シャーロック・ホームズ

SHERLOCK HOLMES in MB-Support
 サイト内の検索

シャーロック・ホームズの冒険
完全版 Vol.20 [DVD]
 未婚の貴族(独身の貴族)



第35話

シャーロックホームズ DVD/CD/VIDEO ジェレミー・ブレット版


英国グラナダTV製作 テレビシリーズ
第35話 未婚の貴族
洋題:The Eligible Bachelor


Amazon


第35話

邦題:未婚の貴族(独身の貴族)
洋題:The Eligible Bachelor

テレビシリーズ:スペシャル版(Long Version)
放送/英国:1993年2月3日
書籍収録邦題:シャーロックホームズの冒険
書籍収録洋題:THE ADVENTURES OF SHERLOCK HOLMES



キャスト
Sherlock Holme:Jeremy Brett
シャーロック・ホームズ(探偵):ジェレミー・ブレット
Doctor Watson:Edward Hardwicke
ドクター・ワトソン(相棒):エドワード・ハードウィック
Mrs Hudson:Rosalie Willians
ミセスハドソン(221Bの管理人):ロザリー・ウイリアムズ
Inspector Montgomery:Geoffrey Beevers
モントゴメリー警部:ジェフリー・ビーバーズ

Lord Robert St. Simon:Simon Williams
ロバート・セント・サイモン卿:サイモン・ウィリアムズ
Henrietta Doran:Paris Jefferson
ヘンリエッタ・ドーラン(婚約者):パリス・ジェファーソン
Aloysius Doran(ヘンリエッタの父):Bob Sessions
アロイシャス・ドーラン:ボブ・セッションズ
Helena / Agnes Northcote:Anna Galder-Marshall
ヘレナ(第一夫人) / アグネス・ノースコート(ヘレナの姉):アンナ・カルダー・マーシャル
Flora Miller(女優:元恋人):Joanna Mccallum
フローラ・ミラー:ジョアンナ・マッカラム

Lady Florence:Mary Ellis
レディー・フローレンス:メアリー・エイス
Lady Mary:Phillanda Sewell
レディー・メアリー:フィラーダ・シューウェル
Lady Blanche:Elspeth March
レディー・ブランチ:エルスペス・マーチ
Hon Amelia St Simon:Heather Chasen
アメリア・セント・サイモン夫人:ヘザー・チェイスン

Thomas Floutier:Miles Hoyle
トーマス・フルティエ(城の召使):マイルズ・ホイル
Gallagher:Bruce Myers
ギャラガー(パーククラブ):ブルース・マイヤーズ
Alice:Tres Hanley
アリス(メイド):トレス・ハンレー
Esther:Joyce Grundy
エスター:ジョイス・グランディ
Oswald:Ronbin Hart
オズワルド(役者):ロビン・ハート
George Tidy:Peter Graves
ジョージ・タイディ(クラブ):ピーター・グレイブズ
Francis Moulton:Peter Warnock
フランシス・H・モールトン(ヘンリエッタの夫):ピーター・ワーノック
Butler :Don Blaylock
執事:ドン・ブレイロック
Waiter:Aubrey Phillips
ウエイター:オーブレー・フィリップス Stage Doorkeeper:Vincent Worth
ステージ ドアキーパー:ヴィンセント・ワース


Writing:Arthur Conan Doyle
原作:サー・アーサー・コナン・ドイル
Screenplay:T.R. Bowen
脚色:T.R. ボウエン
Executive Producer:Sally Head
製作総指揮:サリー・ヘッド
Producer:June Wyndham-Davies
制作:ジューン・ウィンダム・デイビーズ
Music:Patrick Gowers
音楽:パトリック・ゴワーズ
Directed:Peter Hammond
監督:ピーター・ハモンド



未婚の貴族とされているロバート・セント・サイモン卿とアメリカで金鉱を掘り当てた富豪の父をもつヘンリエッタ・ドーランと婚約する。 結婚式を終えたヘンリエッタは失踪、ロバートはシャーロック・ホームズに捜索を依頼する。 ホームズはモリアーティ教授と戦いながら滝に落ちる悪夢に苛まれる日々が続く。 宿敵を失った喪失感と恐怖の念に打ちのめされ、ワトスンの診療を受ける。 そこには予知夢と思われる描写があり、ちょっと管理人には何言ってるか分かりません。



原作は「シャーロックホームズの冒険(The Adventures of Sherlock Holmes)」に収録された短編『未婚の貴族(The Adventure of the Noble Bachelor)』です。 グラナダ・テレビは長編スペシャルとして制作して、DVDやBlu-Rayに収録されています。 ロバートの第一夫人ヘレナと、その姉の二役を演じるたのは、シーズン1〜2でジョン・H・ワトスンを演じたデビット・バークの妻アンナ・カルダー・マーシャルです。
また、サイモン一族と思われるレディー・フローレンス役のメアリー・エイスは、後の『三破風館』でメアリー・メーバリー役で出演します。



221の建物は、ベイカー街から見て右にハドスン夫人宅のドア『221(221Aというこですが『A』が省略されて221)』があり、左にホームズとワトスンが間借りしている『221B』のドアがあります。 シーズンを通して『221』のドアから出入りするシーンはなく、『221B』のドアや玄関しか見られません。 二つのドアの真ん中には窓があり、そこはハドスン夫人の住居スペースです。 『未婚の貴族』では、霧に包まれたベイカー街にホームズとワトスンを乗せた馬車が到着する前、ベイカー街から221Aの窓にハドスン夫人を確認できます(窓際にはオイルランプが置かれている)。

シャーロック・ホームズの冒険 221B 1階の間取り
物語により家具の配置は異なります。
3階 ワトスンの寝室と浴室 Z.終わりに・・・


ロバート・セント・サイモン卿の手紙を受け取り、ワトスンはケリー貴族名鑑(Kelly's Handbook)から「空色地に黒の中帯 上方に3個の鉄びしを配す」紋章を調べます。偶然ですが、英国 The Original Book Works の商品「Faux Books」にケリー貴族名鑑を見つけました。写真は以下のテキストリンクから参照できます。

ケリー貴族名鑑(Kelly's Handbook)


ワトスンにサイモン卿を任せて、ホームズは寝室のベッドで横になり、二人の声を聞いています(居間と寝室のドア『7』は開いている)。 そこへハドスン夫人がメモを届けに居間のドア『6』をノックします。 それを見兼ねたホームズは寝室から居間へ入り(ドア『7』)、居間と廊下を繋ぐドア『6』を開いてメモを受け取ります。 ホームズの寝室と廊下にはドア『9』があるので、そこからメモを受け取れば、居間を通る必要がありません。 この行動の意味が分かりませんでしたが、ワトスンの前座を終わせるつもりで、わざわざ居間に入ったのかも知れません。

『6』〜『9』:ドアとステンドグラス


ベイカー街 情報
1.霧に包まれたベイカーストリートの歩道には、何かが燃やされています。道の土をスコップで樽に入れる男の背景には、「MR F.KINGSBURY ADMISSION ONE SHI?」の看板が見えます(*42)。
2.一階の窓の外から、室内のハドスン夫人が見えます。『COMMISSIONER FOR OATHS(コミッショナーの誓い *26)』の文字は消されています。旧本屋『219.W.H.DAWE』の方から、ホームズとワトスンを乗せた馬車が『221』に到着します。残念ながら霧が濃いため、街並みを観察できません。既にワトスンは『221B』に住んでいないため、ホームズだけを降ろし、そのまま馬車で退場します。
3.ホームズが籐の三人掛けソファで夢を見る場面で、民家『126』の前で、花屋と誰かが喧嘩しています。ハウスナンバーの特定は、もう少し後の花屋を見下ろす場面で確認できます。
4.早朝、ホームズが旧家具屋『217』方面から『221』に戻るも、鍵を忘れていることに落ち込む(鍵は開いておりハドスン夫人と心和むシーン)。*42 の看板の特定には、この場面も参考にしました。
5.失踪した花屋嫁の捜索願を出すことを決めた後、『犯人は二人』に登場した新しい『231(ほとんど見えない)』『229』『227』が映ります。ハドスン夫人が、民家『225』の前で新聞を買って『221』に戻ります。すると、『231』の方からワトスンが『221』へ歩いてきます。馬車が『219』と『217』の間の道から『221』に向かいます。*42 の看板の特定には、この場面も参考にしました。ワトスンとハドスン夫人が『221B』のドアで挨拶を交わし、御者がハドスン夫人に手紙を渡します。御者越しに『219』の看板が少し見えますが、ピントがずれているので読めません「*ERY」。
6.セント・サイモン卿が『221B』へ。旧リージェンツ・パークの方から馬車で到着します。このとき、向いの民家『124』と、旧『126』のハウスナンバーが無くなり、『30』の文字が見えます(花屋が居る場所)。さらに『221B』の二階から俯瞰する場面に切り替わり、民家『124』が見えます。この場面から、「3」で花屋が喧嘩していた場所を特定しました(『126』と呼ぶべきか『30』と呼ぶべきか・・・)。
7.セント・サイモン卿をワトスンに対応させていたホームズが、寝室の窓からベイカーストリートの反対側を見下ろす場面があります(クローゼットも見えます)。オレンジのドアに、赤い郵便ポストらしきものが壁にある建物が見えます(家具屋の隣の郵便局のような)。『最後の事件』でホームズは、この裏路地から『221B』の二階に戻るわけですね(ワトスンに窓を開けてもらう)。謎の女性はベイカーストリートに出て、セント・サイモン卿の待たせた馬車の脇を、旧リージェンツ・パーク方面へ向かいます。しかし、『223』でハドスン夫人とすれ違い、ホームズへの手紙を託します(*43)。このページとは関係ありませんが、廊下からホームズの寝室に直接入れるにも関わらず、ホームズは居間から対応します。
8.花屋の近くで歌っていた女性が警官に連行される。
9.『126』あるいは『30』と書かれたドアの前に、謎の女性が居ます。ここで、『128』のドアの左に、吊り下げタイプの看板が見えます。残念ながら、ピントが合っていないので文字を読めません。謎の女性は『221』の方へ横断して、『223』の前の歩道を旧リージェンツ・パーク方面に向かっています。リージェンツ・パークがあった場所に、『Baker Street』と描かれた大きな看板が見えます。角の『231』は工事中です。雨の中、ホームズが『221B』のドアから外に出て、ミュージカルのような動きで『219』の店内に謎の女性を探します。旧本屋『219』には、籠が沢山並んでいます。謎の女性が馬車に乗り、『221』へと向かって来る背景も、看板で埋め尽くされています(カモフラージュであろう)。馬車の乗降口にバックが引っ掛かっている場面で、背景に茶色と青色を基調とした建物が見えます(『116』か『118』)。ホームズが馬車を止めようと道路に出る場面で、旧家具屋『217』が茶色から黒色に塗り替えられ、『PUBLIG BAR』に変更されています。
10.謎の女性が帰宅します。場所は『221』の向い建物、「9」で見つけた新しい吊り下げタイプの看板がある『128』が使われています。


この物語の原作は「The Adventures of Sherlock Holmes(シャーロックホームズの冒険)」に収録された『独身の貴族(The Adventure of the Noble Bachelor)』です。


新訳シャーロック・ホームズ全集 閉じる



戻る 一覧表示 次へ

註釈

*26:Blu-Ray を見た結果、看板に書かれている文字が判明しました。『221』の窓に書かれた文字は『COMMISSIONERS FOR OATHS』で、Season 1〜2(『最後の事件』)までと、Seazon 3 以降(『空き家の怪事件』)で書き方が変更されます(文章は同じ)。
[掲示板で COMMISSIONERS FOR OATHS について話した内容]

民家『223』の二つの窓には『F.CHARLES REIN AURIST & ACOUSTIC INSTRUMENT MAKER』とあります(全く同じです)。この文章は、”多摩じい”様が謎を解明してくれました 投稿NO:[6083]。『F.CHARLES REIN』 は『FREDERICK CHARLES REIN』の事で、1800 年ロンドンで創業した有名な補聴器メーカーだそうです。 [補聴器の歴史 - 耳穴への道のり -]に『Frederick C. Rein』の補聴器が掲載されています。となると、『223』は民家では無く、補聴器を取り扱うお店か? あるいは、ただ単に窓に広告を掲載して、広告収入を得ているだけか? 『四人の署名』では、民家『223』の文字は消されています。

民家『225』の二つの窓には『TEETH COMPLETE SET ONE GUINEA(歯の完全セット 1 ギニー)』と『SINGLE TOOTH 2/6 5 YEARS WARRANTY(単一の歯 5 年間保証)』と書かれています(2/6の意味は不明)。この文章も、”多摩じい”様が解明してくれました 投稿NO:[5963]。『四人の署名』では、民家『225』の文字は消されています。

*42:『未婚の貴族』の冒頭で、ホームズの背景にある看板。霧が濃く、劇中で全ての文字を確認することは出来ませんが、見えない文字を補った結果、『AGRICULTURAL HALL(農業ホール)』『WILL CLOSE ON SATURDAY SEPT 28(9 月 28 日(土曜日)で終了)』『GRAND CONCERTS GORGEOUS ILLUMINATIONS(グランド コンサート 豪華なイルミネーション)』『ALL THE MOST EMINENT ARTISTS ARE ENGAGED(すべての最も著名なアーティストが従事しています)』『EVERY EVENING(毎晩)』『MR. F. KINGSBURY(ミスター F.キングスバリー)』『ADMISSION ONE SHILLING(入場料 1 シリング)』であろうと思われます。

*43:『未婚の貴族』でホームズが寝室の窓から裏路地を見下ろす場面から、謎の女性の一連の行動を図にしました。現実的には、『221』の建物の大きさを考慮すると、図の説明は成り立ちません。しかし、単純に撮影のために既存のセットを使ったと考えるなら、有り得る構図かと思われます。裏路地のオレンジのドアがある建物に、赤いポストと思われるものが壁に埋め込まれています。ベイカーストリートのセットで赤いポストがあるのは、旧家具屋、『未婚の貴族』では『PUBLIG BAR』に変更された『217』の奥です。