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2008 年にイギリス BBC がシャーロック・ホームズのテレビシリーズ「SHERLOCK(シャーロック)」を制作すると発表しました。英国では2010年7月25日、8月1日、8月18日に 3 本が放映され、シーリズ 1 が成功を納めました。さらに、2012年1月1日、1月8日、1月15日に 3 本のシーリズ 2 が放映されました。当サイトでは、 2011 年 2 月 1 日に、シリーズ 1 (日本ではシーズン 1 )の 1 作目のパイロット版を観た感想を掲載 しましたが、それ以後、取り上げることはなく 2013 年を迎えました。何分、待たされるのが嫌な性格の管理人ゆえ、ある程度の本数が製作されてから、短期間に鑑賞するつもりでした。しかし、2013 年 1 月 16 日(水)、23 日(水)、30 日(水)の午前 0 時 25 分から 1 時 55 分、 NHK 総合テレビで放送されると知り、見たい衝動に駆られてシーズン 1 とシーズン 2 を見ることになりました。
昨年、グラナダ・テレビ制作の「シャーロック・ホームズの冒険」ブルーレイBOXが発売され、 管理人も購入しました 。ジェレミー・ブレットさんが演じたシャーロック・ホームズから抜け出せない管理人でしたが、ガイ・リッチー監督の映画「シャーロック・ホームズ(2010年)」と「シャドウ・ゲーム(2012年)」を見たおかげで、他の作品も好んで見るようなりました。今回紹介する BBC 制作の「SHERLOCK(シャーロック)」は、現在のロンドンを舞台にシャーロック・ホームズとジョン・H・ワトソンが活躍する物語です。「時代設定が台無しだよ!」「ホームズからパイプとタバコを取り上げるなんてナンセンスだ!」「時代が違う、それどころか、これは物語なのだ。7% が不謹慎だとか、道徳的にとか、教育的にとか、現実と物語の区別ができない大人に辟易する!」というのが見る前の感想ですが、見た感想は「シャーロキアンが集まって製作したのか?」と思わせるほどマニアックな物語で驚きました。
シャーロック・ホームズを演じるのはベネディクト・カンバーバッチ(Benedict Cumberbatch)さん。ドクターワトソンを演じるのは、マーチン・フリードマン(Martin Freeman)さんです。ハドスン夫人、レストレイド警部、マイクロフト(ホームズの兄)、ジム・モリアーティが主な登場人物ですが、期待を裏切らないアイリーン・アドラーも登場します。シャーロック・ホームズが日本でテレビドラマ化されるならば期待できませんが、アメリカは大人の事情で映画会社がテレビドラマを制作すると聞いたことがあります。ゆえに、低レベルなドラマが製作されず、テレビシリーズの完成度が高いため、日本のレンタルショップでもテレビシリーズの DVD が一角を占拠しています。これは、イギリスでも同じなのであろうか?
当初は 1 話 60 分の 6 本を受注、1 作目のパイロット版が製作されました。管理人はパイロット版を日本語字幕無しで見たので、内容の把握は薄いです(英語は勉強中)。その後、長編 3 本に変更され、現時点ではシーズン 1 とシーズン 2 の DVD BOX と Blu-Ray BOX が発売されています。ネタバレしないように心がけて日記を書きますが、シーズン 2 の 3 話、全体の 6 話にあたる物語が、聖典の「最後の事件(The Final Problem)」に相当する内容です。この作品は非常に頭を使い、見終わった時には疲労困憊でした。シャーロック・ホームズを全く知らない人が見ても、推理サスペンスドラマとして楽しめます。アーサー・コナン・ドイルのシャーロック・ホームズの小説を読んだ人が見ると、随所に聖典のキーワードが鏤められているので、それを探すのも楽しいでしょう。
ホームズファンが見ると物語に騙されます。聖典の物語をいくつも混ぜ合わせ、新しい物語になっているので新鮮に感じました。時代背景は現代なので、聖典とは異なる解釈を与えています。それも、ジェレミー・ブレットやシドニー・エドワード・パジェットを振り返らせない要因とも言えます。ガイ・リッチー監督の映画「シャーロック・ホームズ」の音楽と雰囲気が似ています。
以下の説明で頻繁に登場する聖典とは、サー・アーサー・コナン・ドイルの執筆したシャーロック・ホームズ物語です(正典とも呼ばれる)。それらの情報は ホームズ関連書籍 〜 聖典(ノーマル) 〜 に掲載してます。訳者や挿絵によっても、ホームズ物語の楽しみ方は違ってくるかも知れません。今から読み始めるのなら、光文社文庫の新訳版が挿絵付きでおすすめです。
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ホームズファンならタイトルを見れば、何を題材にしているか分かりますよね?そうです、シャーロック・ホームズとジョン・H・ワトソンが出会う長編小説「緋色の研究(A Study in Scarlet)」です。どう表現するべきか悩みますが、歴史が繰り返されているために、軍医としてアフガン戦争に従軍したキャラクター設定は現代でも無理がありません。管理人はパイロット版(60分)を見たのですが、放映版では長編になっており、内容も登場する衣装や小物も異なります。パイロット版でワトソンが使っていた携帯電話はiPhone 3GSですが、放映版では Nokia に変更されています。この物語にドレッバーは登場しませんが、「RACHE」という文字が登場します。辻馬車は現代のタクシーに置き換えられますが、221Bにそれが到着するシーンはヒヤヒヤします。なぜならば、ホームズが荷物を運んでもらうため、運転手を呼んだわけではないのです。 ちなみに、右上の「 英国旗/ユニオンジャック クッション 18インチ×13インチ(46cm×30cm) 」は 221B に登場します。
冒頭で「シャーロック・ホームズの事件簿(The Case-Book of Sherlock Holmes)」に収録された短編小説「ソア橋(The Problem of Thor Bridge)」に書かれている「自宅へ雨傘を取りに入ったきり、この世から姿を消してしまったジェームズ・フィリモア氏」が実写化されているのもマニアックです(聖典では未解決事件として紹介されただけです)。個人的には邦画「天使の牙」のアフターバーナーを思い出しました。通院するワトソンを見ると、精神的苦痛を伴う物語かと思われましたが、セラピストの誤診により活力有る冒険物語になっています。ネガティブよりポジティブなキャラクターを見る方が楽しいです。腕にニコチンパッチを三枚貼付して、「Three patch problem」(スリー パッチ プロブレム:ニコチンパッチ、三枚分の問題)」には笑いました。原作では「Three pipe problem(スリー パイプ プロブレム):パイプ三服分の問題」となっていましたが、現代版では禁煙しているためニコチンパッチを代用しています。一服15分(パイプなので喫煙時間がタバコより長い)と想定して三服45分(小説では50分になっています)で解決できる問題というホームズの名言です(聖典の「『シャーロック・ホームズの冒険(The Adventures of Sherlock Holmes)」に収録された短編小説「赤髪組合(The Red-Headed League):他に赤毛連盟、赤毛組合、赤髪連盟と翻訳されています)。ニコチンパッチを使ったことがないので、どういう状態になるのか不明ですが、この物語では 7 % のあれを使ったときみたいな描写をしています。
タイトルからは想像できませんが、特定の人物に暗号を残すことから、聖典の「シャーロック・ホームズの帰還(The Return of Sherlock Holmes)」に収録された短編小説「踊る人形(The Adventure of the Dancing Men)」がベースになっていると思われます。管理人が好きな部分は、暗号のやり取りに使う本を探すシーンです。踊る人形は本を介さずに暗号が成立していましたが、この物語では共通の本が錠前で、暗号が鍵になります。つまり、聖典の長編小説「恐怖の谷(The Valley of Fear)」の物語も組み合わされています(ピンカートン探偵は登場しませんが)。ワトソンの女好きも描かれています。
シーズン 1 の最終話となります。冒頭のクライアントとの会話の意味は分かりません。「ボール箱」が一瞬頭を過ぎりましたが、関連性は見つかりません。221B では空回りのエンジンが銃を発砲します。もちろん、VR(Victoria Regina:ヴィクトリア女王)ではありませんが、ER(Elizabeth Regina:エリザベス女王)でもありませんでした。
物語は、マイクロフト・ホームズが 221B に尋ねてくるので、思いつく物語は二つ。その内の一つ、聖典の「シャーロック・ホームズ最後の挨拶(His Last Bow)」に収録された短編小説「ブルースパーティントン設計書(The Adventure of the Bruce-Partington Plans)」が物語の骨子です。ただし、サブマリンでなくミサイルシステムに変更されています。
手紙を分析するシーンは、聖典の「『シャーロック・ホームズの冒険(The Adventures of Sherlock Holmes)」に収録された短編小説「ボヘミアの醜聞(A Scandal in Bohemia)」を模しています。もちろん、ボヘミアはチェコスロバキアになり、現在はチェコになります。
ワトソンに靴を推理させるシーンは、聖典の「シャーロック・ホームズの冒険(The Adventures of Sherlock Holmes)」に収録された短編小説「青い紅玉(The Adventure of the Blue Carbuncle)」を彷彿とさせます。私が実況でYouTubeにアップロードしているゲーム「Minecraft」にも登場する「ゴーレム」の存在は偶然でしょう。
物語の原型は「ブルースパーティントン設計書」しか分かりませんが、ジム・モリアーティが本格的に登場する恐ろしい犯罪です。これを見てシーズン 2 が登場するまで待たされるのは厳しいと思います。
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シーズン 1 の第 3 話のクライマックス、ジム・モリアーティとの対決の続きです。それはさておき、タイトルから推測するに、聖典の「シャーロック・ホームズの冒険(The Adventures of Sherlock Holmes)」に収録された短編小説「ボヘミアの醜聞(A Scandal in Bohemia)」が元ネタです。つまり、「あの人」が登場します。 ベルグレービア(Belgravia)は、London(ロンドン)の Hyde Park(ハイドパーク)に隣接する上流住宅地です。
セクシーなアイリーン・アドラーを演じるのはララ・パルバー(Lala Pulver)さんです。ホームズとワトソンが依頼を受けるシーンは、「高名の依頼人」を彷彿とさせますが、内容は「ボヘミアの醜聞」です。服を着ないことで、ホームズお得意の推理が全く活かせないシーンは面白いです。裸の人にファッションセンスを語れないのと同じです。何も身につけていなのは、例えるならレンガをつくる粘土が見つからない状況です。
冒頭の複数のクライアントが訪れるシーンは、この物語の後に重要になりますが、その中で気がついたのは若い三人組です。聖典の「ギリシャ語通訳(The Greek Interpreter)」を一文字変更して、「The Geek Interpreter(オタクな通訳)」としてワトソンがブログに掲載します(Greek:ギリシャ語 → Geek:オタク)。このワトソンのブログは実際にアクセス可能です。もちろん、映画に使われる小道具の一つで、掲載されている内容はフィクションです。
神父に変装はしませんが、アイリーン・アドラーの方が上手です。小林司さん、東山あかねさんの共著「 裏読み シャーロック・ホームズ ドイルの暗号 」に、グラナダ・テレビ版のボヘミア王(当時は皇太子)とのツーショットがスキャンダルになるのは、時代を考慮しても無理があり、おそらく性的なものであった可能性があると書かれていました。そんな臭いを漂わせている物語ですが、スキャンダルの内容は怖いものです。「コヴェントリー爆撃」に関しては、真実なのか陰謀論なのか私には分かりません。第二次世界大戦中、ナチス・ドイツが開発した暗号機「エニグマ」の解読に英国が成功、事前に爆撃を察知しながらも、暗号解読の事実を隠すため、チャーチル首相が黙認したという話しです。似たような話では、真珠湾攻撃を英国は察知していて、それをアメリカのフランクリン・ルーズベルト大統領に知らせず、第二次世界大戦に巻き込んだ陰謀論もあります。関連する本を何冊か読みましたが、英国が「エニグマ」を解読したのではなく、ポーランドだったと記憶します(地理的な事情で)。興味のある人は、ウィキペディアで調べて下さい。
この物語のアイリーン・アドラーは、小説ではマイクル&モリー・ハードウィック著書「 シャーロック・ホームズの優雅な生活(THE PRAIVATE LIFE OF SHERLOCK HOLMES) 」、映画では1970年に公開されたビリー・ワイルダー監督の「 シャーロック・ホームズの冒険 - 特別編 - 」に登場する、ガブリエル・ヴァラドン(リルゼ・フォン・ホフマンスタール)に重なるものがあります。彼女の最期が斬首か銃殺の違いです。まぁ、深読みしすぎなのかも知れませんが、「ベルグレービアの醜聞」はスッキリしたラストでいいと思います。聖典のアイリーン・アドラーの最後のセリフは「Good-night Mr Sherlock Holmes(おやすみなさい、シャーロック・ホームズさん)」でしたが、「ベルグレービアの醜聞」では携帯メールの「Goodbye Mr Holmes(さようなら、ホームズさん)」でした(日本語字幕版を観るべし)。最後までホームズファンを愉しませてくれます。
BBC「SHERLOCK(シャーロック)」では初となる、聖典の物語のタイトルがそのまま付けられています。ジェレミー・ブレット版、マット・フリューワー版、リチャード・ロクスバーグ版でも製作された、ダートムアに伝えられる伝説の魔物が登場する物語です。ただし、現代版では政府の科学生物兵器研究施設の名前が「バスカヴィル」となります(単純ですが興味を誘う設定でしょ?)。謎解きに飢えたホームズは、あるものを渇望します。それが 7 % のあれを連想させ、暖炉のスリッパの中まで探します。ハドスン夫人にお茶をすすめられると、「お茶よりも7%強いものが必要だ」とホームズが返します。
個人的には「バスカヴィルの犬」は好きではありません。その理由としては、多くの役者が既に演じていること、ホームズが潜伏捜査のため出番が少ないこと、221Bから長期間離れることが挙げられます。多くの人がそう感じている、さらには、その声が制作者に届いたのか不明ですが、この物語はホームズが最初から捜査に向かいます。現場で観光業を営む男から情報を引き出すシーンは、聖典の「シャーロック・ホームズの冒険(The Adventures of Sherlock Holmes)」に収録された短編小説「青い紅玉(The Adventure of the Blue Carbuncle)」にある、コペント・ガーデンの鳥屋との駆け引きを思い出します。
依頼主はモーティマ医師ではなくヘンリー卿です。いや、ただのヘンリーですが金持ちの設定は同じで、バリモアの髭は健在ですが、モーティマ医師とステイプルトンの性別が異なります。ディオゲネスクラブも登場します。
シリーズ 2 の最終話となる第 3 話は、聖典の「シャーロック・ホームズの思い出(The Memoirs of Sherlock Holmes)」に収録された短編小説「最後の事件(The Final Problem)」に基づいています。ガイ・リッチー監督の映画「シャーロック・ホームズ」では、2作目の「シャドウ・ゲーム」がこれにあたります。流石にネタはあがっているので、最初のワトソンのセリフは潔いと思います。ただし、ジム・モリアーティとの戦いは、斬新な物語に仕上がっています。聖典の 221B で交わされる戦前布告は、シーズン 1 の第 3 話のプールサイドで済ませてあります。シャーロック・ホームズに限らず、作り話のヒーローが現実にいたら、悪の側に立つことを誰もが想像することでしょう。私も、ホームズほどの人間が正義側にいるのは物語だからだと思います。モリアーティがそこを突いてくるのが面白いところです。
個人的には、1999 年に製作されたピアース・ブロスナン主演の「 トーマス・クラウン・アフェアー(The Thomas Crown Affair) 」で使われた曲、ニーナ・シモン(Nina Simone)さんの「 シナーマン(Sinnerman) 」を挿入したのが嬉しい。今まで一度も書きませんでしたが、病院の死体安置所勤務の法医学者モリー・フーパー(ルイーズ・ブリーリー:Louise Brealeyさん)の存在が、ラストシーンのトリックの鍵と思われます(これは予想なので間違っているかも知れません)。最初、ワトソンは地面が見える位置にいると思っていましたが、ホームズが「ストップ」と指示したので、ワトソンの立ち位置を指定したと思われます。自転車と接触する前にも、すこし歩かなければ地面をみることができない位置にいました。まぁ、いずれにもて、トリックが分からないだけです(だってホームズは・・・)。
2013 年 1 月に、シリーズ 3 の撮影が開始される予定とあります。キーワードは「RAT」「WEDDING」「BOW」です(また三部作でしょう)。「RAT(ねずみ)」は、「ボスコム谷の悲劇」の「BALLARAT」→「A RAT」くらいしか思いつきません。「WEDDING(結婚式, 婚礼,結婚記念日)」は、「犯人は二人」「まだらの紐」「花婿失踪事件」、あるいは、ワトソンとメアリー・モースタンの出会い「四人の署名」かも知れません。「BOW(弓、弦楽器の弓、ちょう結び、(メガネの)フレーム、ふち、つる、おじぎをする、 頭を下げる、 腰をかがめる)」は、検討がつきません。「最後の挨拶(His Last Bow)」。
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管理人はまだ見ていません。たぶん、元ネタは「空き家の冒険 / 空家の怪事件 / 空家事件(The Adventure of the Empty House)」。
管理人はまだ見ていません。たぶん、元ネタは「四つの署名 / 四人の署名 / 四つのサイン(The Sign of the Four)」。
管理人はまだ見ていません。たぶん、元ネタは「最後の挨拶(His Last Bow)」と「犯人は二人(The Adventure of Charles Augustus Milverton)」。His Last Bow は、タイトルから想像できますが(「Bow(あいさつ)」が「Vow(誓い)」に変更されている)、The Adventure of Charles Augustus Milvertonは海外のウィキでチャールズ ・オーガスタス・ミルヴァートンが登場するので判明しました。
ベイカー街221Bの間取り
グラナダTV制作の『シャーロック・ホームズの冒険』シリーズで、顧問探偵のシャーロック・ホームズと相棒のジョン・H・ワトスン医師が共同生活をする場所が、ハドスン夫人から間借りするベイカーストリートの『221B』です。マンチェスターのグラナダスタジオの倉庫に造られた、『221B』の室内セットの間取り、建具、家具、小物などを、Blu-Ray を参考に管理人が調べた名称や用途を列挙します。
ベイカー街の地図
グラナダTV版ホームズの冒険テレビシリーズに登場する『BAKER STREET』のセットは、1890 年代を想定してマンチェスターのキャッスルフィールドに建設されました。郵便局、家具店、果物屋、ワイン店、仕立屋、本屋、宝石店、床屋、不動産屋、葬儀屋などが作られ、突き当たりのリージェント・パークは、立地的に高い建物が映り込むのを防ぐ苦肉の策です。最初のラフスケッチからセット完成まで、1982 年の 1 月から 5 月とあります。いくつかのセットは屋内も作られており、221B、床屋、本屋、家具屋、煙草屋は、室内での撮影もあります。
書類棚 Cartonnier
グラナダTV版ホームズの冒険テレビシリーズで、221Bの窓際に置かれた書類棚 Cartonnier(カルトニエ)。劇中では地図や新聞の切り抜きなどの書類、ジェームズ・モリアーティ、セバスチャン・モラン、アイリーン・アドラーなどの重要人物を記した目録、伝記要覧を保管しています。なお、リチャード・ロクスバーグ主演の『シャーロック・ホームズ バスカヴィルの獣犬』にも、この書類棚に似た家具を確認できます。
BBC ドラマ『SHERLOCK / シャーロック』公式ガイドブックです。シーズン 1 ~ 3、そして 4 の最新情報まで、キャスト・スタッフたちの 初出し制作秘話をオフショット満載のフルカラーでお届けします!
シャーロック・ホームズ
著書:小林 司、東山 あかね。出版社: 河出書房新社。143 ページ。1997 年初版、2005 年増補改訂版を経て、改訂新版。日本を代表するシャーロッキアンが丹精込めて執筆編集したホームズ入門書の決定版。秘蔵コレクションをはじめ貴重なデータや情報が満載の究極の名著。