シャーロック・ホームズ

SHERLOCK HOLMES in MB-Support
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ミセスハドソンの日記

最後の事件 / 空き家の怪事件



シャーロック・ホームズの冒険 完全版 Vol.7

英国グラナダTV製作 テレビシリーズ
第13話 最後の事件
洋題:The Final Problem
第14話 空き家の怪事件
洋題:The Empty House



第13話

邦題:最後の事件
洋題:The Final Problem

DVD収録邦題:シャーロックホームズの冒険
DVD収録洋題:THE ADVENTURES OF SHERLOCK HOLMES
テレビシリーズ:2
放送/英国:1985年9月29日
書籍収録邦題:シャーロックホームズの思い出(回想)
書籍収録洋題:THE MEMORIES OF SHERLOCK HOLMES



キャスト
Sherlock Holme:Jeremy Brett
シャーロック・ホームズ(探偵):ジェレミー・ブレット
Doctor Watson:David Burke
ドクター・ワトソン(相棒):デビット・バーク
Mrs Hudson:Rosalie Willians
ミセスハドソン(221Bの管理人):ロザリー・ウイリアムズ

Moriarty:Eric Porter
モリアーティ(数学教授、または、犯罪界の帝王):エリック・ポーター



ホームズ最強の敵、ジェームズ・モリアーティ教授と、ライヘンバッハの滝で決闘! 都合により一旦ホームズは他界します。どういう事かと言うと、次の「空き家の怪事件(空家の冒険)」の説明を参照して下さい。 モリアーティ教授の一味が、パリルーブル美術館からモナ・リザを盗みます。 パリに遠征するホームズも見物ですが、危険と向かい合わせである1人の探偵としての魅力、悲しみも感じられる作品です。 モリアーティの追撃を回避すべく、ホームズとワトソンが知恵を使って汽車に乗り込むシーンも面白い。 パリで贈呈された勲章を引き出しにしまう時、第1話「ボヘミアの醜聞」で王から貰ったエレナ・アドラー(アイリーン)の写真が見られます。 この作品で、ワトソン役を演じていたデビット・バーグ(David Burke)が降板してしまいます。



このDVDはシャーロック・ホームズの前半と後半を分ける重要な物語です。DVDと書籍では、公開された事件とカテゴリが異なります。 小説では、「シャーロック・ホームズの冒険」、「シャーロック・ホームズの思い出」と続き、思い出の最終章が「最後の事件」となります。 その後、「シャーロック・ホームズの帰還」の最初「空き家の怪事件」と続きますが、DVDでは「最後の事件」までの全13話を「THE ADVENTURES OF SHERLOCK HOLMES(シャーロック・ホームズの冒険)」としています。 そもそも、著者のアーサー・コナン・ドイルは、シャーロック・ホームズ物語を終了したかったと言われています。 そして、彼が取った行動が、シャーロック・ホームズを葬り去る物語「最後の事件」です。



冒頭から素晴らしい。まず、それまでのオープニングとは異なり、寂しいながらも力強いバイオリンの音楽で始まります。犯罪界のトップに君臨するモリアーティの手下による攻撃をかわすホームズ。ホームズが傷ついたシーンはいくつかありますが、冒頭の紳士の格好で傷だらけになるシーンは珍しい。髪はみだれ、燕尾服は泥だらけ。

ホームズの最強の敵は、頭脳戦を抜きにするならば恐喝王ミルバートンが挙げられます。しかし、紳士的な戦い、シャーロック・ホームズの冒険らしい本当の敵は、数学教授のモリアーティです。最後の事件では、モリアーティ自ら戦いに乗り出します。この話に関しては、シャーロック・ホームズとジェームズ・モリアーティが主役です。



発端になったのはルーブル美術館でのモナ・リザ盗難事件。ホームズがフランスへ遠征します。ただ、この物語の前から、モリアーティの名前は「赤髪連盟」で登場しました。実際にモリアーティ教授も登場しています。DVDでは「赤髪連盟」と「モナ・リザ盗難事件」しか描写されていませんが、度重なるモリアーティ組織の犯罪をホームズが阻止した事により、つまり、「モナ・リザ盗難事件」が最終的なトリガーとなり、ホームズ対モリアーティの決闘へと導かれます。

モリアーティの一味が、ルーブルからレオナルド・ダ・ヴィンチ作「モナ・リザ」を盗み、それを転売するのではなく、贋作を複数作成して売りさばくのが目的。400万ポンド(現在の価値に換算すると最低でも1000億円以上)を提示する富豪もいることから、シャーロック・ホームズが阻止しなければ恐ろしい事になっていました。

シャーロック・ホームズに何を求めるかにもよりますが、この物語のほとんどはグレーのジャケットに身を包みます。燕尾服、コート、シルクハット、ステッキ姿を好きな人は、少しものたりないかも知れません(ステッキはとりあえず常に持っています)。



DVDのタイトルでは(冒頭シーン)、THE ADVENTURES OF SHERLOCK HOLMES(シャーロックホームズの冒険)と表示されますが、小説では、モリアーティ教授との決闘 前の「Memories of Sherlock Holmes シャーロックホームズの思い出(回想)」に収録されています。



第14話

邦題:空き家の怪事件(空き家の冒険)
洋題:The Enpty House

DVD収録邦題:シャーロックホームズの帰還
DVD収録洋題:THE RETURN OF SHERLOCK HOLMES
テレビシリーズ:3
放送/英国:1986年7月9日
書籍収録邦題:シャーロック・ホームズの生還(帰還)
書籍収録洋題:THE RETURN OF SHERLOCK HOLMES



キャスト
Sherlock Holme:Jeremy Brett
シャーロック・ホームズ(探偵):ジェレミー・ブレット
Doctor Watson:Edward Hardwicke
ドクター・ワトソン(相棒):エドワード・ハードウィック
The Hon. Ronald Adair:Paul Lacoux
ロナルド・アディア卿(被害者):ポール・ラクー
Inspector Lestrade:Colin Jeavons
レストレード警部:コリン・ジェボンズ
Mrs Hudson:Rosalie Willians
ミセスハドソン(221Bの管理人):ロザリー・ウイリアムズ

Colonel Sebastian Moran:Patrick Allen
セバスチャン・モラン大佐(モリアーティの部下):パトリック・アレン



時は1894年。ライヘンバッハの決闘で、他界したと思われたシャーロック・ホームズが、再びワトソンの前に姿を現す! 原作コナン・ドイルの希望としては、シャーロック・ホームズをここで終わらせたかった様ですが、数多くのファンからの懇願や脅迫に負け、 シャーロック・ホームズ物語を復活させる事になりました。パロディ版(聖典以外のホームズ物語)では、ライヘンバッハの決闘から空白の時間に、 モリアーティ教授と組んで事件に挑む物語も存在します。さらに、ワトソン役を演じていた デビット・バーグ(David Burke) から、エドワード・ハード ウィック(Edward Hardwicke)に交代した第1弾です。



交代のタイミングが良かったのか、役者の選抜が良かったのかは分かりませんが、特に違和感なく物語が続きます。さらにタイトルも、「THE ADVENTURES OF SHERLOCK HOLMES(シャーロック・ホームズの冒険)」から「THE RETURN OF SHERLOCK HOLMES(シャーロック・ホームズの帰還)」に変更されています。また、この物語からテレビシリーズとしては、第3シリーズと呼ばれています。



この物語の前半、シャーロック・ホームズは変装しています。「ウエストミンスター検死官裁判所」では、ワトソンと反対側の階段を変装したホームズが登っています。ホームズも裁判を傍聴していますが、ワトソンが懐中時計を見て立ち去るシーンで、変装したホームズがすぐ近くの傍聴席に座っているのが分かります(婦人の右)。さらに、外で「カーム!」と言って馬車を呼んだ後、変装したホームズと衝突します。



そんなことよりも、この事件は手下となる者が警察に捕まりますが、裏には犯罪界の帝王、シャーロック・ホームズの宿敵「モリアーティ教授」が潜んでいます。モリアーティを演じるのはエリック・ポーターで、この作品の多くの部分で参考にしたシドニー・バジェットの挿絵と瓜二つの人物です。



さて、肝心の事件ですが、犯人の動機は原作でも解き明かされていません。ワトソンの推理だけでホームズの推理は聞けませんが、ワトソンの解釈が真相であると思われます。犯行に使われた銃は、モリアーティがフォン・ヘルだーという職人に注文して作らせた柔らかい弾を発射する空気銃。エアーガンと呼んでも良いのかも知れませんが、もの凄く美しいつくりです。



日本語字幕版DVDは、「シャーロック・ホームズの冒険 第7巻」になり、「最後の事件」と2作収録されて販売されています。 小説ではモリアーティ教授と決闘後の「Return of Sherlock Holmes シャーロックホームズの生還(帰還)」に収録されています。



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