シャーロック・ホームズ

SHERLOCK HOLMES in MB-Support
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シャーロック・ホームズの冒険
完全版 Vol.19 [DVD]
 犯人は二人



英国グラナダTV製作 テレビシリーズ
第34話 犯人は二人
洋題:THE MASTER BLACKMAILER


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第34話

邦題:犯人は二人(恐喝王ミルバートン)
洋題:THE MASTER BLACKMAILER

テレビシリーズ:スペシャル版(Long Version)
放送/英国:1992年1月2日
書籍収録邦題:シャーロックホームズの帰還
書籍収録洋題:THE RETURN OF SHERLOCK HOLMES



キャスト
Sherlock Holme:Jeremy Brett
シャーロック・ホームズ(探偵):ジェレミー・ブレット
Doctor Watson:Edward Hardwicke
ドクター・ワトソン(相棒):エドワード・ハードウィック
Mrs Hudson:Rosalie Willians
ミセスハドソン(221Bの管理人):ロザリー・ウイリアムズ
Inspector Lestrade:Colin Jeavons
レストレード警部:コリン・ジェボンズ

Charles Augustus Milverton:Robert Hardy
チャールズ・オーガスタス・ミルバートン(美術商):ロバート・ハーディ
Diana, Lady Swinsterd:Norma West
ダイアナ レディー・スゥィンステッド(12年前の被害者):ノーマ・ウエスト
The Dowager:Gwen Ffrangcon-Davies
公爵未亡人(依頼人):グェン・フランコン・デービズ
Bertrand:Nickolas Grace
ベルトラン(夜の商売のオーナー):ニコラス・グレース
Lady Eva Blackwell:Serena Gordon
レディー・エバ(イーバ)・ブラックウェル(ハリーの婚約者):セリーナ・ゴードン

The Hon. Charlotte Miles:Sarah Mcvicar
シャーロッテ・マイルズ令嬢(ドーキン大佐の婚約者):サラ・マクビカー
Golonel Dorking:David Mallinson
ドーキング大佐:デビッド・マリンスン
Lewis(Batman):Howard Gay
ルイス(ドーキン大佐の従卒):ハワード・ゲイ

Harry, Earl of Dovercourt:Brian Mitghell
ハリー、ドーバーコート公爵:ブライアン・ミッチェル
Hebworth(alias Veitch):Hans Meyer
ヘブワース(ヴァイク ミルバートン屋敷の執事):ハンス・マイヤー
Agatha:Sophie Thompson
アギー(ミルバートン屋敷に使える者):ソフィー・トンプスン
Stokes:Ttephen Simms
ロバート・ストークス(ミルバートン屋敷に使える者):スティーブン・シムズ
Lillie:Belinda Peters
リリー(ブラックウェルのメイド):ベリンダ・ピーターズ
Daphne:Henrietta Whitsun-Jones
ダフネ:ヘンリエッタ・ウィットスン・ジョーンズ
Tronson(The Butler):Alan Rothwell
トロンスン(執事):アラン・ロズウェル
Art Gallery Owner:David Scase
ギャラリーのオーナー:デビッド・スケイス
Gobbs:Jimmy Hibbert
ボブズ(画家):ジミー・ヒバート
Ayctuibeer:Tony Broughton
競売人:トニー・ブロートン
Emile:Lee Clarke
エミール:リー・クラーク
Cabaret Artiste:Simon Fogg
キャバレーアーティスト:シモン・フロッグ


Writing:Arthur Conan Doyle
原作:サー・アーサー・コナン・ドイル
Screenplay:Jeremy Paul
脚色:ジェレミー・ポール
Executive Producer:Sally Head
製作総指揮:サリー・ヘッド
Producer:June Wyndham-Davies
制作:ジューン・ウィンダム・デイビーズ
Music:Patrick Gowers
音楽:パトリック・ゴワーズ
Directed:Peter Hammond
監督:ピーター・ハモンド



美術商のチャールズ・オーガスタス・ミルバートンは、貴族の執事やメイドから醜聞の種になりそうな手紙を高額で買い取る。 その手紙をもとに絶妙なタイミングで脅し、大金をせしめる恐喝王(THE MASTER BLACKMAILER)。 被害者は公表を避けるため、警察に相談するのを拒みます。 彼の恐喝に推理が全く通用しないシャーロック・ホームズとジョン・H・ワトソン。 果たしてホームズは、強敵ミルバートンの目論見を挫くことができるのでしょうか?



原作は「シャーロックホームズの事件簿」に収録された短編『犯人は二人(The Adventure of Charles Augustus Milverton)』です。 原題にチャールズ・オーガスタス・ミルバートンの名前がしっかり入っています。 グラナダ・テレビは長編スペシャルとして制作して、DVDやBlu-Rayに収録されています。 メイドのリリーの裏切りにより苦しめられる結婚目前のレディー・エバ・ブラックウェルを演じたセリーナ・ゴードンは、後にピアース・ブロスナンのジェームズ・ボンド第一作目となる『ゴールデンアイ』で、最初に007に口説かれる女性である。



シーズン5『シャーロック・ホームズの事件簿』で変更されたホームズの寝室の家具の場所は、本作で元に戻っています。 下図の『ショスコム荘〜這う人』はシーズン5で、本作は『未婚の貴族』と同じ家具の配置かと思われます。 ただし、ホームズがベッドで眠るシーンがないので、ベッドの向きが不明です。 『未婚の貴族』では通常と変わらぬベッドの配置ですが、向きが逆になります(逆に寝ているだけかもね...)。

Chapter 7:シャーロック・ホームズの寝室


221Bのバスルームが映るのは本作だけです。バスタブにシャワー装置が付いたCanopy Shower Bath(キャノピー シャワー バス)と呼ばれるヴィクトリア朝のバスタブが使われています(見返すとシャワーを確認できないけど...)。

W.バスルーム


さらに初めて見るワトスンのドレッサーがあります。このドレッサー...というか卓上鏡が何処にあるのか分かりません。

Y.ワトスンのドレッサー


ワトスンと会話をしながら入浴するホームズ、二階のホームズと会話をしながら三階のドレッサーでネクタイを締めるワトスン。 『会話中』であることがポイントで、階をまたいで会話が成立するには、一方が階段付近にいる必要があります。 あるいは、双方が階段に一番違い部屋にいて、ドアを開けてる場合です。 そういう事を考えていると、三階の間取りを矛盾なく埋めるのが難しくなります(推測の域を出ない)。

Chapter 10:3階 ワトスンの寝室と浴室


チャールズ・オーガスタス・ミルバートンの手口を探るために、ベルトランの店に行きます。 彼に20ポンド渡し(10ポンド紙幣を二枚)、片方の10ポンド紙幣に次の犠牲者「Blackwell(ブラックウェル)」と書いて燃やします。 紙幣に書かれている文字「Bank of England I promise to pay the bearer on demand the sum of ten pounds(私は要求に応じて持参人に10ポンドの金額を支払うことを約束します)」。 発行年は読めず、July 15 London 15 July...と続き、右下には For the You and Comp? of the Bank of England、そして Chief Cashier の名前があります。

Bank of England note issues


パリでダイアナ レディー・スゥィンステッドがドゥ・カヴェニャック伯爵への手紙を封印するとき、シーリングスタンプとして指輪を利用しています。 私も封蝋を試してみました。


蝋封 シーリングに挑戦


ベイカー街 情報
1.ドーキング大佐からホームズ宛の手紙が届けられる場面で、ワトスンが新聞を買うのが『221』のドアの前です。戻るとき、『221B』の玄関を通り過ぎるような歩き方をしますが、黒い手摺を避けるためだと思われます。旧リージェンツ・パークの方に見える店は、旧宝石店『227.SKELTON』から『レディー・フランシスの失踪』で『MORTEN’S』になり、『犯人は二人』では『Morten & Son Ltd(Antiquarian Books Bought and Sold)』に変更されています。また、旧床屋『229.C.SIMONSシモンズ』は『BR-ADLEYS』に変更されています。これは、グラナダ・テレビ・スタジオ・ツアーを観光した人が、Flickr に写真をアップロードしてくれた御陰で分りました(参考にした写真:Baker Street Granada Studios by horslips5, on Flickr)。
2.ワトスンに手紙を渡して走り去る男の背景に、リージェンツ・パークは見えません(柵を確認できるのは『四人の署名』が最後)。レストレイド警部が手紙を奪還に来ますが、上から馬車を見下ろすものの、ベイカー街の町並みは映りません。
3.ホームズとワトスンが帰宅すると、恐喝王チャールズ・オーガスタス・ミルヴァートン(CAM)から 6:30 に再訪するとのメッセージを見る。ミルヴァートンの馬車が『221』に来るシーンで、家具屋『217』と本屋『219.W.H.DAWE』が潰れているのが分ります。
4.ミルヴァートンの馬車に、一人の男が斧を振り下ろします。旧本屋『219』の看板が『S.PHILLIPS』に変更され、街灯に新しい看板が見えます(*40)。また、奥には『PSOT OFFICE』の看板も見え、郵便局が存続しているのが分ります。


小説は「The Return of Sherlock Holmes シャーロック・ホームズの帰還」に収録された『犯人は二人(The Adventure of Charles Augustus Milverton)』です。


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註釈

*40:『犯人は二人』で旧本屋『219.S.PHILLIPS』の前の街灯に掛けられた看板は、『These BUSINESS PREMISES TO be LET Apply Mess rs SAWDON 5 VICTORIA ST.sw』(不動産屋の看板)。