シャーロック・ホームズ

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モーゼル M712/M713:シャーロック・ホームズ シャドウ・ゲームに登場する銃




ハイルブロン(ドイツ連邦共和国バーデン=ヴュルテンベルク州北部の大都市:ウィキペディアより)にある、アルフレッド・マインハルトから買い取ったモリアーティ教授の工場に潜入したとき、大量に生産されていた銃の一つ。潜入中のシャーロック・ホームズが、モリアーティ教授の右腕で、アフガン戦争で不名誉除隊になった狙撃手、セバスチャン・モラン大佐に見つかって、この銃の説明を受けます。

モラン大佐:機関拳銃、自動式、口径7.63ミリ。(マガジンをホームズに渡し)10発入りの弾倉だ。

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モーゼル(Mauser:銃器メーカー)C96は形状に特長があるので、劇中に登場すれば分かります。私は映画館に3回見に行ったので、すぐに紹介しようとしましたが、自信がありませんでした。モラン大佐の「機関拳銃、自動式、口径7.63ミリ。」までは理解できるのですが、「10発入りの弾倉だ。」が混乱する原因です。

ホームズとモリアーティの決闘は、1891年5月4日 スイス ライヘンバッハの滝での出来事。モーゼルC96(またの名をモーデル・ミリタリー)はドイツの拳銃で、ウィキペディアによると1896年にモーゼル兄弟が開発したとあります。この時点で既に矛盾が発生していますが、私が気になったのは弾薬の入れ方です。この形状は弾薬が装填された弾倉を、下から入れるのが一般的ですが、モーゼルC96は、10発のまとめられたクリップを排莢口に差し込み、指で上からマガジンに押し込むタイプです。

モラン大佐は弾倉を投げて、それを入れるシーンは無いのですが、いかにも下から弾倉を入れたと、手の位置で分かります。これにより、モーゼルC96(モーデル・ミリタリー)では無いと思って、取り上げるのを中止しました。モーゼルC96はコピー銃が製造され、後にいくつかのバージョンが誕生します。その後の調べで分かったのですが、1931年にモゼール・ライエンフォイヤー(Mauser Reihenfeuer / M713 / M1931)が誕生して、マガジンが脱着式になり、10発と20発の弾倉が製造されました。後に登場するモーゼル・シュネルフォイヤー(Mauser Schnellfeuer/M712/M1932)も同じです。



もちろん、これは小説であり、映画なので、細かい事は重要ではありませんね。最初から年代が合わないわけですし。しかし、グラナダ・テレビの「六つのナポレオン」でホームズはレストレイド警部に「些細な事から手がかりを得るものです」と発言しています。なんだかなぁ・・・

しかし、時代の錯誤は製作者も承知の上。モリアーティ教授が緊急に生産させた特別なモーゼルと解釈すれば、後者の問題は解決します。他に、Webley Mk. V(口笛を吹く男から取り上げて弾を抜く)、Webley Bulldog(列車の中でワトソンが使う)、Winchester Model 1887(列車の中でホームズとワトソンに向けて引き金を引くが、ホームズの策略により暴発する)、Mannlicher Gewehr 1888(工場から脱出時、ホームズが弾を装填して、ワトソンがモラン大佐を撃つ)、Maxim 1895(列車の中でホームズが連なる弾の一つを口紅に交換)、Gatling Gun(工場脱出)、Customized Martini-Henry Sniper Rifle(モラン大佐がの銃)など、シャドウ・ゲームに登場する銃が掲載されたページは以下。

Sherlock Holmes: A Game Of Shadows:imfdb

Sherlock Holmes 一作目:imfdb

通販でモデルガンやガスガンを探す場合は、「モーデル M712」で検索すれば良いでしょう。弾薬をマガジンに入れたり、ブローバックと薬莢の排出を楽しみたければ、モデルガンを選択しましょう。