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書籍:フェイスブック 若き天才の野望
- 5億人をつなぐソーシャルネットワークはこう生まれた -
著:デビッド・カークパトリック


急成長した社内のドタバタ、特に、インフラに関する部分が読んでいて面白かったです。ユーザーを集める、サーバーを追加する、資金を得る、サーバーを追加してから、またユーザーを集める、資金を得る、サーバーを追加する・・・と、言った地味な話。しかしながら、Facebook(フェイスブック)が日本に定着するか否かは、この本を読んでも予想できません。実名登録は日本発のMixiがそうでしたが、強制ではなく推奨でした。よって、多くのユーザーがニックネームで登録していますが、Facebookが原則なのでニックネームでの登録はできません。しかし、日本では実名登録と顔写真を掲載するのに抵抗があります。なぜ実名登録なのかと言うと、創業者の信念でもありますが、後にこれが Facebook の収益化の強みにもなっています(結果、他社を脅(おびや)かす事になります)。この理由は、広告産業に興味がある方は、この本を読めば理解できるでしょう。



個人的にWindows Live サービスを追いかけていて、MSNスペースの後継 Windows Live Spaces がブログスペースからソーシャル系に移行、その後完全撤退で WordPress へと移行を促されましたが、これにより Windows Live Messengerや SkyDrive との連携が不明になりました。その理由の一つとして、追いかけられない Facebook(フェイスブック)への連携が強化されている事にあります。なぜ追いかけられないかと言うと、Facebook は実名と顔写真を使う事が原則であるため、容易く手を出す事ができません。

それは良いとして、そもそも Facebook とは何なのか? いつしか日本語に対応しており、他の海外サービスと同じく日本でのサービス展開が活発化しています。映画「ソーシャルネットワーク(題名はFacebookやMixi(ミクシ)などを含めた総称になっていますが、内容はFacebookを作ったマーク・ザッカーバーグ氏の物語)」も公開され、流石に無視できない存在になり、この本を購入してみました。予告編を見て、映画を見に行きたかったのですが、マーク・ザッカーバーグ氏本人のコメントでは「半分本当、半分嘘」と言っていたのと(もちろん、映画は芸術作品なのでそれで良いのですが)、マーク・ザッカーバーグ氏側から捉えた物語では無いと聞き、気力が失せてしまいました。

この本はソーシャルネットワークの使い方でも、Facebookの使い方を説明する入門書ではありません。フェイスブックがどんな風に生まれたか?どのような取引で資金を集めたか?どんな失敗をして、どんな成長を遂げたかを、フォーチュン誌で長年にわたりインターネット、およびテクノロジー担当編集主任を務めたデビッド・カートパトリック氏がまとめた本です。会社経営、シリコンバレー、インフラ整備、広告産業、そして、Facebookが好きでなければ読むのは辛いかも知れません。単純にFacebookってどんな会社なのかと素朴な疑問を持つ方には・・・おすすめかも。

GoogleやマイクロソフトのCEO、スティーブン・バルマー氏と交渉する様子も書かれていて、好きな人は面白く読めます。FacebookはGoogleを脅(おびや)かす存在と言われていますが、その一つにソーシャルネットワーク内を検索できない事と何かで読んだ記憶があります。しかし、この本を読めば、その理由はたいしたことはなく、Googleの広告ビジネスの根底を覆す意味がある事が分かります。正直、読んでいて、もう勝ったも同然では?と思わせるところもあります。いやいや、コンピューターと言えば、巨大なマイクロソフトが存在するではないか?ところが、Facebookはインターネット上のサービスなので、巨大なのはGoogleと考えるのが妥当です。簡単に言ってしまうと、FacebookはインターネットのGoogle的要素と、プラットフォームのマイクロソフトの要素を兼ね備えた企業です。ゆえに、株式公開前から話題になっていました。もちろん、サービスを利用する側からは、優れたツールだからで十分なのですが。

フェイスブック 若き天才の野望 (5億人をつなぐソーシャルネットワークはこう生まれた)





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