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ホットプラグ対応 リムーバブルケース
RATOC SA-RC1PE-LG


2005 年 12 月中旬出荷予定。ハードディスクドライブをPCケース前面で交換できるリムーバブルケースで、定評のあるラトックシステムが PC 電源をオンのままハードディスクドライブを交換可能なホットプラグ対応リムーバブルケースセットを発売します。 リムーバブルケース? 何の事か分からないユーザーのためにリムーバブルケースの今までの流れをおさらいします。


ラトックシステム REX-SATA SATA SA-RC1PE-LG

どちらかと言えば業務向け、特にサーバーに搭載してデータのバックアップやハードディスクドライブが故障した時にパソコンの電源を落とさずに交換するために使われていました。 いつの頃からか「もしもの時の保険」という考え方より、物理的に記憶容量が多いものを交換メディアとして利用したいと願うユーザーが増えてきました。 まぁ〜ファイルサイズの大きな動画ファイルを扱う場合ですね。 ダブル録画などのキャプチャー系( キャプチャーカード )の機器が進歩したからでもあります。

メディアの記憶容量がある程度確保できた現在でも、IDE や SATA 接続ハードディスクドライブのコストパフォーマンスは絶大です。 250 GB ハードディスクが 1 万 2 〜 3 千円で購入できますからね。 つまりハードディスクドライブを光学式メディア ( DVD や CD ) みたいに気軽に交換するのが目的です。 電源と IDE 、もしくは S-ATA ケーブルを差し替えるだけで交換はできますが、パソコンケースを開けるのが面倒です。 いくら工具を使わないで増設できる優れたパソコンケースだとしても、やはりこの問題は解決できません。

そこでパソコンケースの 5 インチベイ ( DVD ドライブなどを設置するスペース ) にリムーバブルケース(ドック)を設置して、専用トレイに収められたハードディスクドライブをパソコンケースの前面に取り付けたドックに挿入して交換する法が流行しました。 えぇ、一部のユーザーで...。

この方法は動画などの大容量のデータを扱うユーザーだけではなく、一台のパソコンで複数の OS を使い分けるユーザーにも重宝します。 一台のハードディスクにパーティション(領域)を二つ作ったり、一つ OS に仮想的に複数の OS をインストールするソフトもありますが、トラブルに遭遇する確率と修復する手間を考えると物理的にハードディスクドライブを交換した方が手っ取り早いのです。



使用するリムーバブルケースはハードディスクドライブの仕様により異なります。 もちろん最初は IDE 接続のリムーバブルケースが主流でした。 しかし OS を切り替えるために使用するユーザーにとっては問題ありませんが、メディアのように使うユーザーにとっては致命的な所があります。 ハードディスクドライブを交換する都度、パソコンの電源を OFF にする必要があるところです。

そこで登場したのが USB2.0 / IEEE1394 接続のリムーバブルケースです。 ドックとホットスワップ対応の USB2.0 / IEEE1394 で接続して、ケース部分は IDE ハードディスクを収納します。 これにより、パソコンの電源を落とすことなくハードディスクドライブを PC ケース前面で交換できます。 さらに便利なのがトレイに収納するハードディスクドライブの種類で、3.5 インチの他にノートパソコンで使用される 2.5 インチタイプにも対応します ( 対応したトレイが必要 )。

そして、時は過ぎ、ハードディスクの接続方法が IDE 接続からより高速なシリアル ATA 接続へと進化しました。 リムーバブルケースもまた世代交代が始まりました。 と言っても、ドックとトレイが分かれたリムーバブルケースの仕様のため、この世代交代はかなり融通が利くものでした。 IDE 接続で IDE ハードディスク → USB2.0 / IEEE1394 接続でIDEハードディスク → S-ATA 接続で IDE ハードディスク → S-ATA 接続で S-ATA ハードディスク といった流れです。 かなり互換性を確保していることがお分かりいただけると思います。

かなり前置きが長くなりましたが、今回登場した製品は既に発売されている REX-SATAシリーズ SATA リムーバブルケース 内蔵タイプ に、ホットプラグ対応のインターフェイスカード REX-PE30S をセットにした商品です。

PCI Express テクノロジ は従来の PCI ホットプラグ・テクノロジの抱える問題を大幅に改善しているので、より信頼性の高い作業が可能になります。 付属されるインターフェイスボード eSATA PCI Express ボード REX-PE30S は、内部接続 SATA コネクタと、外部接続 eSATA コネクタを装備しています。 また、SATA II 準拠 3 Gbps の転送速度と、ハードディスクへのアクセスを最適化する NCQ ( Native Command Queuing ) をサポートしています。 最近になってようやく PCI Express x1 対応のカードが登場して来ました。

シリアル ATA 採用のネイティブ設計は、IDE 接続から SATA 接続への世代交代の最終系でもあります。 ここでも互換性は確保されていて、トレイを変更する事で IDE ハードディスクドライブも接続可能です。 もちろんドックとパソコンへの接続は SATA なので、電源を入れたままの抜き差しが可能です。 さらに、このリムーバブルケースはハードディスクからのシステム起動が可能で、Windows がインストールされた C ドライブとして使用する事ができます(これは従来と一緒です)。 まぁ〜 C ドライブの電源を落とさずに抜き差しする人はいないでしょう。  って言うか無理でしょう。

ちなみに管理人は同社の IDE 接続と USB2.0 接続を使っています。 IDE 接続は C ドライブで OS を入れ替えるのに。 USB2.0 接続はホットスワップ対応なのでデータ用に使っています。 どっちがデータ用なのか分からなくなると予測して、ケースの色をアイボリーとブラックに分けて購入しました。

それでも時々やってしまうのです。 ホットスワップ対応のデータ用リムーバブルケースと OS がインストールされたシステム用リムーバブルケースの電源を間違って落としてしまうミスです。 そうそうパソコン初心者のサポートページなので、これから使用する人のために書きますが、ホットスワップ対応と言っても、いきなりハードディスクを引っこ抜いて良いわけではありません。

交換する時は Windows 上で交換するための設定をして、リムーバブルケースの電源を落とします ( ケース前面のキーで電源の ON / OFF を操作します )。 プラッタが停止したのを見計らい、ハードディスクドライブが収納されたトレイを交換して再び電源を投入するステップをふみます。 キーを回さない限りトレイは引き抜けない仕様ですが、キーを回して電源を落とすのは自分の意思です。 ヒューマンミスに気をつけましょう!

USB2.0 接続でハードディスクの壁を突破




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