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24インチクラスのフルHD液晶ディスプレイ


今主流のパソコン用液晶ディスプレイは何インチでしょうか?そんな疑問を持ちつつネットショップを探しまわっていると、どうやら時代はフルHD対応液晶の傾向にあります。フルHD対応は走査線1080本以上(一般的には1125)の方式の事で、これを満たしている液晶は解像度が1920×1080ピクセルとなります(高さが1080で、横では決まりません)。フルHDはテレビやBlu-Rayの映画に関係しており、家電テレビ選びでは重要かも知れません。パソコン用液晶ディスプレイにフルHDは必須なのでしょうか?Blu-Rayドライブを搭載しているパソコンは増えていますし、単品でも販売されているので増設する事もできます。さらに、Blu-Rayドライブは今のDVDドライブと同じく主流になると予想されます(DVDの様に価格も下がるはずです)。また、地上デジタル放送に対応したチューナー&キャプチャーカードも販売され、パソコンでテレビを視聴したり、録画したりする事もできます。パソコン用液晶ディスプレイとてフルHD対応に超した事はありません。

では、パソコンで一切のデジタル放送やBlu-Rayなどの映画を視聴しないのであれば、フルHD対応を意識しなくても良いのでしょうか?それは、テレビや映画の視聴有無に関わらず、大きな作業領域を必要とするならば解像度が高い方がいいと考えれば楽です。パソコンでは作業領域を確保するには解像度を上げる必要があります。例えば、エクセルのセル(マス目)や一画面に表示できるホームページの範囲は、解像度が高いほど画面に多く表示できます。



フルHDは何インチ?

個人的に多く質問を受けるのが、「フルHDは何インチのテレビを購入すればいいのでしょうか?」「フルHDは何インチからでしょうか?」といった内容です。「24インチが良い」と答えていますが、購入する前に型番を教えてもらい、こちらで確認する事ができるからです。しかし、ホームページに掲載するとなると、全ての質問をチェックする訳にはいかないので、適当に24インチが良いと掲載する事ができません。



インチって何?

ヤードポント方の単位の「インチ」、または、「型」は、家電テレビやパソコン用液晶ではよく見かけますが、日常生活で使用する単位はメートル方で、o(ミリメートル)、p(センチメートル)、m(メートル)です。日本では「〜インチ」と言われても、ピンとくるものがありません。このヤードポント方を馴染みのメートル方に直してみましょう。

  • 1インチ=2.54センチメートル
  • 2インチ=3.18センチメートル=1フィート

これで計算ができますね。24インチは2.54p×24=60.96pになります。しかし・・・これはどこの長さなのでしょうか?実際に測れば分かりますが、パネルの部分は縦、横、斜めしか計れません(厚さも測れますが、明らかに数字が当てはまらないのが分かります)。この斜めの部分がインチの長さになります(設計上、微妙に異なる場合もあります)。もちろん、計測する時はベゼル(液晶部分の周りにある枠)の部分を省きます。



液晶にはノーマル画面とワイド画面がありますが、インチの計測方法は同じです。これにより、同じ19インチでも、ワイド画面では横幅が長く、縦幅が短くなります。人間の目は横よりも縦に敏感で、ワイド画面の方が小さくなった気がする様です(フルHDが縦1080で表される理由も同じ)。いずれにしても、インチは液晶パネルのサイズを表します。



結局、解像度1920×1080に対応した液晶は何インチを購入すれば良いのか?インチは液晶パネルのサイズです。一方、解像度は物理的な画面(ここでは液晶パネル)に出力するサイズで、これを決定するのは液晶の対応と、パソコンから出力するグラフィックス性能により異なります。つまり、グラフィックス性能がフルHD解像度を出力可能で、なおかつ液晶が対応してれば、24インチワイド液晶でも、21インチワイド液晶でも出力できるわけです。現に、家電テレビは32インチワイド、36インチワイド、42インチワイド、46インチワイドなど、様々な大きさがありますが、出力できる解像度は1920×1080止まりです。これは、現時点でテレビや映画を視聴するには、それ以上の解像度を必要としないからです。テレビや映画を視聴するには、単純にインチが大きくなれば、より大きな画面で視聴する事ができます(迫力がある)。結局、インチ数でフルHD対応を判断する事はできません。完全に地上アナログ放送から地上デジタル放送に切り替わってしまえば、大まかな目星はつきますが、現時点では36インチワイド液晶でも、フルHD解像度に満たないテレビが販売されているのを目にします(すでに希かもしれませんが)。



フルHDに満たない、または、それ以上でも問題はあるのか?

パソコンの場合はそれ以上の解像度が存在しないわけではありません。もちろん、テレビやBlu-Rayを視聴するのであれば、家電テレビと同じ条件です。例えば、エクセルのセル(マス目)は、解像度が同じであれば、インチが小さくなれば小さく表示されます。インチが大きくなれば、大きく表示されます。パソコンで作業領域を確保するとは、サイズがそのまま大きくなるのではなく、解像度が大きくなる事です。同じインチで解像度が高くなれば、液晶パネルに表示できるセルは多くなり、解像度が低くなれば、表示できるセルは少なくなります。また、同じインチで解像度が高くなれば、セルは小さく表示され、解像度が低くなればセルは大きく表示されます。



セルが大きくなったり小さくなったりしても、その中に書き込める文字数が上下するわけではなく、表示だけの問題です。つまり、フルHDが1920×1080だからといって、これに合わす必要はありません。右は解像度1920×1200でこのサイトのトップページを表示しているスクリーンショットです。グラフィックス性能が満たしているならば、1920×1080よりも、1920×1200の方が、より多くの縦幅を確保できます。120くらい高さが増してもそんなに違いはないだろう?と思われますが、同じインチでノーマル画面とワイド画面を比較した時に、ワイド画面の方が小さいと感じる様に、縦幅に人間は敏感なのです。もちろん、見た目だけではなく、現実的に表示できる高さが増します。フルHDの解像度1920×1080ではエクセルで縦47セル、1920×1200縦54つのセルを表示できます(初期状態のセルの高さを参考にした場合)。この違いは最初から解像度1920×1080を使えば問題はありませんが、解像度1920×1200を使った経験があると、解像度1920×1080は不満を抱くかも知れません(単純に大きい作業領域から小さい作業領域に降格するに不満)。

一方、デジタル放送を視聴する場合は、1920×1080だと画面に余る所がなく表示され、1920×1200だと、上下に黒い部分が表示されます。これは、データの解像度が1920×1080(地上デジタル放送は1440×1080)で、16:9のアスペクト比を維持した場合、上下に(1200-1080)÷2=60ピクセル、合計で120ピクセル分、表示するデータが無いために発生します。解像度が縦横共に上がれば、最大表示により映像は引き延ばされます。



画面に余る所が無く表示されると言えば、地上デジタル放送は1440×1080(アスペクト比16:9)で、1920×1080の領域に表示します。もし、1440×1080(16:9)をそのまま表示すると横に潰れてしまいます。これは、Windows Vistaに付属するWindows ムービーメーカーでフルHD出力(Windows Live ムービーメーカーでは1920×1080に対応しました)して、一昔前のYouTubeに投稿すると、アスペクト比16:9で再生されなかった問題が分かりやすいと思います(今はタグを入力する事で、アスペクト比16:9で再生する設定が可能)。地上デジタル放送だけならば、現時点ではSD(スタンダード画質)も存在して、アスペクト比もいろいろあります(テレビの画面表示で番組毎に確認できます)。結局、テレビや映画関連に限ってしまえば、Blu-Rayドライブが今のDVDドライブなみに普及する事を予想して、フルHD対応液晶を購入するのが無難なわけです。パソコンの作業領域を考慮するならば、それより高い解像度であれば、より作業領域を確保する事ができます。

NHK放送受信相談室:よくある質問集



なぜ質問に24インチと答えるの?

パソコン用液晶ディスプレイでフルHDに対応したのが最も早かったと思われるのが24インチだからです。その後、インチが小さくてもフルHD対応のものが登場しています(例えば17インチワイドのノートPC)。早い時点で対応したためか、はたまた、解像度1920×1080、または、1920×1200を表示するに丁度良いのかは不明ですが、低価格化が進んでいます。低価格と言っても、「安かろう、悪かろう」「高かろう、良かろう」、入力端子の有無も含めて全体的にこれがあってはまってしまう現状にあります。しかし、標準的なものは、重要と供給のバランスが良いためか、価格が安くなるのも事実。これを狙うのがおすすめかと考えます。



丁度良いという表現が曖昧ですが、先に書いたインチと解像度の問題で、映画やテレビを視聴するにはフルHDで17インチワイドでも物理的なサイズの面で迫力が劣るだけかも知れません。しかし、作業領域と考えた場合、17インチワイドでは何もかもが小さくなります(アイコンとかエクセルのセルとか)。24インチワイド液晶と使ってみると、フルHDでは物足りなく、解像度1920×1200と相性が良いと感じます(それ以上の解像度なら、インチを上げた方が良いかも)。しかし、これは好みの問題と、今まで何インチでどの解像度を利用してきたかにより異なり、一概に決める事はできません。また、Blu-Rayやデジタル放送を考慮するならば、HDCP(エイチディーシーピー High-bandwidth Digital Content Protection system)に対応した液晶を、パソコン側も同じくHDCPに加えCOPP(Certified Output Protection Protocol)に対応している事を確認する必要があります。



その他に考慮する点は?

24インチワイド液晶ディスプレイが大きいか小さいかの判断は不明ですが、家電テレビと比較すると小さいでしょう。しかし、パソコン用液晶ディスプレイとしては、標準か大きい部類に入るのではないでしょうか?こうなってくると、パソコン用液晶ディスプレイだけに使うのは勿体ないと考えるかも知れません。テレビがパソコン用液晶ディスプレイに近づいたのか、その反対かは不明ですが、地上デジタル放送のおかげで二つのディスプレイが似た様な条件になってきました。パソコン用液晶ディスプレイでも、地デジチューナーを搭載したものもありますし、家電液晶にもD-Sub、DVI接続が可能な製品があります。



パソコンの使い方は複数あり、テレビ視聴やBlu-RayやDVDの映画視聴もできます。これらの動画を視聴するには、パネルが大きい方が好まれます(家電テレビと同じ感覚)。よく、映画館みたいな臨場感、映画館みたいな大迫力と言われますが、家電テレビの最終系が映画館になる訳はありません。ある程度の大きさでストップするはずです。カーナビゲーションが登場して結構経ちますが、未だに32インチクラスの液晶を搭載した製品が登場しないのと同じです(フロントガラスに半透明で表示するシステムを省く)。一方、パソコンはデスクで仕事する時にも使います。会社なら片方に決められますが、一般家庭では仕事にも使うし、ホビーにも使うわけで、なかなか的を絞る事はできません。例えば、42インチワイド液晶をデスクに設置して、エクセルやワードを使い続ける事はないでしょう。もちろん、家族全員でワードを使って年賀状のデザインを決める時や、プレゼン(一般家庭では家族会議でしょか)するときは、大型液晶が重宝します。



デスクに設置するパソコン用液晶ディスプレイを家電テレビの機能性と融合するならば、デジタル放送に対応したチューナーを搭載しているのが望ましいでしょう。これならば、パソコンを起動せずにデジタル放送を視聴できます。しかし、パソコンに増設するデジタル放送対応のチューナー&キャプチャーカード、または、ユニットを増設するならば、視聴だけでもパソコンを起動する必要があるので、家電テレビより劣りますが、番組録画機能を使えます。そして、内蔵、または、外付けBlu-Rayドライブを搭載すれば、これらの市販ソフトを視聴できます。映画やテレビはこれでおしまいですが、家電テレビには入力端子が豊富なところ、また、接続された機器を切り替えるセレクターが内蔵されています。ゲーム機や家電のプレイヤー、デコーダーをパソコン用液晶ディスプレイに接続するには、入力端子に気を遣う必要があり、入力端子が豊富なものほど価格が上昇します。



パソコンの作業領域を優先して解像度1920×1080を越える場合は、DVI入力端子が必要になります。しかし、これはパソコン用液晶ディスプレイに一般的なので特に注意する必要は無いでしょう。また、解像度1920×1080で構わないのであれば、パソコン側が対応していればHDMI入力端子が搭載されていれば良いでしょう。DVI接続は、音声に別途ケーブルが必要ですが、HDMI接続は映像と音声を一本のHDMIケーブルで接続できます。また、パソコン側のDVI端子を、HDMI切り替えケーブルを用いて液晶にHDMI接続する場合は、やはり音声ケーブルが必要になります(グラフィックスカードにサウンド機能が搭載されていないため)。パソコンと液晶の接続はこれで終了します。

パソコン画面をテレビに出力させる方法



ゲーム機や家電のプレイヤー、デコーダーを接続する可能性があるならば、パソコン用液晶ディスプレイにHDMI端子がいくつ搭載されているか確認しましょう。もし、パソコンとDVIケーブルで接続するならば、液晶にDVI端子×1、HDMI×1が搭載されているならば、パソコン以外のHDMI接続を他の機器に回せます(残念ながらHDMI接続で互換性が無い機器も存在する)。パソコンと液晶ディスプレイをHDMI接続するならば、他の周辺機器を接続できなくなります。HDMI入力端子がいくつ搭載されているか、また、どれだけの機器を接続するのかにより、入力端子の有無が重要になります。



もし、コンポジット端子(映像(黄色)・音声(赤・白))でしか接続できない機器を所有するなら、パソコン用液晶ディスプレイにコンポジット端子が設置されたものを選ぶ事になります。しかし、これは家電テレビ並に高価となります。パソコンとの接続はDVIケーブルで割り切ったとしても、HDMI端子非搭載の液晶ディスプレイは、接続可能な機器がパソコンに絞られるため、広がりがありません。また、フルHDクラスの液晶を使う場合は、D-Subケーブルでしか接続できないパソコンは不向きです。もちろん、接続する事はできますが、D-Subケーブルでは地デジやBlu-Rayを視聴できません(できたとしても画質が落とされる)。しかし、D-Sub端子がある場合、新しいパソコンをDVIケーブルで、古いパソコンをD-Subケーブルで接続すれば、2台のパソコンを接続できます。それ以外の必要性はD-Sub端子にはありません。



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同じ24インチクラスのパソコン用液晶ディスプレイとて、解像度と入力端子だけを比較しても金額の違いを把握できると思います。解像度で言えば、1920×1080の方が1920×1200よりも安く、入力端子が少ない方が安いのが一般的です。もちろん、液晶購入のポイントはそれだけはありませんが、低価格なものはだいたい一緒です。



そう考えると、フルHD対応パソコン用液晶ディスプレイはもの凄く低価格になりましたが、解像度1920×1200に対応した液晶は5万円以上からといった現状でしょうか。さらに、入力端子に注目すると、MITSUBISHI(ミツビシ) MDT243WG-MBがDVI-D(HDCP対応)×1、D-sub15×1、HDM ×2、さらにはD5端子、旧式のS-VIDEO端子にコンポジット端子まで搭載されています。これだと、テレビチューナーが搭載されていない以外は、家電テレビと同じ感覚で複数の機器を接続できますね。



一方、実売価格だけを見て異色なのがHYUNDAI(ヒュンダイ) W240Dです。解像度1920×1200で、入力端子はD-Sub×1、DVI-D(HDCP対応)×1、HDMI×1、コンポーネントと充実。価格がここまで低いと、逆に怪しく感じてしまうのは偏見でしょうか。そんな時は、各ショップのレビューや口コミサイトを検索して、実際に利用したユーザーの意見を参考にするのも良いでしょう。ただし、トラブルが発生すれば、製品のせいなのか、環境のせいなのか、自分のスキルのせいなのか、原因は関係無くマイナスイメージが強いコメントになりがちです。あくまでも沢山ある意見を参考にして自己責任で判断しましょう。



デスクに設置するパソコン用液晶に照準を合わせるならば、現時点では24インチワイド液晶が良いのでは?と考える事ができます。このサイズだと解像度は1920×1080、または、1920×1200が妥当で、これ以上解像度を上げるならば、インチを増加させるのが無難です。





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