シャーロック・ホームズ

SHERLOCK HOLMES in MB-Support
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写真で見る ヴィクトリア朝ロンドンとシャーロック・ホームズ(SHERLOCK HOLMES THE MAN WHO NERVER LIVED AND WILL NEVER DIE)

著:David Cannadine(デヴィッド・キャナダイン)/ John Stokes(ジョン・ストークス)/ Alex Werner(アレックス・ワーナー)/ Par Hardy(パット・ハーディ)/ Clare Pettitt(クレア・ペティット)/ Nathalie Morris(ナタリー・モリス)
訳:日暮雅通



2016 年 2 月 25 日 発売。本書は 2014 年 10 月 17 日から 2015 年 4 月 12 日にかけてロンドン博物館で開催されたホームズ展「SHERLOCK HOLMES THE MAN WHO NERVER LIVED AND WILL NEVER DIE」に合わせて出版されました。第一線の研究者による解説とロンドン博物館の資料を元に編集された本書は、コナン・ドイルの小説の主人公シャーロック・ホームズが活躍した19世紀末のロンドンを紹介しています。

19世紀末に撮影された写真、映画や演劇のポスター、スチル写真、絵画、イラスト(シドニー・パジェットの挿絵を含む)、地図や出版物の表紙などの資料が多数掲載されています。序章と5つの章の著者と題名は以下。

Introduction ’A Case of [Mistaken?] Identity’:Conan Doyle, Sherlock Holmes and Fin de siècle London
序章 (間違った?)正体:コナン・ドイル シャーロック・ホームズ、そして世紀末ロンドン
著者:David Cannadine(デヴィッド・キャナダイン)

Chapter1.The 'Bohemian Habits' of Sherlock Holmes
第一章シャーロック・ホームズの”ボヘミアン的な生活習慣”
著者:John Stokes(ジョン・ストークス)

Chapter2. Sherlock Holmes, Sidney Paget and the Strand Magazine
第二章 シャーロック・ホームズ、シドニー・パジェット、そして≪ストランド≫
著者:Alex Werner(アレックス・ワーナー)

Chapter3.The Art of Sherlock Holmes:'The air of London is the sweeter for my presence"
第三章 シャーロック・ホームズのアート
著者:Par Hardy(パット・ハーディ)

Chapter4.Throwaway Holmes
第四章 ホームズを切り捨てる
著者:Clare Pettitt(クレア・ペティット)

Chapter5.Silent Sherlocks:Holmes and Early Cinema
第五章 無声映画のシャーロックたち ホームズと黎明期の映画
著者:Nathalie Morris(ナタリー・モリス)

Chapter4.Throwaway Holmes
第四章 ホームズを切り捨てる
著者:Clare Pettitt(クレア・ペティット)

さらに、資料をメインにした以下の5つの読み物があります。

・写真や絵はがきに見るシャーロック・ホームズのロンドン中心街

・コナン・ドイル博士と一日

・アルヴィン・ラングダン・コバーンのロンドン

・シャーロック・ホームズのロンドン地図

・映画とテレビのホームズ

2013 年 12 月 18 日に発売された原書房の「写真で見る ヴィクトリア朝ロンドンの都市と生活」は写真がメインでチャールズ・ディケンズよりの内容でした(テムズ川の堤防や地下鉄駅の工事など)。本書はシャーロック・ホームズよりで、読み物と写真を含む資料のバランスが半々でした。

私はヴィクトリア朝後期のベイカー街の写真を沢山見たかったのですが、本書には「ベイカー街ヨーク・プレースから北を望む」1900年頃の写真 1 点しか掲載されていません。このガス燈と辻馬車越しのベイカー街の写真は有名で、複数のシャーロック・ホームズ関連書籍に掲載されています。

これ以外の写真を見たのは、 THE SHERLOCK HOLMES MUSEUM - THE OFFICIAL HOME OF SHERLOCK HOLMES に掲載されている UPPER BAKER STREET, LONDON, AT THE END OF THE 19TH CENTURY くらいです。

1890年代のベイカー街の写真は存在しないのか?はたまた需要がないのか? 現時点では Amazon で「なか見!検索」ができませんが、Sherlock Holmes: The Man Who Never Lived And Will Never Die(英語版)の販売ページでは可能です。

Sherlock Holmes: The Man Who Never Lived And Will Never Die





ホームズの冒険 Bly-Ray

ベイカー街の地図

グラナダTV版ホームズの冒険テレビシリーズに登場する『BAKER STREET』のセットは、1890 年代を想定してマンチェスターのキャッスルフィールドに建設されました。郵便局、家具店、果物屋、ワイン店、仕立屋、本屋、宝石店、床屋、不動産屋、葬儀屋などが作られ、突き当たりのリージェント・パークは、立地的に高い建物が映り込むのを防ぐ苦肉の策です。最初のラフスケッチからセット完成まで、1982 年の 1 月から 5 月とあります。いくつかのセットは屋内も作られており、221B、床屋、本屋、家具屋、煙草屋は、室内での撮影もあります。

ベイカーストリートの地図:グラナダTV『シャーロック・ホームズの冒険

書類棚 Cartonnier

グラナダTV版ホームズの冒険テレビシリーズで、221Bの窓際に置かれた書類棚 Cartonnier(カルトニエ)。劇中では地図や新聞の切り抜きなどの書類、ジェームズ・モリアーティ、セバスチャン・モラン、アイリーン・アドラーなどの重要人物を記した目録、伝記要覧を保管しています。なお、リチャード・ロクスバーグ主演の『シャーロック・ホームズ バスカヴィルの獣犬』にも、この書類棚に似た家具を確認できます。

グラナダTV版『シャーロック・ホームズの冒険』221B のセットにあった書類棚

ブルーレイBOX

グラナダ版シャーロック・ホームズの冒険 ブルーレイBOX。定評のある日本語吹き替えを得るには、ハピネット社が販売する DVD(非デジタルリマスター)を、映像の品質を追究するならキープ社の DVD(デジタルリマスター)を購入するしか無かった歯痒い状態を、ブルーレイ版が解決してくれます。管理人も購入したので、中身が見たい場合はここをクリックして下さい。

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呼び鈴(Bell-Pull)

グラナダTV版ホームズの冒険テレビシリーズで、221Bの暖炉側の壁にあるハンドル式の呼び鈴(Bell-Pull)。『高名の依頼人』でホームズがハンドルを操作して、ハドスン夫人を 2 階に呼ぶシーンがあります。41 話も製作されたグラナダTVシリーズで、221B の呼び鈴を使うのは『高名の依頼人』だけなのか?

グラナダTV版『シャーロック・ホームズの冒険』221B のセットにあった221B の呼び鈴(Bell-Pull)

紹介

シャーロック・ホームズの隠遁生活に関しては、架空人物の伝記『シャーロック・ホームズ ガス燈に浮かぶその生涯(Sherlock Holmes of Baker Street, A Life of the World's First Consulting Detective.)』でも触れられています。

 Amaozn 紀伊國屋書店