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CD-ROM、DVD-ROM から起動 ( BOOT ) する BIOS の設定方法

 Windows インストール CD-ROM(以下 DVD-ROM も含む)から起動するには BIOS(バイオス)の設定情報を保存する CMOS Setup Utillty(シーモスセットアップユーティリティ)で Boot Device(ブートデバイス)を変更する必要があります。


Boot Device(ブートデバイス)は起動するデバイス(機器)の事。 パソコンの電源を入れた時にプログラム(このページでは Windows などのシステムを意味します)をどこから読み込むか、BIOS(バイオス)の設定を記憶するCMOSセットアップユーティリティで設定します。 一般的にブートデバイスの設定は 1 番 〜 3 番までの順番を指定して、起動するシステムを探します。 例えば、1 番にフロッピーディスクドライブ、2番に光学式ドライブ( CD-ROM 、DVD-ROM ドライブなど)、3番に ハードディスクドライブ と設定すれば、起動ディスクから OS インストール作業を始める場合でも、インストール CD、または、DVD から始める場合でも対応できます。 さらに、1番と2番で指定したデバイスにプログラムが無い場合は、3番に指定したハードディスクドライブにシステムを探します。 この場合、Windows がインストールされていれば通常起動となり、インストールされていなければ、システムが見つからない事を意味するエラーが表示されます。 パソコンを自作した場合、初回起動では Windows をインストールしていないので、このエラーが表示された事で BIOS が正常動作している事を確認できますが、昨日は正常に Windows を使えていたのに、今朝起動したらシステムが見つからないとエラーが表示された場合はトラブルとなります(この場合も、ブート設定が変更されている場合があるので、このページで説明する内容を理解して確認するのも一つの解決の手段となります)。

毎回、上のブートデバイス設定だと、フロッピーや光学式メディアにシステムを探しに行くため、システムが起動するまで時間がかかります。 普段はハードディスクドライブにインストールされた Windows が起動できれば良いので、1番目にハードディスクドライブを設定しているのが一般的です。 Windows を再インストールする場合は、ブートデバイスの順番をハードディスクの前に起動ディスクやインストール CD、または、DVD にアクセスできる様に、フロッピーディスクドライブや光学式ドライブを設定する必要があります。



Boot Deviceを変更するにはBIOSを表示します

BIOS(バイオス)は マザーボード に搭載された特殊な操作で書き換えられるメモリです。そして、パソコンの電源投入時、Windows などのシステムの前にアクセスするメモリです。

Boot Device の設定は BIOS の動作を決めるメモリ CMOS(シーモス)を書き換えるに過ぎません。CMOS は情報を保持するために電力を必要とするメモリなので、パソコン前面の電源ボタンを OFF にしている状態でもコンセントから電力を得ています。 電源ユニットで OFF にするかコンセントを抜いてしまった場合は、マザーボードに設置されているボタン電池を消耗して設定情報を記憶します。 CMOS は BIOS とは異なるため、いつでも工場出荷状態に戻す事もできますし、何らかしらの動作により CMOS の設定情報が飛ぶ場合もあります。 昨日は使えたのに、今朝は Windows が起動できなかった場合も、この設定でハードディスクドライブにシステムを探さない設定になってしまった可能性もあります。



一般的に「BIOS画面」「BIOS設定」と呼ばれる画面は右。もちろん、BIOS の書き換えを実行する画面ではなく、CMOS の内容を変更する画面です。 正式名称は「CMOS Setup Utillty(シーモスセットアップユーティリティ)」となっています(メーカーにより異なるかも知れません)。Boot Device を変更、または、確認するには、Windows が起動する前にこの画面にアクセスする必要があります。 CMOS Setup Utillty を起動する方法はマザーボードに搭載された BIOS により異なり、確実な方法を掲載する事ができません。 ゆえにここからは一つの例になります。最も多い起動方法はパソコン前面のパワースイッチを ON にして「DELETE」キーを押す方法です。



1.電源を入れると真っ黒な画面に VGA BIOS が表示されます。 メモリーチェック終了後に画面の左下に「Press DEL to enter SETUP」等のメッセージが表示されます。 ここでキーボードの「DELETE」キーを押してください。

メーカーによっては「Alt」+「Ctrl」+「S」や「F2」など特殊なキーを押す場合があります。 とりあえず、画面のどこかに表示される「Press ○ to enter SETUP」の、○のキーを押して下さい。 上の画像は Award BIOS の一例です。見づらいですが、「DEL」キーを押すとセットアップ画面に移行する事が書かれています。確実な方法はパソコンのマニュアルを参照する事です。 メーカーパソコンの場合は独自にカスタマイズされているので、この後の作業も異なると思います。また、カスタムパソコンショップなどでBTO購入した場合は、マザーボードのマニュアルに操作方法が掲載されています。



2.CMOS Setup Utillty が表示されたら、キーボードの「矢印」キーを使って「Advanced Bios Features」もしくは「Advanced Bios Setup」にカーソルを移動させ「enter」キーを押します。 マザーボードメーカーやロットにより違います。場合によっては「Boot」や「起動」と表記されているかも知れません。

一般的に CMOS Setup Utillty ではマウスによる操作ができません。キーボードの矢印キーでメニューの項目を移動して「Enter」キーで決定します。 「ESC」キーで終了、階層下のメニューにいる場合は、一つ上のメニューに戻る事ができます。この画面も、パソコンによっては日本語で表示できるものもあります。



3.「Advanced Bios Features」メニュー(右)の画面が表示されたら、「〜 Boot Device」の文字を探しましょう。 右の例では一発で「First Boot Device(一番最初に起動を試みるデバイス)」「Second Boot Device(二番目に起動を試みるデバイス)」「Third Boot Device(三番目に起動を試みるデバイス)」が表示されました。

上の例では、First Boot Device に [ CD-ROM ] 、Second Boot Device に [ Floppy ] 、Third Boot Device に [ HDD-0 ] と設定されています。 この状態なら起動ディスクからでも、インストール CD-ROM からでも起動でき、何も無い場合は Third Boot Device のハードディスクから起動します。 もし、ハードディスクが First Boot Device に設定されていて、ハードディスクに Windows がインストールされている場合は、起動ディスクや CD-ROM からの起動ができない事になります。 その場合はこの順番を変更しましょう。



4.変更方法は、変更したい順番(例では First Boot Device を選択)をキーボードの矢印キーで移動して「Enter」キーを押します。 すると、起動するデバイスの種類が選択できます。もし、再インストールを実行したいのであれば、First Boot Device にハードディスク以外を選択する事になります。 例えば右の例では [ CDROM ] が選択されています。デバイスの変更もキーボードの矢印キーを利用して、「Enter」キーで確定します。

ハードディスクの表記もいろいろあり、[ HDD ] 、[ C ] 、[ HDD-番号 ]となっているのが一般的です。 [ HDD-番号 ] の場合は、番号が一番小さいものを選択します(例えば [ HDD-0 ] )。 同じ要領で、Second Boot Device 、Third Boot Device も変更します。 もちろん、Second Boot Device 、Third Boot Device のどちらかにハードディスクを選択しておかなければ、ハードディスクから起動ができないため、インストール中の再起動の後に、インストールを続行する事ができません。



5.変更した設定を保存するには、[ SAVE ] を選択します。 右の例では、トップメニューの下に [ Save & Exit Setup(セットアップを保存して終了する)] は「F10」キーを押すように説明されています。



6.一般的には確認ダイアログが表示されます。「SAVE to CMOS and EXIT(Y/N) ?」とは、CMOS の変更を保存して終了しますか? Yes を意味する「Y」キーを押すか、Noを意味する「N」キーを押し、「Enter」キーを押します。




例2 変更に「PageUp」キーを利用する場合

「Advanced Bios Features」メニュー(右)の画面が表示されたら、「First Boot Device」の右に「矢印キー」でカーソルを移動させ「PageUp」キー押して変更します。 一般的に First Boot Device を CD-ROM 。Second Boot Device を Floppy 。Third Boot Device を IDE-0 に設定します。 (右では 1.Floppy 2.HDD-0 3.LS120 になっています。変更してください。)

「IDE-0」がハードディスクとなります。他の BIOS で「 IDE-0 」が無い場合「SCSI」を選択して下さい。(まれに「C」( C ドライブと表現するメーカーもあります。)


First Boot Device・・CD-ROM。
Second Boot Device・・Floppy。
Third Boot Device・・IDE-0


上記の設定でパソコンの電源を入れた時に、First Boot Device の CD-ROM から起動する設定になります (Windows 95 / Windows 98 / Windows ME / Windows 2000 / Windows XP / Windows Vista / Windows7(ウインドウズ セブン) の通常版、または、OEM 版をインストールする時に必要な設定)。

CD-ROM 、または、DVD-ROM(インストールディスク)が光学式ドライブに入っていなければ、Second Boot Device のフロッピーディスクドライブから起動を試みます(起動ディスクを使用してインストールする場合)。 CD-ROM もフロッピーディスクも入っていなければ、Third Boot Device のハードディスクドライブから起動を試みます (ハードディスクドライブにOS(システム)がインストールされていればOSが起動します。これは、インストール終了後の通常起動となります)。

古いパソコンを使用している場合、CD-ROM BOOT 未対応のマザーがあります。 その場合は 起動ディスクを作成 して、フロッピーから起動しましょう。



例3 Boot Deviceのメニューが2段階の場合

マザーボードによって「Advanced Bios Features」メニューで右の様に表示されている物もあります。



この場合は、「Boot Seq&Floppy Setup」の右「Press Enter」まで、キーボードの「矢印」キーでカーソルを移動させ「enter」キーを押します。 すると右の画面が表示され上記と同じ設定をします。2段階になっているだけです。



例3 メニューに「Boot」がある場合

BIOSメニューが右の表示もあります。



この場合「Advanced Bios Features」の表記がありません。 「Advanced」はありますがその代わりに「Boot」という表記があります。一番上の「AwardBIOS Setup Utility」の下の青いバーの部分がメニューになります。 キーボードの矢印キーを使って、左から4番目の「Boot」にカーソルを移動させてください。下記の画面に切り替わります。


このboot設定画面では

  • 1番目(First Boot)が「Removable Device 【Legacy Floppy】」
  • 2番目(Second Boot)が「IDE Hard Drive 【none】」
  • 3番目(Third Boot)が「ATAPI CD-ROM 【ASUS CD-S500/A】」

になっています。この設定では電源を入れた時、ハードディスクに OS がインストールされていても、 「SYSTEM DISK NONE」と表示されて OS が起動しません。(ハードディスクが接続されていないのかも。または接続されていても壊れているとか。。 本来は接続されているハードディスクメーカー名が入ります)

First Boot Device を CD-ROM 。Second Boot Device を Floppy 。Third Boot Device を IDE-0 に設定しましょう。 と、言っても「First Boot Device」って表記はありません。ですが「CD-ROM→Floppy→IDE-0」で起動する様に設定します。

まず First Boot Device に設定したい CD-ROM を探します。ここでは 3 番に設定されています。 ここにキーボードの「矢印」キーでカーソルを移動させて、同じくキーボードの「+」キーを 2 回押します。 すると「ATAPI CD-ROM」が 1 番目に来たと思います。おそらく 2 番目は「Removable Device 【Legacy Floppy】」。 3 番目は「IDE Hard Drive【メーカー名】」になったと思います。なっていなければ設定したいドライブにカーソルを持っていき、 「+」「-」キーを使って CD-ROM → Floppy → ハードディスクに設定して下さい。



いずれの場合も最後は保存を忘れずに

BIOS の設定を変更したら「ESC」キーを押して BIOS メニュー画面まで戻します。そこで、「F10」キーを押します。 (「F10」キーに SAVE & EXIT が割り当てられています)「Yes」「No」を問われますので、「Yes」をカーソルで選択するか、 「Y」と打ち込んで「enter」キーを押します。すると自動的に再起動して、設定が反映されます。 なお、上記の設定は CMOS 設定であり、BIOS 自体を書き換えている作業ではございません。 好きな時に BIOS 上またはジャンパー設定で、工場出荷状態に戻す事ができます。



ブート設定は、起動するシステムを探しに行くデバイスを指定する場所と覚えておけば、それを表示する方法が違う場合でも、できない事は無いでしょう。。 以下のページでも「起動デバイスの優先度」の項目で、マザーボードの設定例を紹介しています。いくつか例を見てから作業した方が、感覚がつかめるかも知れません。

ASUS P5B Premium Vista Edition BIOS初期設定

BIOS をアップデートした時の日記は以下。

ASUS P5B Premium Vista Edition のBIOSアップデート


以下は、Windows 7 ベータのインストール作業を撮影したビデオです。光学式ドライブからブートする設定も含まれます。こちらはHD表示が可能で最大表示すれば操作方法を把握できます。




最新のマザーボードに搭載されたBIOS設定ユーティリティは、マウスのドラッグ&ドロップで起動デバイスを変更できるものもあります。 完全に同じものが見つからなくても、いくつかの方法を参考にして、BIOS設定ユーティリティを探ってはいかがでしょうか?

BIOS設定画面:ASUS EFI BIOS Utility EX Mode & Advanced Mode





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