シャーロック・ホームズ

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ミセスハドソンの日記

はじめてのスコッチ ウイスキー



午後6時20分から22時までの計画停電で、この時間帯に電力が遮断されると何もできず、湯たんぽで暖をとって毛布にくるまって寝るくらいしかありません。ならば、アルコールを飲んで良い気分で寝たいじゃない?という事で、十数年ぶりにビールを買ってきました。135ml の小さくて可愛い「キリン 一番搾り」。しかし、このサイズでも管理人は飲み干す事ができません。そうです、管理人はアルコールを分解する能力が著しく低いのです。一つ成長したと思えるのは、麦芽の香ばしい香りや、ホップの苦みを美味しいと感じられる様になった事です。



例えばこの一番小さい 135ml 缶。一回で半分の 65.25ml は飲めたと思います。しかし、翌日までは保管する事はできず、非常にもったいないと思います。この問題を解決できるのは、ウイスキーだと辿り着きました。ここで、アラフォーになって初めてウイスキーに種類がある事を知りました。聞いた事がある名称は、スコッチ、バーボン、コニャック。とりあえず、調べる前に記憶の引き出しを探ってみました。ロバート・レッドフォードさん(Muir役)とブラッド・ピットさん(Bishop役)主演の映画「 スパイ・ゲーム 」でのワンシーンが思い浮かびました。

Bishop:I thought spies drank martinis.
ビショップ:スパイはマティーニ?(ジェームズ・ボンドをイメージしてか?)
Muir:Scotch, never less than twelve years old.
ミューア:スコッチ、12年以上の!
Bishop:Is that right? Agency rules?
ビショップ:了解。それもスパイのルール?
Muir:My rules.
ミューア:私のルールだ。


このシーンを DVD で一時停止を繰り返し、ミューアが注文したスコッチを調べてみると、緑色の瓶、銘柄で読み取れる文字は「THE ○○ENLIVET 18」。つまり、「THE GLENLIVET 18(ザ・グレンリベット 18年)」である事が分かりました。しかし、これが分かったのは、ある程度飲みだしてからで、スコッチを購入する前ではありません。バーでのシーンは美味しいそうに18年のスコッチウイスキー「THE GLENLIVET 18年」を飲んでいました。 現行のザ・グレンリベット 18年は \5,000 ほどで購入できますがデザインが異なります。唯一、瓜二つと思われるデザインは右の商品になります。

ザ・グレンリベット 18

Terry(Bishop):Excuse me, sir?
テリー(ビショップの偽名):ウエイターを「すみません」と呼び止め。
Mm, See the gentleman at the bar?
「カウンターの紳士が見えるか?
Would you get him a double of your cheapest scotch?
この店で一番安いスコッチのダブルを彼に届けてくれ」

このシーンもバーであるものの、スコッチの銘柄は分かりませんでした。



シャーロック・ホームズを演じたロバート・ダウニー・Jrさん主演のアイアンマンでは、冒頭でグラスに氷とスコッチの入ったグラス持ち、装甲車の中でくつろいでいました。また、バーに立ち寄るシーンでは、「Give me a Scotch. I’m starving(スコッチをくれ。腹ぺこだ。)」とスコッチを注文していました。ジェリンコの披露が終わった後、主人公がスコッチの入ったグラスを取り出すケースには、ジョニー・ウォーカーや他のスコッチが数本入っているのが分かります。今となってはジョニー・ウォーカーがスコッチだと分かりますが、先月までそれすらも知りませんでした。

アイアンマン



とりあえず、ウイスキーの種類はスコッチで決まり! 次はグラスを探します。形から入る主義で飽きやすいのが短所です。映画「スパイ・ゲーム」と「アイアンマン」を参考にしたところ、オールド・ファッションド・グラス ( Old Fashioned Glass 別名ロックグラス、または、ウイスキーグラス) が使われていました。「スパイ・ゲーム」ではバーカウンターのシーンにてストレートでグラスに注いでいます。一方、「アイアンマン」ではオン・ザ・ロックなのか水割りなのか分かりませんでした。

ロックグラス - ウィキペディア

オン・ザ・ロック



そりゃ、バカラのオールド・ファッションド・グラスがカッコイイのですが、そもそもお酒が飲めず、途中でギブアップする可能性が高いので、イトーヨーカ堂で790円のオールド・ファッションド・グラスを購入しました。これなら、伊右衛門やコーラーを飲むのにもカッコイイ。

バカラ グラス



インターネットで検索すると、ウイスキーをストレートで飲む時はショットグラスを使うとあります。これは、参考にした映画には登場しませんが、アメリカ映画でバーボンを飲む時に登場します。管理人は 2011 年 1 月 23 日に「洋酒の瓶にジュースを入れて、大人の雰囲気を楽しむ」で、ウォッカの瓶にポカリスエットを入れて飲むために購入したのがショットグラスです。

洋酒の瓶にジュースを入れて、大人の雰囲気を楽しむ



どうせダブル(60ml:日本の場合)も飲めないので、シングル(30ml:日本の場合)のショットグラスを購入したいと思います。右は、午後の紅茶(おいしい無糖)を注いだ写真。

Shot Glass - Wikipedia



この日記の下書き期間は一ヶ月ほど時間があったので、新たにショット・グラスを購入できました。写真の右が新しく購入したショット・グラスでダブル用と書いてありました(シングル用はみつかりませんでした)。いずれも容量は一緒で、値札は480円とあったのですが、なぜかレジで200円となりました。どちらが間違っているのか分かりません。しかし、後に分かりますが、これらの事に決まりがあるわけではなく、一般的には香りを楽しめるグラスがストレートに使われる様です。しかし、ストレートではスパイ・ゲームの飲み方が、オン・ザ・ロックではアイアンマンの飲み方がカッコイイので、それをを真似しようと思います。



さて、スーパーのウイスキー陳列棚に向かった所、どれがスコッチだか分からない問題に遭遇。そこで表と裏のラベルにスコッチの文字を探しました。すると「HADDINGTON HOUSE」のラベルに「Scotch Whisky」の文字を見つけたので、これを購入してみました。飲めない人間からすれば、いかにもアルコールって感じで、飲むと食道が熱くなりヒーヒーします。まぁ、40度だから当然ですが、グラスを鼻に近づけて香る段階から、口に含み、飲み込んだ後までの香りを堪能するのは面白い行為だと思いました。ただし、ビールを飲んだ時よりも麦芽の香りを感じられませんでした。

HADDINGTON HOUSE



ここで、やっとウィキペディアで「スコッチ」を検索してみる事に。法による定義は細かい事が書かれていますが、簡単に言ってしまうと、スコットランドの蒸留所で3年以上寝かされたウイスキーの事をスコッチと呼びます。スコットランドと言えばイギリスで、イギリスと言えばシャーロック・ホームズ(ホームズはイングランドですが)で、管理人が好きになウイスキーがスコッチなのは偶然でしょうか? ホームズがアマチュアなら、プロに位置するのがスコットランドヤードですが、こちらの名称はウイスキーのスコットランドの地名とは関係ありません。兎に角、これからはラベルに原産国がスコットランドの表記を見つければ、そのウイスキーがスコッチだと分かります。

スコッチ - ウィキペディア



さらに、原材料がモルトとグレーンとあり、表のラベルには「Blended(ブレンデッド) Scotch Whisky」とあります。モルトウイスキーは原料が大麦麦芽で、グレーンウイスキーは原料がトルモロコシと大麦麦芽を5:1の割合で配合したものとあります。この二つを混ぜて作られるのが、今回購入したブレンデッドウイスキーとなります。行く店で必ずウイスキー売り場を観察する様になりましたが、モルトウイスキーとブレンデッドウイスキーは見るのですが、グレーンウイスキーを見た事がありません。



お酒が苦手な管理人が毎日ちびちび飲んで一か月。まだこれくらい残っているので、やっぱり酒が飲める体質ではありません。美味しいと思うのに、量が飲めないのは残念です。しかし、ウィキペディアのスコッチ・ウイスキーを読むと、製造工程により香味が異なる事が分かります。となると、量が飲めなくても、さまざまなスコッチ・ウイスキーを飲んでみたくなるものです。そこで思い出したのが、映画「スパイ・ゲーム」の台詞「スコッチ、12年以上の!」です。初めてのスコッチ選びで年数を忘れていました。



そこで、12年以上のスコッチを求め、今度はスーパーではなく、大型のチェーン店と思われる酒屋に行ってきました。数十種類のスコッチに圧倒されましたが、8年、10年、12年、15年、16年、18年、25年といろいろあります。2本目は「ROYAL LOCHNAGAR:ロイヤル・ロッホナガー 12年」を購入しました。

ROYAL LOCHNAGAR



ここで計画停電が無くなり暖かい季節に移ったため、管理人にとってお酒を飲む意味が無くなりましたが、「スパイ・ゲーム」の台詞「スコッチ、12年以上の!」が気になったので買ってみました。購入する前、管理人には年数の違いで味なんて分からないと思っていましたが、ROYAL LOCHNAGARは自分にとって「ウイスキーって甘くて美味しい」と思う切っ掛けとなりました。昔ディスクコに行っていたので、ウイスキーを急激に冷やすと苦みが無くなる事は知っています。このウイスキーは、最初からその必要がなく口当たりがまろやかで飲みやすいと思います。



12年ウイスキーは、最初に購入した「HADDINGTON HOUSE」の 5 倍の値段でしたが、キャップがコルクで凝っています。1845 年創業、1948 年にヴィクトリアが蒸留所を訪れ、王室御用達の指定を受け「ROYAL」が付け足されました。シングルモルトなので、先に購入したブレンデッドとの比較はできませんが、モルトの香味が素晴らしく、飲んだ後にも香りが鼻から抜けます。たぶん、12年の年数の問題で飲んでも噎せる事はなく、アルコールが重く喉を通る感じです。



そうこうする内に、ストレートでシングル(30ml)ほどを一度に飲める体になったので、次はダブル(60ml)を飲める様にがんばります。一度にダブルの量が飲めれば、常温のミネラルウォーターを加水するトワイス・アップ、大きめの固い氷をロック・グラスに入れ、ウイスキーを半分まで注ぐオン・ザ・ロック、ソーダで割るウイスキーソーダ、ハーフロック、水割り、ミスト・スタイルなどが楽しめます。スコッチが美味しいと感じても、アルコールが苦手な以上、加水して薄めても全体の量が多くなるので飲みきれないのです。そう考えると、ウイスキーのストレートを家で飲むには、自分の好きな分量だけ注いで飲むことができ、ビールやワインとは違い一回で飲み干さなくても大丈夫なので、管理人にピッタリのアルコールです。



さて、話を元に戻すと、そろそろオン・ザ・ロックの準備をしたいと思います。オン・ザ・ロックで有名なのが丸い氷です。丸い氷で飲むのがお洒落ですが、実際は角が少なく溶けにくくする意味があります。個人的には、カッコイイから丸い氷に注目しました。



バーテンダーは四角い氷を削って丸くしますが、丸い氷を簡単に作るアイストレーが販売されています。すでに、冷蔵庫で凍りが作れる時代なので、なかなかアイストレーを目にする事はありません。もっと優れた道具が販売されていますが、高価なので安上がりなアイストレーで我慢します。



アイストレーは二つのパーツからなり、一つに水を満タンにして、もう一つの蓋を上から重ねます。



まずは、下皿に水をいっぱいまで入れます。



上皿をかぶせます。上皿の各半円の頂上には穴が空いているので、円に余分な水が上皿に排出されます。



穴から漏れた余分な水だけを落とす事ができないため、このまま水平を維持して冷凍庫に入れます。



寝る前にセットすれば、朝には固まっています。このトレー全体に水をかけ、上皿と下皿を分離しやすくします。右の写真は、上皿を取り外した様子です。丸い氷が4つ完成しています。さらに水をかけて取りやすくします。



丸い氷(丸っぽい)が完成しました。



氷の白い部分は空気なので、透明な氷を作りたければ冷蔵庫の機能を使う事になり、具体的には冷凍温度を上げて、時間をかけて凍らせる設定になります。少しだけ期待しましたが、冷蔵庫の機能の自動製氷機で氷を作る場合は、ある程度透明な氷がつくれますが、アイストレーを使用した丸い氷では、無理がある結果となりました。



半分くらいウイスキーを入れても飲みきれないので、今はコーラを飲む時しか使っていません。その内、オン・ザ・ロックも飲み干せるくらい体がアルコールに慣れるかも知れません。



最終的に管理人にとってウイスキーは、一ヶ月経過しても飽きないアイテムだったので、参考書を購入しました。シングルモルト、ブレンディッドウイスキーはもちろん、アイリッシュ、スコッチ、アメリカン、カナディアン、我らがジャパニーズのウイスキーを制覇した参考書です。美味しい飲み方として、グラス、おつまみの情報も掲載されており、さらに各ジャンルのおすすめボトルが紹介されています。先に本を読んでから初めてのボトルを吟味すれば良かったと思います。「ザ・マッカラン 12年」「ボウモア 12年」「グレンフィディッグ 12年」「シーバス リーガル 12年」「山崎 12年」と飲みたいウイスキーは多くありますが、いつの日かスパイ・ゲームに登場したTHE GLENLIVET 18(ザ・グレンリベット 18年)を飲みたいと思います。

ウイスキー 関連書籍



PAIRTICHE 1970(パーチ)、OldEdward 17年(オールドエドワード)、「ARDSPEY 30年」などのオールドボトルと、「RED COW 12年(レッドカウ)」などのウイスキーが登場します。まぁ、全て実在しない、ドラマ「相棒」の架空のウイスキーですが・・・。ちなみに、DVDを一時停止して観察したところ、PAIRTICHE 1970の瓶は、実在する「THE MACALLAN(ザ・マッカラン)」の瓶に似ています。ザ・マッカランを購入した書籍「ウイスキー&シングルモルト 完全ガイド」で調べると、「シェリー酒を寝かせていた樽による熟成」とあります。ドラマの中で杉下右京の台詞に「パーチは熟成の課程でシェリー酒の樽を使います」がありますから、知っている人のみ分かる洒落でしょう。杉下右京の推理は、シングルモルトのオールドボトルと、ブレンディッドウイスキーのオールドボトルの飲み方についてです。