機能です。しかし、アプリケーションであるため、「Media Center」と呼ばれるデバイスが存在するわけではありません。 キャプチャーデバイスがメディアセンターに対応している必要があり、先に書いたようにデバイスを汎用的に利用できる互換アプリケーションなのです(それよりは機能が上だが、結局はそういうポジション)。



動画に関しては、今流行りのダブルチューナー搭載キャプチャーデバイスを利用すれば、見たい番組が重なっても録画可能で、番組表の取得や、出演者やジャンルをキーワードに録画する番組を選択できます。 リモコンがメインのためか、どうしてもメニューを階層構造化する必要があり、パソコンで作業をしながら気軽にテレビを視聴するユーザーにはまどろっこしい部分も多くあります。

しかし、管理人はメディアセンターに対応したキャプチャーカードを所有していないので、正直どのようなものなのか? また、Windows Vista で既存のデバイスがどう対応される可能性があるのかが見えてきません。 そこで、メディアセンターエディションに対応したキャプチャーカードを購入してみました。

I-O DATA GV-MVP/RX3 この時期ゆえに Media Center 対応のキャプチャーカードを購入してみました




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